現在ドコモを使っていて、固定出費を抑えるために楽天モバイルへ乗り換えたい時、気になるのは乗り換えの手順ですよね。
ドコモから楽天モバイルへの乗り換えは簡単に行なえますが、いくつか注意点もあります。
この記事では、ドコモから楽天モバイルへ乗り換える手順やメリット、注意点についても詳しく解説します。
目次
楽天モバイルは楽天が展開する携帯キャリア
楽天モバイルは、その名の通り楽天が展開している携帯キャリアです。
楽天モバイルは元々、ドコモやauの回線を借りてサービスを展開していた「格安SIM」でした。
しかし2020年の春より、楽天モバイルは自社で回線設備を用意してサービスを提供する大手キャリアの仲間入りを果たしました。
ドコモから楽天モバイルに乗り換えると得られるメリットは?
ドコモから楽天モバイルへ乗り換えることで、様々なメリットを得られます。
それぞれ解説していくので、自分にとってどんな恩恵があるかをチェックしてみましょう!
楽天モバイルは1GBまで月額0円など、料金が激安!
楽天モバイル最大の魅力は、月額料金が安いため毎月支払う固定出費を下げられることです。
楽天モバイルは1GBまでなら月額0円など、圧倒的な安さでサービスを展開しています。
楽天モバイルの月額料金 | |
~1GB | 0円 |
~3GB | 1,078円 |
~20GB | 2,178円 |
20GB~ | 3,278円 |
通信料金は、毎月の通信量に応じて4段階に変化します。
1GB、3GB、20GBと使うごとに料金が1,100円ずつ上がり、20GB以上使った場合は月額3,278円で固定となりますよ。
たくさん使った月でも支払額は3,000円台前半なので、料金的には十分割安です。
もっと詳しく知りたい方はこちら!
ドコモと比べて、料金はどのくらい下がる?
ドコモの5Gギガライトや5Gギガホ プレミアと、楽天モバイルの最新プラン・Rakuten UN-LIMITⅥで月額料金を比べてみました。
ドコモと楽天モバイルの料金比較 | ||
~1GB | 3,465円 | 0円 |
~3GB | 4,565円 | 1,078円 |
~20GB | 5,665円(5GB)、6,765円(7GB) | 2,178円 |
20GB~(使い放題) | 7,315円 | 3,278円 |
見てのとおり、月額料金はドコモより楽天モバイルのほうが圧倒的に割安です。
ドコモは1GBまでの月額料金が3,465円ですが、楽天モバイルで20GB以上通信したときの支払額の方が187円も割安となっています。
しかしドコモでは、家族割引や光回線とのセット割引、dカードでの支払い割引といった割引を適用すれば月額料金を下げられますよね。
各種割引適用後のドコモ料金と、楽天モバイルでも比べてみました。
ドコモ(各種割引適用時)と楽天モバイルの料金比較 | ||
~1GB | 2,178円 | 0円 |
~3GB | 2,728円 | 1,078円 |
~20GB | 3,278円(5GB)、4,378円(7GB) | 2,178円 |
20GB~(使い放題) | 4,928円 | 3,278円 |
ドコモの割引適用後の料金と比べても、楽天モバイルのほうが全体的にお得な料金設定でした。
楽天モバイルなら通話料金も「Rakuten Link」で無料のかけ放題!
楽天モバイルでは通話料金が30秒22円に設定されていますが、通話用アプリ「Rakuten Link」から電話をかければ追加料金無しでかけ放題を使えます。
5分、10分、30分など通話時間を気にせず無料で電話をかけられるのも、楽天モバイルを選ぶ決め手となりますよ。
電話番号を使って相手に文字のメッセージを伝えたい時も、Rakuten Linkは役立ちます。
キャンペーン充実!乗り換えで20,000ポイントもらえる
楽天モバイルはキャンペーンが充実していて、他社からの乗り換えや新しい端末の購入時などに楽天スーパーポイントをもらえます。
ドコモから楽天モバイルへSIMカードのみで乗り換えた場合は、2021年12月現在だと20,000ポイントがもらえますよ。
もらった楽天スーパーポイントは、楽天市場や街中の楽天ポイント加盟店で支払いに使えるので、事実上現金のキャッシュバックにも負けない使い勝手の良さです。
申し込み前に、キャンペーンの詳細はしっかりチェックしておきましょう。
最新のキャンペーン情報はこちら!
最低利用期間なし!いつでも自由に解約・乗り換えできる
楽天モバイルは、契約期間の縛りも違約金も存在しません。
もしも満足できなければ、いつでも他社へお金をかけずに乗り換えられます。
ただ安いだけではなく、利用者が安心して使えるように細かい部分にまで気を配られているのが嬉しいですよね。
楽天モバイルに乗り換える際に気をつけたいデメリットは?
楽天モバイルへ乗り換える際は、気をつけたいデメリットもいくつかあります。
人によっては乗り換えた結果使いづらくなってしまうケースもあるので、しっかり確認したうえで乗り換えましょう。
楽天モバイルのエリア外だと、月5GB利用で速度制限がかかってしまう
楽天モバイルは、エリア外の場所でも使えるようにauから借りたパートナー回線を提供しています。
1Mbpsの速度があれば、YouTubeで動画を見る、Webサイトを閲覧する、SNSを楽しむといった一般的なスマホ利用はできます。
しかし高画質な動画を見たりアプリをダウンロード・更新したりする際は読み込み時間が長くなってしまうことにご注意ください。
楽天モバイル公式サイトの「通信・エリア」から楽天モバイルのエリア検索ができるので、生活圏内がエリア内になっているかチェックしてみましょう。
パートナー回線エリアだった場合は、速度制限無しでの使い放題は利用できないことを理解したうえで申し込みを検討しましょう。
場所によっては、電波が入りづらいこともある
楽天モバイルに限ったことではありませんが、場所によってはアンテナが立ちづらく、うまく通信できないこともあります。
とくに楽天モバイルは、壁などの障害物に強いプラチナバンドという種類の電波を使えないので、屋内や地下などでは電波が届かないケースもしばしばあります。
楽天モバイルは最低利用期間や違約金という概念がないので、どうしても使いづらいと思った時は解約などを検討してもOKです。
キャリアメールは利用できない
楽天モバイルでは、ドコモメールのようなキャリアメールがありません。
Gmailなど、自分で用意したメールアドレスを使うことになります。
メールで連絡を取り合っている相手には、事前に新しいメールアドレスを用意・連絡先として登録し直してもらってから乗り換えましょう。
またキャリアメールが必須の銀行や会員サイトなどを使っている人は、今後利用ができなくなることにご注意ください。
注意!ドコモのAndroidスマートフォンは楽天モバイルでしっかり使えないことも…
ドコモのAndroidスマートフォンには、XperiaやGalaxyなど楽天モバイルで使われている「auのパートナー回線」に非対応な機種もあります。
パートナー回線(Band18)非対応の機種だと、楽天回線エリアでしか通信できないため使える場所が限られてくることにご注意ください。
なお、iPhoneを使っている人は6s以降のモデルなら楽天モバイルにしっかり対応しているので、とくに機種の相性を気にする必要はありません。
手持ちの機種が楽天モバイルに非対応だったら、新しい機種をセット購入しよう!
手持ちの機種が楽天モバイルに非対応だった場合は、新しい機種を購入するのがおすすめです。
楽天モバイルでは、最新のiPhone 13シリーズやOPPO、SHARPなどのAndroidスマートフォンといった豊富なラインナップが用意されています。
購入でポイント還元を受けられることもあるので、活用してみてくださいね。
楽天モバイルへ乗り換える時に必要な準備物は?
楽天モバイルへ乗り換える際に必要なものは、以下のとおりです。
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレジットカードまたは銀行口座
- 楽天会員ID・パスワード
- メールアドレス
- ドコモ解約月の月額料金
それぞれ解説するので、忘れずに用意しましょう!
MNP予約番号はMy docomoのドコモオンライン手続きで発行できる!
ドコモから楽天モバイルへ電話番号をそのままで乗り換えるには、MNP予約番号が必須です。
MNP予約番号は、My docomoのドコモオンライン手続きより無料で発行できますよ。
番号は15日間で期限が切れてしまうので、発行したらすぐに楽天モバイルの申し込みを進めましょう。
本人確認書類は運転免許証等を利用可能
楽天モバイルで使える本人確認書類は、以下のとおりです。
- 運転免許証、運転経歴証明書
- 健康保険証+補助書類
- マイナンバーカード
- 精神障害者保健福祉手帳、療育手帳
- 身体障害者手帳+補助書類
- 日本国パスポート+補助書類
- 住民基本台帳カード+補助書類
- 在留カード、特別永住者証明書
補助書類が必要なものは、別途発行から3ヶ月以内の公共料金の領収書・請求書や住民票、届出避難場所証明書を用意しましょう。
本人確認書類は、主に画像をスマホなどで撮影してアップロードすることで提出できますよ。
支払い方法はクレジットカードか口座振替!
楽天モバイルの支払い方法は、主にクレジットカードか口座振替となっています。
デビットカードも使えますが、対応しているのはスルガ銀行か楽天銀行発行のカードのみなのでご注意ください。
また楽天モバイルでは、クレジットカードやデビットカード払いの人なら貯まった楽天ポイントを支払いに充てることもできますよ。
楽天会員のID・パスワードやメールアドレスの用意を忘れずに!
楽天モバイルは楽天のサービスなので、申し込むにあたって楽天会員のIDやパスワードを事前に用意しておく必要があります。
またメールアドレスも、ドコモメールと違うGmailなどの無料で発行できるものを事前に用意しておきましょう。
乗り換え時に発生する費用は?
楽天モバイルへ乗り換える際に、ドコモ側で違約金やMNP転出手数料といった費用はかかりません。
ドコモの解約金は、2021年10月に廃止されました。
ドコモ側で乗り換え時に発生するのは、解約月の月額料金(日割りなし)のみです。
楽天モバイルも契約事務手数料が存在しないサービス、さらに2021年12月現在は3ヶ月間のプラン料金が無料なので、楽天モバイル側で料金がかかることもありません。
楽天モバイルへ乗り換える手順は?
ここからは、楽天モバイルへ乗り換える手順や初期設定方法を解説します。
楽天モバイルの乗り換えはかんたん、すぐに手続きを終えて使い始められますよ。
乗り換えの申込みは公式サイトからすぐに行える!
楽天モバイルは、楽天モバイル公式サイトからすぐに申し込みを行えます。
前項で解説した準備物を用意したら、「お申込み」ボタンを押して手続きを進めましょう。
画面の指示に従ってプランやオプションを選択し、住所・氏名などをチェックしていけばすぐに手続き完了です。
本人確認書類のアップロード項目では、利用する書類タイプを選んでカメラで撮影・画像をアップロードすればOKですよ。
自宅にSIMカードが届いたら、回線切替の手続きを忘れずに!
申込後、自宅に楽天モバイルのSIMカードが届きます。
ドコモから乗り換えた場合、新しいSIMカードを使うには回線切替の手続きが必要です。
9時~21時までに申し込めば当日中、21時1分以降は翌日9時以降に切り替えが完了しますよ。
my楽天モバイルへログインし、「お申し込み履歴」から今回の申し込み番号を選択しましょう。
あとは「MNP転入する」ボタンを押せば、切り替えが行われますよ。
手持ちのスマートフォンを使う場合の、初期設定の流れ
楽天モバイルのSIMカードが使えるようになったら、あとはスマートフォンに入れて使い始めればOKです。
新しい機種を買った場合や、iPhoneで使う場合はSIMカードを入れれば基本的にすぐ使い始められますよ。
手持ちのAndroidスマートフォンで楽天モバイルを使う場合は、設定アプリを開いてAPN設定という手続きをする必要があります。
設定アプリの「ネットワークとインターネット」などの項目内にある「アクセスポイント(APN)」という項目で、設定の追加画面を開いたら以下の情報を入力・保存しましょう。
楽天モバイルのAPN設定項目 | |
名前 | 楽天 |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
あとは一覧で「楽天」をタップして適用させれば、楽天モバイルで通信ができるようになりますよ。
Rakuten Linkアプリのインストールも忘れずに
最後に、忘れずインストールしておきたいのがRakuten Linkアプリです。
Google PlayストアやApp Storeから、Rakuten Linkをインストールしましょう。
ダウンロードが終わったら起動して、楽天会員のID・パスワードでログインすればOKです。
今後電話をかける時はRakuten Linkを使うことで、通話をかけ放題にできますよ。
まとめ
今回は、ドコモから楽天モバイルへ乗り換えるメリット・デメリットや乗り換え手順などについて解説しました。
ポイント
- 1GBまで月額0円など、楽天モバイルは破格の料金設定
- ドコモの1GBプランより、楽天モバイルの使い放題の方が割安
- 通話もRakuten Linkでかけ放題
- キャリアメールが使えない、パートナー回線エリアだと5GB利用で速度制限がかかるなど注意点も
- Androidユーザーは、機種変更が必要になる場合あり
- 乗り換え時に必要なMNP予約番号は、ドコモオンライン手続きですぐに無料で発行できる
- ドコモの解約金は撤廃済み
- 乗り換え手続きは公式サイトからすぐ可能、SIMが届いたらMNP転入の手続きを忘れずに!
乗り換えキャンペーンなども充実していますよ。
今回の解説を参考に、ドコモから楽天モバイルへの乗り換えについて検討してみてください。