真っ先にiPhoneを取り扱い、画期的な料金プランで人気を博してきたソフトバンク。
しかし、新たに通信業界へ参入した楽天モバイルが「1GB以下無料」や「無制限3,278円」など安すぎる料金プランを出したことで乗り換えを検討している方も多いですよね。
そんな時に気になるのは、楽天モバイルへ乗り換える時の手順や注意点。
当記事では、ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える時に役立つ内容を詳しく解説していきます!
この記事でわかること
- ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える手順
- ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える際のメリット・デメリット
- ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えた時の料金比較
目次
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えは簡単!
早速、ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える手順を解説していきます。
過去は複雑な手順だった乗り換えも今や非常に簡単になりました。
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える手順は3ステップ
ソフトバンクから楽天モバイルでは、以下の3ステップで乗り換えが可能です。
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える3ステップ
- ソフトバンクでMNP予約番号の発行(Web/電話/店頭)
- 楽天モバイルの申込(Web/店頭)
- SIM・機種が到着したら開通手続きをする
ソフトバンクでMNP予約番号を発行する
まず、ソフトバンクでMNP予約番号を発行しましょう。
MNP予約番号とは、電話番号そのまま他社に乗り換える時に必要な手続き番号です。
店頭は来店が面倒ですし、電話は引き留めや大量の注意事項説明で20~30分かかることも珍しくありません。
WebならMy SoftBankから5分程度で手続きができ、注意事項も文字で確認できるためわかりやすいです!
ただし、WebのMNP予約番号発行は午前9:00~午後8:00までという点には注意してくださいね。
電話・店頭の場合は?
- 電話:0800-100-5533(9:00~20:00 通話量無料)で手続き可能
- 店頭:最寄りのソフトバンクショップで手続き可能
楽天モバイルへ乗り換える場合は、手続き上有効期限が10日以上残っていないと申込ができません。
そのため、楽天モバイルに乗り換える直前に発行しましょう!
楽天モバイルで申込をする(Web/店頭)
続いて、楽天モバイルで申込を行います。
SIMカードのみの契約でも、機種セットの申込でも乗り換えの手順は変わりません。
オススメの申込方法は来店時間や手間がかからないWeb。
実際に乗り換えが完了するのは「SIMや機種が到着し、回線切り替え作業が終わった時」です。
申込に必要な書類も合わせてお伝えします!
楽天モバイルの新規申込に必要な書類
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 楽天会員ユーザーID/パスワード
- クレジットカード/銀行口座
- MNP予約番号
SIMカードや購入したスマホ本体が届いたら回線切り替え手続きをする
SIMカードや機種が届いたら、いよいよ楽天モバイルへ回線の切り替えをします。
まず、お手持ちのスマホ(ソフトバンク契約のスマホでも可)やパソコンでMy 楽天モバイルへアクセスをしましょう。
その後、画面右上の「メニュー」から「申込履歴」を選択します。
続いて、開通させる申込番号を選択します。
画像では複数の番号が表示されていますが、1回線のみなら1つだけなので迷うことはありません。
最後に、「MNP転入する」ボタンを選択します。
上記まで操作を行うと、ソフトバンク回線は解約され使えなくなります。
代わりに楽天モバイルが利用できるため、到着したSIMカードをスマホへ挿入し利用しましょう!
以上でソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えは完了です!
補足1:ソフトバンクの機種を使う場合はSIMロックの有無を確認!
楽天モバイルでSIMだけ申込を行い、ソフトバンクの機種を継続する場合はSIMロックの有無を確認しましょう。
SIMロックとは、購入したキャリアのスマホでしか通信できないようにするためのロックです。
SIMロックされている場合は解除の必要がありますが、My SoftBankか店頭で解除の手続きが可能。
店頭の場合は手数料が3,300円発生する(My SoftBankは無料)点に注意が必要です。
補足2:楽天モバイルはeSIMでも申込可能!
楽天モバイルはeSIMに対応しており、手持ちのスマホがeSIM対応なら即日開通で申込が可能です。
機種セットでなければeSIMの方が手続きが楽ですぐに利用できるため是非使ってみましょう!
eSIMとは?
物理SIMカードのように配送や本体への挿入といった概念がなく、スマホ上の操作・契約ですぐに利用開始できる。
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えるタイミングは?
ソフトバンクから楽天モバイルへは、特に乗り換え時期の制限がありません。
ただし、ソフトバンクの解約をした場合は締め日までの満額を請求されるため、締め日付近で解約をした方がお得です。
ソフトバンクは申込時期によって締め日(10日/20日/月末)が変わる点に注意しつつ、締め日直近で乗り換えるようにしましょう!
ソフトバンクから楽天モバイル、料金はどう変わる?
乗り換えの手順を説明したところで、両社の料金もお伝えします。
結論としては、楽天モバイルの方が安く場合によっては半額〜1/3以下で使えることも多いです。
楽天モバイルはソフトバンクの半額以下で使えるケースが多い!
Rakuten UN-LIMIT Ⅵの料金 | |
データ利用量 | 月額料金 |
〜1GB | 無料 |
〜3GB | 1,078円 |
〜20GB | 2,178円 |
無制限 | 3,278円 |
通話料:専用アプリ使用で完全かけ放題がプランに込 最低利用期間・違約金なし! |
まず、楽天モバイルの料金プランを表にしました。
ご覧の通り、1GB以下なら無料で無制限でも3,278円と格安料金で利用することが可能です。
さらに、料金は毎月の利用量に応じて自動的にお得な価格で計算されるため、プランにも迷わず無駄がありません。
電話かけ放題も無料とまさに破格の内容です!
もっと詳しく知りたい方はこちら!
楽天モバイルと3大キャリアの月額料金比較 | ||
楽天モバイル | ソフトバンク | |
1GB | 0円 | 3,278円 (ミニフィットプラン+) |
3GB | 1,078円 | 4,378円 (ミニフィットプラン+) |
20GB | 2,178円 | 7,238円 (メリハリ無制限) |
無制限 | 3,278円 | |
割引 | - | 家族3回線利用で-1,100円 インターネットのセット利用で-1,100円(契約プランによる) |
通話料金 | Rakuten Link利用でかけ放題 | 30秒22円 5分通話無料:770円 かけ放題:1,870円 |
続いて、楽天モバイルの料金をソフトバンクと比較しました。
楽天モバイルは非常にシンプルかつ価格が安く、どのデータ帯においても大きな料金メリットがあります。
一方、ソフトバンクは複雑な家族割やインターネット回線とのセット契約などの割引を適用しても楽天モバイルより安くなることはありません。(同じ使い方をした場合)
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えた場合は驚異的に節約できるため、楽天モバイルを検討しているならすぐに乗り換えることをオススメします!
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えるメリットは3つ
続いて、月額料金面以外で楽天モバイルに乗り換えるメリットをご紹介します。
ランニングコストはもちろん、楽天モバイルには多くのメリットがあります!
欲しい機種が楽天モバイルで安く購入できる
楽天モバイルは乗り換えキャンペーンが破格で、全通信事業者でも最もお得です。
代表的なキャンペーンは「iPhone13購入で30,000楽天ポイント還元」などの端末購入還元キャンペーン。
iPhone13シリーズでここまで大きな還元をしている事業者は楽天モバイルだけ。
そもそもiPhoneシリーズの最新作は、後継機種が販売されるまでほぼ値引きや還元が入らないことが通例です。
しかも、楽天モバイルは機種自体の元値が他事業者より安いという特徴もあります。
容量 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル | |
iPhone13 | 128GB | 111,672円 | 115,020円 | 115,920円 | 98,800円 |
256GB | 125,136円 | 128,970円 | 129,600円 | 110,800円 | |
512GB | 164,736円 | 156,995円 | 157,680円 | 134,800円 |
上記の表は、iPhone13を取り扱っている通信事業者の販売価格です。(キャンペーンは未適用の元値価格)
表でわかるように、楽天モバイルは他社より12,000円〜30,000円程度安く購入できます。
この価格から更にポイント還元を受けられるため、iPhone13シリーズの購入を検討している方にとっては極めてお得と言えるでしょう!
こちらもチェック!
楽天モバイルはデータ無制限&段階性プランで無駄がない
楽天モバイルの大きな特徴として、完全使い放題の無制限プランが用意されています。
ソフトバンクも今は無制限プランを提供していますが、テザリングでは月間30GB制限があり楽天モバイルの方が自由度が高いと言えます。
さらに楽天モバイルは1GB/3GB/20GB/無制限と段階性プランを提供しており、使ったデータ量に応じて自動的に料金が判定されます。
Rakuten UN-LIMIT Ⅵの料金 | |
データ利用量 | 月額料金 |
〜1GB | 無料 |
〜3GB | 1,078円 |
〜20GB | 2,178円 |
無制限 | 3,278円 |
つまり、20GBまでしか使わなければ自動的に2,178円の請求ですし、海外出張などで1ヶ月まるまる利用が無いなど1GB以下なら無料です。
これなら使いすぎても追加データ量がかからないため安心ですし、利用の少ない方は安く済むためまさに万人が嬉しいプランと言えますね!
楽天モバイルは電話もかけ放題
楽天モバイルは電話もかけ放題です。
ソフトバンクで電話をした場合「22円/30秒」が通話料金で、かけ放題は「5分770円/月額」「無制限1,870円/月額」の料金が発生します。
楽天モバイルなら基本料に電話かけ放題が込みのため、電話をよく使う方はもちろん普段電話をかけない方でもいざという時に安心ですよね!
ただし、楽天モバイルの電話は「Rakuten Link」という専用アプリを使う必要がある上にやや通話品質が悪い点には注意をしましょう。
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える時の注意点3つ
様々なメリットがある楽天モバイルにも、デメリットや注意点が存在します。
特にエリアに関しては致命的な部分になりますので、しっかり読んで注意点を押さえてくださいね。
楽天モバイルのエリアは発展途上
楽天モバイルはサービス開始から日が浅く、 通信エリアはソフトバンクに劣ります。
2021年12月現在では人口カバー率94%を超えるなどエリアはどんどん拡大しているため、今後どんどんエリアは改善予定。
しかし、現状楽天回線エリア外だと通信の質が一気に悪くなります。
楽天回線エリア外だとどうなる?
- パートナー回線と呼ばれるauの電波で利用することになる
- 高速通信データ量は5GB、5GBを超過した後は1Mbpsの中速通信
- 高速通信も利用できる帯域が限定されるため、5~10Mbps程度と速度はやや遅い
一方、楽天回線エリアなら安定した高速通信が可能で非常にオススメです!
そのため、楽天モバイルを契約する時には「生活圏が楽天エリアなこと」を必ず確認しましょう!
ソフトバンクの独自サービスは使えなくなる
この点は楽天モバイルに限った話ではありませんが、通信事業者を変えると「ソフトバンクのメールアドレス」や「PayPayボーナス追加付与」といったサービスは使えません。
また、楽天モバイルにはキャリアメールアドレスが無いため有料のキャリアメール持ち運びオプションを利用しない場合はGmailやiCloudメールで代用する必要があります。
ソフトバンクを解約すると使えなくなる主なサービス
- 「@softbank.ne.jp」ドメインのメールアドレス
- キャリア決済(楽天にもキャリア決済はあるが、楽天カードの申込必須)
- Yahoo!系サービスの優遇
- PayPayの優遇
- Apple Watchのセルラー通信機能
店頭でスマホの修理や故障を取り扱っていない
ソフトバンクも店頭サポートの質はそれほど評判がよくありませんが、楽天モバイルはそもそも店頭サポートにほぼ対応しません。
例えば、購入したスマホの故障はメーカーへ直接問い合わせをするようになっています。
また、各種データの意向やスマホ本体の操作なども対応していません。
ただし、ユーザー自身の設定変更など端末故障ではない場合は当然対応しておらず、自力でなんとかするしかありません。
楽天モバイルは料金が安い反面、大手キャリアのような過剰なサポートは行っていないことに注意をしましょう。
まとめ:ソフトバンクから楽天へ乗り換えはWeb手続きで簡単に完結!
ソフトバンクから楽天へ乗り換える方法やメリット・デメリットについて詳しく解説をしました。
乗り換え手順自体は非常にかんたんで、手続きも全てWebで完結するため手間もかかりません。
料金は楽天モバイルが圧倒的に安く、家計節約という意味では今すぐ乗り換えるべきでしょう!
ただし、事前のエリア確認や手厚いサポートがない点など注意点はしっかり押さえてくださいね。
無駄なく使えて安い楽天モバイルで、家計をお得に節約しましょう!