楽天モバイルの速度って速いの?遅いと聞くけど実際はどう?

1GB以下なら無料、データ無制限プランは3,278円と画期的な料金プランで大人気の楽天モバイル。
ですが、速度は速い、遅いと評判がまちまちで契約を躊躇ってしまう方もいらっしゃいますよね。
そこで、当記事では楽天モバイルが遅いという評判がある理由や実際の速度まで詳しく解説をしていきます!

この記事でわかること

  • 楽天モバイルの実測値や口コミ速度の紹介
  • 楽天モバイルを実際に使って計測した速度レポート
  • 楽天モバイルで「遅い」という評判がある理由

楽天モバイルの速度仕様をチェック!

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まず、楽天モバイルの仕様を確認していきましょう!
現在のモバイル通信業界には、電波設備を自前で用意している「MNO」と電波設備をキャリアから借り受ける「MVNO」が存在しています。
楽天モバイルは4G回線と5G回線を自前で用意する「MNO」であり、ドコモ・au・ソフトバンクと同じく独自のエリアを構築しています!

楽天モバイルの速度は下り最大2.8Gbps

楽天モバイルの通信速度は、理論上の最大速度が「2.8Gbps」です。
この速度はドコモ・au・ソフトバンクと対等な数値で極めて速い速度。
キャリアの「最大通信速度」とはあくまでも理論値でありこの速度が実際にスマホで使えるわけではありませんが、「通信設備としては他社に劣らない」と言えるでしょう!

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楽天エリア自体はドコモ・au・ソフトバンクより狭いけど、エリア内なら大手3社に匹敵する設備です。

通信キャリアの速度で出てくるベストエフォートとは?

モバイル通信に限らず、固定回線を含めた全ての通信会社は「ベストエフォート」で通信を提供しています。
通信におけるベストエフォートとは、「明示している通信速度(最大2.8Gbpsなど)が必ずしも保証されない」という意味。
理論上の最大速度がどれだけ速くても、実際にスマホやパソコンを使う時に速度が出ないなら意味がありませんよね。
そのため、最近では理論上の最大値である速度よりも実際にユーザーが測定した「実測値」がとても重視されています。

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実測値には、屋外・屋内の違いや都市部・山間部など計測環境も大きく関わります。

楽天モバイルには4Gエリアと5Gエリアがある

高速・大容量・同時他接続が可能と話題の5Gですが、楽天モバイルでも自前の5Gエリア構築が進んでいます。
5Gは4G回線に比べて高速通信が可能なため、実際の通信速度も4Gエリアか5Gエリアかによって大きく変わってきます。
と言っても、通常スマホで行う通信(Web閲覧やアプリダウンロード、動画視聴など)で5Gほどの高速通信が必要なケースはほとんどありません。
用途にもよりますが、10~20Mbpsもあれば快適な通信が可能と言えるでしょう。

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今後、5G専用サービスが普及すればもっと高速な通信が必要になるかもしれません。
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楽天モバイルの速度はエリアによって変わる


楽天モバイルはサービス開始から日が浅く、 通信エリアはドコモ・au・ソフトバンクに劣ると言わざるを得ません。

とは言え、2021年12月現在では人口カバー率94%を超えるなどエリアは拡大が続いており日に日に利便性が向上しています!
楽天モバイルには「楽天回線エリア」とauの電波を使った「パートナー回線エリア」が存在しますが、それぞれの違いについて解説していきます!

楽天回線エリアだと安定・高速な速度で通信可能

楽天回線エリアでは、高速&無制限利用が可能です。
通信速度は後述の実測ベースで50Mbps以上出ることも多く、格安SIMなどと比較した場合満足度の高い通信が行えるでしょう。
しかし、建物の奥やビルの高層階では電波が届きづらい場所も多く、更なるエリアの拡充が待ち望まれています!

楽天モバイルエリア外のパートナー回線エリアだと速度が遅い

楽天回線が届かないエリアでは、auの電波を利用した「パートナー回線」につながります。
パートナー回線には、以下のような特徴があります。

パートナー回線とは?

  • 楽天回線エリア外の時につながる、auの電波
  • 高速通信データ量が5GB、5GBを超過した後は1Mbpsの中速通信
  • 高速通信も利用できる帯域が限定されるため、5~10Mbps程度と速度はやや遅い
以上のことから、楽天回線エリアに比べてパートナー回線エリアの使い勝手は格段に悪いです。
旅行先や出張先でつながる分にはそれほど問題ありませんが、自宅や生活圏がパートナー回線だと楽天モバイルの良さが全く無くなってしまいます。
そのため、楽天モバイルを契約する時には「生活圏が楽天エリアなこと」を必ず確認しましょう!
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楽天回線エリアなら楽天モバイルは極めて良いサービスです!楽天エリア外なら、正直オススメできません・・・。
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楽天モバイルの速度は実測ベースで速い!

続いて、楽天モバイルの実測値について詳しく解説をしていきます。
結論として、楽天エリア内における楽天モバイルの実測値は速いです!

楽天モバイルの通信速度を口コミで調査

まず、様々な通信回線の実測値が集まる「みんなのネット通信速度」の数値を引用します!
引用時の計測件数は全国各地30000件以上のデータであり、全体的な実測把握として非常に信頼性が高い数値です。

時間帯 Ping 下り 上り
50.59ms 33.97Mbps 19.52Mbps
52.27ms 28.11Mbps 16.44Mbps
夕方 52.21ms 32.08Mbps 18.85Mbps
53.16ms 28.59Mbps 17.87Mbps
深夜 51.15ms 36.75Mbps 18.57Mbps

上記の表は直近3ヶ月の平均値ですが、下り30Mbps/上り17~18Mbpsとそれなりに安定した実測値となっています。

この数値はパートナー回線で計測された数値も含まれるため、楽天エリアで使った場合の実測はさらに高速だと考えられます。

一般的にモバイル通信で快適に使える目安は10Mbps程度なため、楽天モバイルは必要十分以上の速度性能があり快適に利用できると言えるでしょう!

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あくまでも、楽天回線エリアならという条件付きです!

楽天モバイルの通信速度を実際に計測!

続いて、筆者が実際に利用している楽天モバイルでも実測数値を測定しました。

測定環境

  • エリア:大阪府
  • 使用端末:OnePlus8/Android10
  • 時間:13:00頃(昼の混雑時間帯)
  • 場所:大規模商業施設の奥と入り口付近


左側が建物の奥、右側が入り口付近で測定をした結果です。
建物の奥で測定した時には下り速度が1.2Mbpsまで下がり、入り口付近だと32.54Mbpsの速度でした。
楽天モバイルはエリア内でも建物の奥やビルの高層階で弱い場合があると前述しましたが、実測でもその傾向が表れていますね。
ちなみに、カラオケボックスやスーパーの奥など窓がなく壁が厚い場所ほどこの傾向は強くなります。
屋内でも自宅マンション(3LDK、2階/10階建)や車の中、ホテルの部屋といった場所ではこれまで遅さを感じたことはありません。(ちなみに自宅は常に下り50Mbps以上!)
実用面でそれほど問題を感じたことはありませんが、勤務先がオフィス高層階などの場合はネックとなり得るでしょう。

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筆者の生活圏が大阪府郊外ということも関係するかもしれません。大阪市内だと建物内でも通信は良好でした。

楽天モバイルの速度を他社と比較

続いて、楽天モバイルの速度を他社と比較してみました。

※数値は下り速度
楽天モバイル 33.97Mbps 28.11Mbps 28.59Mbps
ドコモ 126.17Mbps 169.79Mbps 106.87Mbps
au 130.12Mbps 51.54Mbps 80.65Mbps
ソフトバンク 127.89Mbps 74.47Mbps 70.07Mbps
UQモバイル 50.95Mbps 48.35Mbps 45.07Mbps
Yモバイル 80.48Mbps 44.52Mbps 40.59Mbps
mineo 49.76Mbps 8.21Mbps 34.4Mbps
BIGLOBEモバイル 26.27Mbps 6.27Mbps 28.63Mbps

利用ベースで見れば十分実用的とは言え、ドコモ・au・ソフトバンクに比べると楽天モバイルの速度は劣ります。
測定結果にパートナー回線の数値が含まれていることを加味しても、まだまだ大手キャリアに方を並べるとは言い難いですね。
また、au・ソフトバンクが直接提供する格安SIM「UQモバイル・Yモバイル」と比較してもやや劣る速度です。
一方で純粋な格安SIMであるmineoやBIGLOBEモバイルと比較した場合、昼間の混雑時間帯で楽天モバイルの方が速度が速い結果となっています。
以上のことから、楽天モバイルは格安SIMより通信品質が高いものの大手3キャリアには及ばない、という結果と言えるでしょう!

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現状、大手キャリアのように100Mbps以上の速度が必要かと言えば微妙なところです。楽天モバイルの速度は必要十分かつ快適な速度ではあります!
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楽天モバイルの速度が遅いと感じた時の対処法

最後に、楽天モバイルの速度が遅いと感じた時の対処法を解説します。
速度が遅い理由は様々ですので、どこに問題があるのかを切り分けましょう!

接続回線を確認する

速度が遅いと感じた時、まず試して頂きたいのが「接続先回線の確認」です。
前述の通り、楽天モバイルは楽天回線エリア内でなければ安定した通信が行えません。
接続エリアの確認はMy Rakutenモバイルアプリから行えます。
アプリを開くと「楽天回線エリア」もしくは「パートナー回線エリア」という表記があり、すぐに確認できるようになっています!

パートナー回線エリアの場合、楽天エリア内であれば本体の再起動をすることで楽天回線をつかみ直せる可能性があります。
ただし、接続回線は電波状況によって自動的に選択されるため、どうしてもパートナー回線に接続されてしまう場合根本的な対処法がありません。
楽天モバイルではエリアの拡大に伴って順次パートナー回線を廃止しているため、更なるエリアの拡充を待ちましょう。

接続先を固定できるRakuten WiFi Pocketを使う


楽天エリア内なのにパートナー回線に接続される場合の対処法として、「Rakuten WiFi Pocket」を利用する方法もあります。
Rakuten WiFi Pocketは、接続先の回線を固定する機能があるため強制的に楽天回線を掴んで通信することが可能です。
スマホとRakuten WiFi Pocketで二重契約をすることになりますが、楽天モバイルは1GB以下なら無料で使えるため、スマホ側の通信を抑えれば実質料金は1回線分で済みます。
ただし、Rakuten WiFi Pocketを常に持ち歩かなければならないなど面倒な点も多くあまりメリットは感じられないかもしれません。

諦めて他社を利用する場合は速度に優れるahamoがオススメ!

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楽天モバイルの速度が遅いと感じる場合、思い切って他社に乗り換えることも一つの方法です。

オススメの乗り換え先としては、最高品質の通信が利用できて料金がリーズナブルなahamo。

毎月のデータ量は20GBですが、5分通話無料込みで月額2,980円とシンプルな点が大きな魅力です。
ドコモ回線の安定した通信が利用できるため、高い確率で満足できるでしょう!

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まとめ:楽天モバイルはエリア内なら速度は速い!

楽天モバイルの速度って速いの?遅いと聞くけど実際はどう?

当記事では、楽天モバイルの速度について詳しく解説をしました!

結論としては、楽天エリア内なら安定かつ高速通信を無制限で楽しむことが可能です。

一方、パートナー回線では速度が遅く、また施設内など一部の場所では電波が届きづらいこともあります。

とは言え、安すぎる月額料金をふまえると有力な選択肢になることは間違いなく、オススメできる事業者です!

事前のエリア確認をしっかり行い、料金メリットの高い楽天モバイルで家計を節約しましょう!

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