楽天モバイルへ乗り換えるにあたって、手持ちの機種で問題なく使えるかどうかは心配ですよね。
楽天モバイルは、大手キャリアで販売されていた機種も含めてたくさんの端末で利用可能です。
この記事では、楽天モバイルで利用できる機種や注意点について詳しく解説します。
目次
楽天モバイルは、楽天が展開する格安のキャリア!
楽天モバイルは、楽天がサービスを提供している携帯キャリアです。
元々はドコモやauの回線を使用していた楽天モバイルですが、2020年にサービスが大幅に変更・自社回線によるサービスに変わりました。
楽天モバイルの月額料金は1GBまで0円、20GB以上通信した場合は3,278円で使い放題といった格安料金になっています。
楽天モバイルの料金プラン | |
~1GB | 0円 |
~3GB | 1,078円 |
~20GB | 2,178円 |
20GB~ | 3,278円 |
楽天モバイルで、手持ちのスマホは引き続き使えるの?
楽天モバイルは自社でもたくさんのスマホを販売していますが、手持ちの機種を楽天モバイルに乗り換えてからも引き続き使える場合があります。
ただしどの機種でも絶対に使えるわけではないので、事前に対応状況を確認しておかなければいけません。
公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認」から、対応状況を確認できる
手持ちのスマホが楽天モバイルに対応しているかどうかは、楽天モバイル公式サイトにある「ご利用製品の対応状況確認」ページから調べることができます。
手っ取り早く確認できる、「AIチャットで調べる」の項目で機種名を入れてみましょう。
今回は、「iPhone 7」を入力してみました。
機種名を入れて送信すると、チャットで購入先の選択肢が表示されます。
今回は「ドコモ」を選択してみました。
すると対応状況が表示され、問題なく使えることがわかりました!
このように条件を入力していくことで、手持ちの機種が楽天モバイルで使えるかどうかを判断できますよ。
4Gデータ通信や通話、SMSが対応していれば、基本的に問題なく手持ちの機種を楽天モバイルで使えます。
反対にデータ通信や通話、SMSに非対応だった場合は、使えないと考えたほうが良いでしょう。
iPhoneは、6s以降のモデルが対応
楽天モバイルに対応するiPhoneは、2015年登場のiPhone 6s以降のモデルです。
ドコモやSoftbankのAndroidスマホは、パートナー回線に非対応で利用不可なケースがしばしばある
Androidスマートフォンの場合は、ドコモやSoftbankの機種だと利用不可な傾向にあります。
例えば2021年発売の最新Xperia・Xperia 1IIIは、ドコモやSoftbankモデルはデータ通信やSMS、通話に非対応でした。
ドコモやSoftbankのAndroidスマホに楽天モバイルに非対応な機種が多いのは、楽天モバイルで使われているパートナー回線を利用できない傾向にあるためです。(AQUOSスマホの一部モデルなど、例外もあり)
パートナー回線とは楽天モバイルがエリア外の地域での通信に使われる回線で、auの回線が使われています。
大手キャリアのスマホは、SIMロック解除が必要!
大手キャリアのスマートフォンを楽天モバイルで使う場合は、機種自体が対応していても基本的にそのままだと使えません。
大手キャリアのスマホには、「SIMロック」がかかっているためです。
SIMロックがかかっていると、販売されていたキャリア以外の回線を使っているSIMカードでの通信はできません。
事前にSIMロックを解除しておけば、楽天モバイルでの利用が可能になりますよ。
SIMロックの解除は、My docomo、My au、My Softbankといった大手キャリアのオンラインサイトから無料で行なえます。
なお端末の代金を完済していない場合は、以下の条件に当てはまっている人のみがSIMロック解除を行えることにご注意ください。
- クレジットカードで分割払いをしている
- 口座振替払いで、前回のSIMロック解除から101日目以降
- 口座振替払いで、端末の購入から101日目以降
2021年10月以降発売の機種は、基本的にSIMロックがかかっていない
SIMロックは総務省の指導で禁止されたため、2021年10月以降発売のキャリアスマホではSIMロックがかかっていません。
iPhone 13シリーズも、9月発売ですが実はSIMロック無しで販売されています。
2021年10月以降発売のスマホをキャリアで買った人は、SIMロック解除手続き不要で楽天モバイルへスムーズに乗り換えられますよ。
SIMフリーのスマートフォンは、楽天回線に対応していればSIMロック解除不要で使える!
現在使っているのが家電量販店などで購入したSIMフリースマートフォンの人は、機種が楽天回線に対応していればSIMロック解除の手続き不要で使えます。
手持ちのiPhone・Androidスマホを楽天モバイルで使うための設定は?
手持ちの機種を楽天モバイルで使いたい時は、設定が必要なケースもあります。
iPhone・Androidにおける、初期設定の手順を解説します。
楽天モバイルを手持ちのiPhoneで使う場合の設定手順
iPhoneでは、SIMカードをiPhoneに入れればすぐに楽天モバイルを使えます。
筆者も現在SIMフリーのiPhone 13 Proで楽天モバイルを使っていますが、SIMを入れるだけで利用可能になりました。
なおSIMを入れたときに「キャリア設定アップデート」の項目が表示された場合は、アップデートを行う必要があります。
AndroidスマホはAPN設定が必要な場合あり
Androidスマホで楽天モバイルを使う場合は、APN設定という手続きが必要な可能性があります。
楽天モバイルのAPN設定項目 | |
APN名 | 楽天 |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
手持ちの機種が非対応・使えない場合は新しい機種を購入しよう!
手持ちの機種が楽天モバイルに非対応だった場合や、既に壊れかけているなどの理由で使い回すのが厳しい場合は、新しい機種を購入しましょう。
楽天モバイルでは、端末購入でポイント還元などを受けられるキャンペーンが展開中
楽天モバイルは、新しい機種を購入する人向けに充実したキャンペーンを展開しています。
端末購入で、最大25,000ポイントの楽天スーパーポイント還元も受けられますよ。
端末を購入しない場合も、他社からの乗り換えなら20,000ポイントの還元を受けることが可能です。
楽天スーパーポイントは、コンビニやドラッグストア、楽天市場など様々なお店で便利に利用できますよ。
楽天モバイルは、iPhone 13シリーズなどiPhoneを多数販売中
楽天モバイルは大手キャリアということもあり、iPhoneシリーズの取扱いがあります。
SE第2世代、12シリーズ、そして最新の13シリーズが販売されていますよ。
iPhoneは格安SIMだと買えないケースも多いので、取り扱いがあるのは流石大手キャリアです。
Androidのラインナップも充実!楽天オリジナル端末も
楽天モバイルでは、Androidスマートフォンも豊富なラインナップが取り揃えられています。
実質1円などで買える低価格モデルから、10万円オーバーのハイスペックモデルまで様々です。
楽天モバイルでしか買えない、Rakuten BIGsなどのオリジナルスマートフォンも販売されていますよ。
楽天モバイルで販売されている、おすすめのスマートフォンを紹介!
自分に合った機種を見つける、参考にしてくださいね。
iPhone 13は最新iPhone!動画撮影機能などが進化
iPhone 13は、2021年9月に発売された最新のiPhoneです。
iPhone 13の主なスペック・価格 | |
価格 | 128GB:98,800円/256GB:110,800円/:134,800円 |
CPU | A15 Bionic(4コアGPU) |
ストレージ容量 | 128GB、256GB、512GB |
カメラ | アウトカメラ:1,200万画素+1,200万画素/インカメラ:1,200万画素 |
画面 | 6.1インチ、2,532×1,170 |
重さ | 173g |
10万円以下で購入可能、楽天モバイルなら48回払いを選んで後に返却すれば最大24回分の支払いを不要にできるiPhoneアップデートプログラムも利用できますよ。(楽天カードユーザーが対象)
iPhone 13は今まで以上に明るくきれいに写真を撮影可能、動画撮影では映画のようにピントの合う範囲を自動で切り替える「シネマティックモード」を利用できるようになりました。
他にもバッテリー持ちが12シリーズより向上していたり、ストレージ容量が最低でも128GBに増量されたりといった進化を遂げています。
望遠ズームやマクロ撮影を活用する人はProがおすすめ
iPhone 13 Proは、iPhone 13シリーズの高性能モデルです。
iPhone 13 Proの主なスペック・価格 | |
価格 | 128GB:122,800円/256GB:134,800円/512GB:158,800円/1TB:182,800円 ※ |
CPU | A15 Bionic(5コアGPU) |
ストレージ容量 | 128GB、256GB、512GB、1TB |
カメラ | アウトカメラ:1,200万画素+1,200万画素+1,200万画素/インカメラ:1,200万画素 |
画面 | 6.1インチ、2,532×1,170 |
重さ | 203g |
光学3倍ズーム対応の望遠レンズを搭載していて、遠くのものでもきれいに撮影可能となっています。
マクロ撮影に対応、2cmの距離まで被写体に近づいて写真を撮影できるようにもなっています。
筆者もiPhone 13 Proを持っていますが、机の上に置いた小物などもしっかり大きく撮影できるのでとても気に入っています!
他にも、120Hzリフレッシュレートによるなめらかな画面スクロールが可能な「ProMotion」対応など、最高の性能でiPhoneを活用できますよ。
性能・機能充実、実質17,980円のOPPO Reno5 A
OPPO Reno5 AはAndroidスマートフォンで、全体的に過不足ない性能・充実した機能をもつ格安スマホです。
Reno5 Aの主なスペック・価格 | |
価格 | 42,980円→最大25,000ポイント還元で実質17,980円 |
CPU | Snapdragon 765G |
メモリ | 6GB |
ストレージ容量 | 128GB |
画面 | 6.5インチ、2,400×1,080 |
重さ | 182g |
カメラ | アウトカメラ:6,400万画素+800万画素+200万画素+200万画素/インカメラ:1,600万画素 |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
キャンペーンによるポイント還元を受ければ実質17,980円の格安価格ですが、おサイフケータイや防水にしっかり対応しています。
さらにゲームアプリなどもある程度快適に動作、カメラは超広角撮影ができますよ。
AQUOS sense4 liteは実質1円で購入可能!おサイフ・防水対応で機能充実
AQUOS sense4 liteは、楽天モバイル専売のSHARPによる格安スマートフォンです。
AQUOS sense4 liteの主なスペック・価格 | |
価格 | 25,001円→25,000ポイント還元で実質1円 |
CPU | Snapdragon 720G |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 5.8インチ、2,280×1,080 |
重さ | 176g |
カメラ | アウトカメラ:1,200万画素+800万画素/インカメラ:800万画素 |
バッテリー容量 | 4,570mAh |
なんと2021年12月現在、価格は実質1円となっています。
性能はReno5 Aより少し下がりますが、SNSやネットサーフィン、動画再生など問題なく行なえます。
ゲームアプリなども、ある程度快適に動作しますよ。
おサイフケータイや防水に対応、カメラは望遠レンズ搭載です。
徹底的に安く、ある程度快適に使えるスマホを手に入れたい方はAQUOS sense4 liteを検討してみてください。
まとめ
今回は、楽天モバイルで使える機種について解説しました。
ポイント
- 楽天モバイルで使える機種は、公式サイトから確認可能
- iPhoneは6s以降が対応、Androidはドコモやソフトバンクの機種だと非対応なケースも
- キャリアのスマホは、楽天モバイルで使うためにSIMロック解除が必要
- 楽天モバイルでAndroidスマホを使う際は、APN設定が必要な場合あり
- iPhone 13シリーズなど、様々なスマートフォンをセット購入することもできる
今回の解説を参考に、手持ちの機種を使えるかどうかチェックしてみてください。
手持ちの機種が非対応だった場合は、乗り換え時に新しい機種をセット購入しましょう。