現在の主要な連絡手段といえばLINEですが、SMS(ショートメッセージサービス)もビジネス上のチャットやWebサービスの認証で使う場合があります。
特にキャリア携帯から格安SIMに乗り換える際は、今までどおりSMSが使えるのが不安な方もいるでしょう。
この記事では、「OCNモバイルONEでSMSは利用できるのか」を解説していきます。
最後まで読めば、OCNモバイルONEのSMSに関する疑問や不安を解消できます。
目次
OCNモバイルONEでSMSは使える
結論から言うと、OCNモバイルONEでSMSは使えます。
OCNモバイルONEには「音声対応SIMカード」「SMS対応SIMカード」「データ通信専用SIMカード」の3種類があり、このうち「音声対応SIMカード」「SMS対応SIMカード」のみ対応可能です。
「データ通信専用SIMカード」ではSMSが使えないため、注意しましょう。
OCNモバイルONEでSMSが使えるSIMカードについて
OCNモバイルONEでSMSが使えるSIMカードは、「音声対応SIMカード」「SMS対応SIMカード」のみです。
ここからは、これら2種類のSIMカードについて解説します。
音声対応SIMカード
音声対応SIMは「インターネット接続・SMS・通話」ができるSIMカードです。
MNPで乗り換えれば今の電話番号をそのまま引き継ぎ可能、メイン回線としても使えるうえ、他のコースより料金プランが多く、他社の格安SIMよりも価格が安いのが特徴です。
基本的な機能は備わっているため、SIMカード選びに迷ったら音声対応SIMカードを選ぶのがおすすめです。
通信容量 | 料金 |
500MB | 500円(税込550円) |
1GB | 700円(税込770円) |
3GB | 900円(税込990円) |
6GB | 1,200円(税込1,320円) |
10GB | 1,600円(税込1,760円) |
SMS対応SIMカード
SMS対応SIMは「インターネット接続・SMS」が使えるSIMカードです。
電話番号を取得できますが通話自体はできないため、SMSやLINE、メールでしか連絡ができません。
音声通話ができないものの、音声対応SIMと月額料金は変わらないため、あえてSMS対応SIMを選ぶ必要はないです。
OCNモバイルONEに乗り換えてSMSを利用したいなら、音声対応SIMを選びましょう。
通信容量 | 料金 |
3GB | 900円(税込990円) |
6GB | 1,200円(税込1,320円) |
10GB | 1,600円(税込1,760円) |
データ通信専用SIMカードから音声対応SIMカードに変更する方法
OCNモバイルONEのプランには「データ通信専用SIMカード」がありますが、こちらではSMSが利用できません。
もしデータ通信専用SIMを使っているなら、音声対応SIMカードかSMS対応SIMカードに切り替える必要があります。
機能と価格を比較すると音声対応SIMの方がお得なので、ここでは音声対応SIMカードの切り替え方法を解説します。
①音声対応SIMカードを申し込む
まずはOCNモバイルONEのホームページから音声対応SIMカードを申し込みます。
申し込みの際には、「音声対応SIMカード追加手数料」と「SIMカード手配料」の計3,734円が必要です。
②届いた音声対応SIMカードの設定を行う
申し込みから約1週間で音声対応SIMカードが届きます。
まずはOCNモバイルONEのインターネット接続設定を行いますが、専用のアプリを利用すれば簡単です。
③データ通信専用SIMカードを解約する
音声対応SIMカードが問題なく使えたら、データ通信専用SIMカードを解約します。
解約はOCNモバイルONEのホームページから可能です。
解約時に使っていたSIMカードは返却しなければならないので注意しましょう。
OCNモバイルONEと他社のSMS送信料の比較
ここからは、OCNモバイルONEと他社のSMS送信料を比較していきます。
SMS通信料では、専用アプリ経由によって無料で利用できる楽天モバイルがお得です。
OCNモバイルONE
OCNモバイルONEのSMS送信料は、月間のSMS送信数によって変わります。
音声対応SIMとSMS対応SIMではどちらも同じ料金で、受信料は無料です。
海外ユーザーへSMSを送るときは、1通目から送信料がかかります。
SMS送信料 | |
5通目まで | 無料 |
6通目以降 | 3.3円(税込)/通 |
5通目までは無料なので、SMSを頻繁に利用しない方におすすめです。
Yモバイル
YモバイルではSMSが無料で、かつ申し込み不要で利用できます。
送信料
送信数ではなく文字数で料金が変化するので、長文を送ることが多いなら要注意です。
文字数 | 料金 |
1~70文字 | 3.3円 |
71~134文字 | 6.6円 |
135~201文字 | 9.9円 |
202~268文字 | 13.2円 |
269~335文字 | 16.5円 |
336~402文字 | 19.8円 |
403~469文字 | 23.1円 |
470~536文字 | 26.4円 |
537~603文字 | 29.7円 |
604~670文字 | 33円 |
受信は無料で、迷惑SMS防止機能もあります。
また、「国際SMS」で海外でのSMS利用が可能で、送信1通につき100円、受信は無料です。
Yモバイルは1通あたりではなく文字数で価格が変化します。そのため、SMSで長文を送る機会が多いと費用がかさんでしまいます。
Yモバイルは70文字以内なら3.3円と、OCNモバイルONEの1通あたりの価格と同じです。
しかしOCNモバイルONEは月の最初の5通は無料なので、OCNモバイルONEの方がお得になります。
Yモバイルの特徴
Yモバイルはソフトバンクのサブブランドで、ソフトバンク回線の一部を使ってサービスを提供しています。
そのため通信速度が安定しており、格安SIMの弱点である「回線混雑時の通信速度が下がる」という弱点を補っています。
「通信料金を下げたいけど通信速度は下げたくない」という方におすすめです。
Yモバイルは店舗も構えているので、お店で直接サポートを受けられます。
Y!mobile公式サイト
UQモバイル
UQモバイルもSMSは無料、申し込みも不要で利用できます。
送信料
文字数 | 料金 |
1~70文字 | 3.3円 |
71~134文字 | 6.6円 |
135~201文字 | 9.9円 |
202~268文字 | 13.2円 |
269~335文字 | 16.5円 |
336~402文字 | 19.8円 |
403~469文字 | 23.1円 |
470~536文字 | 26.4円 |
537~603文字 | 29.7円 |
604~670文字 | 33円 |
国内・海外でのSMSブロック機能があり、番号ごとに個別で対応できます。
UQモバイルの特徴
UQモバイルはauのサブブランドで、通信が安定しているため動画やオンラインゲームをストレスフリーで楽しめます。
データ容量の繰り越しや節約モードをうまく使えば、効率よくデータ容量を使うことも可能です。
60歳以上の通話割やインターネットサービスとのセット割も充実しており、お得に契約できます。
UQモバイルも全国に実店舗を構えており、対面サポートを受けられるため安心です。
楽天モバイル
楽天モバイルではSMSが無料・申し込み不要で利用できます。
専用アプリの「Rakuten Link」を利用すれば送信料金は0円なので、SMSを頻繁に利用する方は楽天モバイルがおすすめです。
Rakuten Linkを使わなかった場合の価格は下記になります。
文字数 | 料金 |
1~70文字 | 3.3円 |
71~134文字 | 6.6円 |
135~201文字 | 9.9円 |
202~268文字 | 13.2円 |
269~335文字 | 16.5円 |
336~402文字 | 19.8円 |
403~469文字 | 23.1円 |
470~536文字 | 26.4円 |
537~603文字 | 29.7円 |
604~670文字 | 33円 |
専用アプリを経由するだけで送信料が無料になるので、楽天モバイルでの国内SMS利用料は実質0円です。
楽天モバイルの特徴
楽天モバイルは自社回線を持っており、大手キャリアと変わらないほど通信が安定しています。
楽天モバイルの料金プランは1つしかなく、月の最終的なデータ使用量で料金が確定します。
通信容量 | 料金 |
1GBまで | 0円 |
3GBまで | 980円(税込1,078円) |
20GBまで | 1,980円(税込2,178円) |
21GB以上~無制限 | 2,980円(税込3,278円) |
容量無制限プランがあり、料金は使用量に応じて変化するので臨機応変に使いやすいです。
楽天ポイントでの支払いもできるので、楽天系のサービスをよく使う方にもおすすめできます。
OCNモバイルONEのSMSを海外で利用する場合
OCNモバイルONEでは、海外ユーザーにSMSを送信したり、自分が海外にいるときにSMSを送信することができます。
国内と海外ではSMS送信料が異なるため注意しましょう。
海外でのSMS送信料
海外ユーザーへ送信、または海外にいる状態から送信する場合、国内料金とは違って1通目から料金が発生します。
SMS送信料(月額) | |
海外にSMSを送る | 50円(不課税)/通 |
海外からSMSを送る | 100円(不課税)/通 |
注意点として、海外からSMSを使う場合は「国際ローミングオプション」に申し込まなければなりません。
国際ローミングオプションの申し込み方法
OCNモバイルONEで海外からSMSを使う場合は、国際ローミングオプションに申し込まなければなりません。
国際ローミングオプションは音声対応SIMでしか申し込めないため、海外で利用する可能性がある方は特に注意しましょう。
国際ローミングオプションの申し込み方法は以下のとおりです。
国際ローミングオプションの申し込み方法
- OCNモバイルONE専用受付センタに電話で申し込む
(0120-506305 10時~19時 年中無休) - 必要書類を提出する
(日本国パスポート、在留カード、特別永住者証明書のいずれか) - SMSにて処理結果を待つ
(2~3営業日)
OCNモバイルONE公式サイト OCNモバイルONE公式サイト
OCNモバイルONEのSMS拒否機能
OCNモバイルONEには、迷惑電話の着信拒否と同様にSMSの拒否機能があります。
3種類の方法で迷惑SMSをブロックできるため、とても便利です。
ただし、SMS拒否設定にはダイヤル操作が必要になり、音声対応SIMカードでしか操作できません。
非通知SMS拒否登録
相手から送られてきた非通知SMSを拒否できます。
非通知で送られてくるSMSは、「非通知SMS拒否登録」でまとめて拒否設定が可能です。
非通知SMS拒否登録の方法
【解除】*20184→通話ボタン→ネットワーク暗証番号4ケタ→2→2→終話ボタン
国際SMS拒否登録
海外の相手から送られてくるSMSを拒否できます。
もし海外のサービスを使った際に、迷惑SMSが送られてきたら利用しましょう。
国際SMS拒否登録
【解除】*20184→通話ボタン→ネットワーク暗証番号4ケタ→3→2→終話ボタン
個別番号拒否登録
特定の電話番号から送られてくるSMSを、個別に拒否できます。
特定の番号を個別に対応可能です。
個別番号拒否登録
【解除】*20184→通話ボタン→ネットワーク暗証番号4ケタ→5→2→終話ボタン
【拒否番号の登録】*20184→通話ボタン→ネットワーク暗証番号4ケタ→5→3→拒否する番号→終話ボタン
【登録番号を確認しながら削除】*20184→通話ボタン→ネットワーク暗証番号4ケタ→5→4→1→1→終話ボタン
【登録番号を直接入力して削除】*20184→通話ボタン→ネットワーク暗証番号4ケタ→5→4→2→拒否する番号→終話ボタン
【登録番号を全て削除】*20184→通話ボタン→ネットワーク暗証番号4ケタ→5→4→3→1→拒否する→終話ボタン
まとめ:OCNモバイルONEはSMSが使える
この記事では、「OCNモバイルONEでSMSは利用できるのか」について解説してきました。
OCNモバイルONEでは、音声対応SIMカードとSMS対応SIMカードでSMSを利用できます。
音声対応SIMカードなら海外SMSにも対応でき、料金プランとしてもお得なのでおすすめですよ。
OCNモバイルONE公式サイト