ドコモなどの大手キャリアから格安SIMに乗り換える際は、メリットやデメリットをしっかり理解しておくことが重要です。
最後までチェックして、自分にとってOCNモバイルONEがベストな選択肢かどうかを見極めましょう！
OCNモバイルONEはドコモ回線の格安SIM
OCNモバイルONEは、インターネットプロバイダのOCNなどを展開しているNTTコミュニケーションズの格安SIMです。
通信に使う回線は、ドコモ回線を使用しています。
OCNモバイルONEのメリットは？
OCNモバイルONEには、様々なメリットがあります。
それぞれ解説するので、契約後にどう役立てられるかの参考にしてくださいね。
500MB～10GBの低価格な料金プランを展開！
OCNモバイルONEでは、500MB～10GBと少なめの通信量を中心にプランが用意されています。
| OCNモバイルONEの月額料金 | |
| 500MB/月コース※10分無料通話つき | 550円 |
| 1GB/月コース | 770円 |
| 3GB/月コース | 990円 |
| 6GB/月コース | 1,320円 |
| 10GB/月コース | 1,760円 |
なんと3GBまでのプランなら月額料金が1,000円以下、最大プランの10GBでも月額1,760円なので2,000円を切っています。
選択肢が10GBまでな関係上通信量が多い人には不向きですが、多くない人ならスマホ代をとても安く抑えられますよ。
参考までに、3GB程度通信した場合における大手キャリアの月額料金をOCNモバイルONEと比べてみました。
| OCNモバイルONEと大手キャリアで3GB前後のプラン料金を比較！ | |
| OCNモバイルONE（3GB/月コース） | 990円 |
| ドコモ（ギガライト～3GB） | 4,565円 |
| au（ピタットプラン～4GB） | 4,928円 |
| ソフトバンク（ミニフィットプラン＋～3GB） | 5,478円 |
大手キャリアだと、3GB前後のプランは月額4,000～5,000円代となっています。
OCNモバイルONEなら大手キャリアの4分の1～5分の1程度の金額で、3GBを利用できますよ。
500MB/月コースは10分の無料通話付き・ドコモショップでの申込みにも対応
参照：OCNモバイルONE公式サイト（https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/sim.html）
OCNモバイルONEの500MB/月コースは、月額550円で500MBの通信量に加えて10分間の無料通話も利用できる格安プランです。
利用開始月の月額料金がなんと無料！
OCNモバイルONEでは、利用開始月の月額料金が無料になっています。
利用開始月は、申込みの10日後を含む月です。
例えば1月1日に申し込んだ場合は1月10日を含む月＝1月が利用開始月、1月25日に申し込んだ場合は10日語が2月になっているので2月が利用開始月となりますよ。
利用開始直後のスマホ代がかからないので、他社から乗り換えた際に乗り換え月の月額料金が乗り換え前後で二重にかかってしまうことはありません。
また利用開始月に解約した場合は、1ヶ月分の月額料金が日割り無しで請求されます。
解約金不要、いつでも無料で解約できる
OCNモバイルONEは、最新プランだと最低利用期間が撤廃されているためいつでも無料で解約できます。
さらに他社へ乗り換える際に発行が必要な「MNP予約番号」の発行手数料も、無料になりました。
どうしても自分に合わないと感じたら、いつでも気軽に他社へ乗り換えられるのもOCNモバイルONEのメリットですよ。
通話料金が割安！通話オプションもかけ放題対応で充実
OCNモバイルONEの通話料金は通常30秒22円ですが、OCNでんわというサービスが自動で適用されるので、基本的に30秒11円で通話できます。
さらに3種類のオプションが用意されていて、申し込めばかけ放題を利用できますよ。
| OCNでんわ かけ放題オプションの料金 | |
| 完全かけ放題 | 1,430円→キャンペーンで最大12ヶ月間1,100円 |
| 10分かけ放題 | 935円 |
| トップ3かけ放題 | 935円 |
完全かけ放題はその名の通り無制限の国内通話かけ放題で、10分かけ放題は10分以内の通話がかけ放題になります。
トップ3かけ放題では、その月の通話時間が長かった上位3つの電話番号における通話がかけ放題になりますよ。
しかしOCNモバイルONEなら、アプリ不要で半額通話やかけ放題のオプションを利用できますよ。
MUSICカウントフリーで対象音楽配信サービスが通信量の消費なしに！
OCNモバイルONEでは、「MUSICカウントフリー」という無料のオプションが提供されています。
公式サイトから申し込みを行うと、以下の音楽配信サービスにおける通信量がカウントされなくなります。
- Spotify
- Amazon Music
- LINE MUSIC
- AWA
- ANiuTa
- dヒッツ
- ひかりTVミュージック
音楽配信サービスで音楽をよく聴いている人は、通信量を節約できるので忘れずMUSICカウントフリーを申し込んでおきましょう。
2021年11月現在は、OCN会員向けに通常月額980円のAmazon Music Unlimitedを24ヶ月間月額880円で利用可能＋3ヶ月間無料体験可能な特典も提供されていますよ。
ちなみに、他にもIP電話アプリの「050 plus」やクラウドストレージアプリ「マイポケット」、OCNモバイルONEアプリといったサービスもOCNモバイルONEでは標準でカウントフリーです。
通信量の翌月繰り越しや、節約モードによる節約に対応！
OCNモバイルONEでは、余った通信量を翌月まで繰り越して使えます。
もともとOCNモバイルONEのプランは通信量が少なめですが、それでも余ってしまった場合でも無駄なく使うことが可能ですよ。
さらにOCNモバイルONEには、節約モードがあります。
アプリなどから節約モードに切り替えている間は、通信速度が最大200kbpsに制限される代わりに契約している通信量が消費されません。
節約モードには「バースト転送」機能があり、通信開始の一定時間は高速で通信できるのも魅力です。
最大5枚のSIMカードで通信量をシェアして使える
OCNモバイルONEでは、契約しているプランに最大4枚のSIMカードを追加して容量をシェアできます。
| シェアSIMの月額料金 | |
| 音声対応SIMカード | 572円 |
| SMS対応SIMカード | 572円 |
| データ通信専用SIMカード | 440円 |
OCNモバイルONEは現在最大通信量が10GBなので、家族での容量シェアはちょっと使いづらい場合もあることに注意が必要です。
OCN光などの対象ネット回線ユーザーは、1GB以上のプランで月額220円の割引を受けられる！
参照：OCNモバイルONE公式サイト（https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/common/hikari-mobile.html）
OCNモバイルONEは、OCN 光のインターネット回線や接続プランを契約していれば「OCN光モバイル割」で月額220円の割引を受けられます。
最大5回線まで、割引を受けられますよ。
例えば3GBプランは通常月額990円ですが、OCN光モバイル割を利用すれば770円で使えてしまいます。
OCN光やフレッツ光のOCN契約、さらにドコモ光をOCNのプロバイダで利用している場合も対象です。
音声通話SIMとセットで購入できるスマートフォンの割引販売が充実！
参照：OCNモバイルONE公式サイト（https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/set/xm11t.html）
OCNモバイルONEは、スマートフォンの割引販売を積極的に行っています。
例えばAmazonだと54,800円で販売されているXiaomi 11Tというスマートフォンは、OCNモバイルONEなら32,000円で音声通話SIMとセット購入できます。
OCNモバイルONEのデメリットは？
OCNモバイルONEには、気をつけたいデメリットもいくつか存在しています。
人によっては「手持ちの機種を使えない」「使いたい時にうまく通信できない」など大きなデメリットが生じてしまうこともあるので、事前に必ず確認しておきましょう。
ドコモ回線以外選択不可！ドコモ以外からの乗り換えだとSIMロック解除が必要
OCNモバイルONEでは、ドコモ回線以外を選ぶことができません。
ドコモユーザーなら手持ちのスマートフォンをそのまま使えますが、auやソフトバンクの方は「SIMロック解除」をしなければいけません。
SIMロック解除は、My auやMy SoftBankから無料で行なえますよ。
auやソフトバンク版などのAndroid端末は機種によっては繋がりづらくなることも
auやソフトバンクでAndroidスマートフォンを使っている人は、機種によってはドコモの電波に対応しきれていないことがあります。
iPhoneの場合はどこで買った機種でもドコモ・au・ソフトバンク回線に対応しているので、問題はありません。
auやソフトバンクでAndroidスマートフォンを使っていた方は、OCNモバイルONEへ乗り換える際に新しい機種へ機種変更することも検討しましょう。
OCNモバイルONE公式サイト
お昼などの混雑時は、速度が下がる場合あり
OCNモバイルONEはドコモから回線帯域の一部分を借りて展開している格安SIMで、利用者が増えると混み合って速度が低下します。
主にお昼や、夕方～夜にかけては速度が下がりやすいです。
速度が下がっている間は、動画や画像の多いWebサイトなどは読み込みに時間がかかってしまうことにご注意ください。
24時間いつでも快適にスマホを使いたい場合は、自社で回線を保有していて混み合いづらいYモバイルやUQモバイルといったサービスを選ぶのがおすすめです。
大容量プランが未提供、最大10GBでの契約
OCNモバイルONEは最大10GBのプランを選択可能で、10GBを超えるプランは利用できません。
また使い放題で自由に動画などを楽しみたいなら、ドコモで使い放題の5Gギガホ プレミアを利用するのがおすすめです。
ahamo公式サイト
大手キャリアのような「キャリアメール」は使えない
OCNモバイルONEでは、OCNメールというサービスは利用できるものの、ドコモメールのようなキャリアメールサービスは未提供です。
OCNメールや契約に利用するGmailなどのフリーメールアドレスは、以下のような場面で利用できないデメリットがあります。
- キャリアメール以外からの連絡をブロックしている相手に連絡をする
- キャリアメール以外での会員登録ができないWebサイトを利用する
キャリアメールがどうしても必要な場合はドコモなどの大手キャリアを利用するか、Yモバイル、UQモバイルといったキャリアメールがある格安SIMを利用しましょう。
支払い方法は基本的にクレジットカードのみ
OCNモバイルONEは、基本的にクレジットカード払いでしか利用できません。
カスタマーズフロントへ連絡をすれば口座振替で申し込める場合もありますが、原則としてクレジットカード払いで申し込むことになります。
カスタマーズフロントの電話番号
受付時間10時～19時、日・祝・年末年始を除く
店舗でのサポートはあまり充実していない
OCNモバイルONEは、店舗での申込みやサポート対応があまり充実していません。
一応ドコモショップで500MB/月コースを契約可能、家電量販店などでも取り扱いはありますが、プラン変更やわからないことの相談などはWeb上で行うことになります。
店舗で充実したサポートを受けたい方は、ご注意ください。
OCNモバイルONEはどんな人におすすめ？
OCNモバイルONEは、以下の条件に当てはまる方におすすめの格安SIMです。
- 通信量は毎月10GB程度に収まる
- お昼や夕方～夜にかけては、あまりスマホを使わない
- 電話をかける機会が多い
- ドコモから乗り換え予定auやソフトバンクではiPhoneを使っている
- 乗り換えに合わせて、新しいスマートフォンを格安購入したい
OCNモバイルONEは通信量が最大10GBなので、スマホで動画などを楽しむ機会は多くなく、毎月10GBまでで十分な人におすすめです。
OCNモバイルONEは通話オプションが充実しているので、よくスマホから電話をかける人にもおすすめですよ。
ドコモユーザーなら手持ちの機種を使い回すことが可能、iPhoneユーザーならau・ソフトバンクでもSIMロックさえ解除すれば問題なく使えます。
乗り換えに合わせて新しいスマートフォンを購入するなら、機種の相性問題に悩まされる心配はありません。
まとめ
今回は、OCNモバイルONEのメリットとデメリットについて解説しました。
ポイント
- OCNモバイルONEは、ドコモ回線の格安SIM
- プランは500MB、1、3、6、10GBの5種類、通話料金は30秒11円
- かけ放題オプションが充実している
- ドコモユーザーは手持ちのスマホを使いまわし可能、au・ソフトバンクユーザーはSIMロック解除が必須・機種によっては繋がりづらくなることも
- OCNモバイルONEはスマートフォンのセット購入がお得！
- OCNモバイルONEはキャリアメールなし、お昼などは速度が下がることもあるので注意
- 申し込みには、クレジットカードが必要！
今回の解説を参考に、OCNモバイルONEへの乗り換えについて検討してみてください。 OCNモバイルONE公式サイト
