「mineoに乗り換えたらSMSってどうなるの?」「mineoってSMSは使えるのかな?」
このような疑問をお持ちの人は多いのではないでしょうか。
数年前までと比べて、SMSの使用頻度自体は落ちてきています。
ですがSMSはネットサービスの利用時に必要だったり、クレジットカードや銀行アプリの利用時に必要だったりするため、なくてはならない存在です。
この記事ではmineoでSMSを使うときの料金や、SMSを使う手順などを紹介していきます。
mineoに乗り換えてSMSを使いたいと考えている方や、mineoでSMSを使う方法が知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
SMSとは?
SMSとはショートメッセージサービスの略称で、メールアドレスではなく電話番号を利用してメールを送信するシステムです。
SMSはメールアドレスを用いたメールとは異なり、ガラケーは60文字、スマホは670文字という文字数しか送れない制限がついています。
これらの制限があることもあり、2021年に入り友人や知人への連絡は、LINEしか使っていないという方も多いのではないでしょうか。
そのため、SMSはなくても良いかなって考えてしまいがちですが、2021年に入り連絡手段以外にも使いみちが増えてきています。
SMSの使いみち1:SMS認証
2021年に入りSMSは、SMS認証で使われる機会が増えてきています。
SMS認証は本人確認として使われることが多く、アプリやインターネットサービスへの登録時に使うことが多いです。
SMS認証は文字通り、SMSを使って本人確認を行うため、SMSが利用できない場合は使えません。
SMS認証が使えない場合は電話での本人確認などを行う必要があり、本人確認の手間が増えてしまいます。
SMSの使いみち2:ワンタイムパスワード
ワンタイムパスワードとは、1回だけ使うパスワードのことです。
ネットショッピング時にワンタイムパスワードが必要になったり、銀行振込などを行う際に必要になることがあります。
SMSに送られたワンタイムパスワードを確認して、入力しないと買い物や振り込みができないというシステムです。
ワンタイムパスワードもSMSがないと使えない機能ですし、2021年以降SMSを利用したワンタイムパスワードが導入される機会が増える可能性もあります。
SMS認証・ワンタイムパスワードは、セキュリティ面が優れたシステムのため使われる機会が増えてきています。
そのため、SMSは連絡手段として使わない場合でも、使える状態にしておいたほうが良いでしょう。
mineoでSMSは使えるの?
mineoはSMSに対応した格安SIMです。
連絡手段として使えるだけでなく、先ほど紹介した「SMS認証」や「ワンタイムパスワード」なども利用できるため安心してください。
mineoのSMSの料金
mineoのSMSの料金は、データ専用SIMを使っているのか、音声通話SIMを使っているのかによって異なります。
また、docomo回線を使っているDプランも料金が違うため、以下の表をご覧ください。
Aプラン (au回線) |
Dプラン (docomo回線) |
Sプラン (Softbank回線) |
|
シングルタイプ (データ通信専用) |
無料 | 132円 | 198円 |
デュアルタイプ (音声通話SIM) |
無料 | ||
送信 | 3.3~33円 | 3.3~33円 | 3.3~33円 |
受信 | 無料 | 無料 | 無料 |
国際SMS送信 (日本国内で) |
100~1,000円 | 50~500円 | 100~1,000円 |
国際SMS受信 (日本国内で) |
無料 | 無料 | 無料 |
国際SMS送信 (海外で) |
100円 | 50~170円 | 不可能 |
国際SMS受信 (海外で) |
無料 | 無料 デュアルタイプのみ |
不可能 |
mineoの回線タイプ、SIMカードごとのSMS利用料金は上記のとおりです。
上記の表だけではわかりにくいと感じるかもしれないため、詳しく説明していきます。
mineoのSIMカード別のSMS利用料金
mineoでは、シングルタイプとデュアルタイプの2種類のSIMカードが選べます。
- シングルタイプ:データ通信専用SIMカード
- デュアルタイプ:音声通話+データ通信のSIMカード
また、使用回線もdocomo回線、au回線、Softbank回線の3種類です。
- Dプラン:docomo回線
- Aプラン:au回線
- Sプラン:Softbank回線
音声通話が可能なデュアルタイプでは、すべてのプラン(回線)で無料でSMSが使えます。
ですが、データ通信専用SIMのシングルタイプの場合、SMSが無料で使えるのはau回線のAプランのみです。
シングルタイプのdocomo回線(Dプラン)や、Softbank回線(Sプラン)の場合は、SMSを利用したい場合はオプション料金が発生します。
Dプラン (docomo回線) |
Aプラン (au回線) |
Sプラン (Softbank回線) |
|
デュアルタイプ (音声通話SIM) |
無料 | 無料 | 無料 |
シングルタイプ (データ通信SIM) |
月額料金:132円 | 無料 | 月額料金:198円 |
(参考:メール・SMS)
Dプラン(docomo回線)は月額料金132円、Sプラン(Softbank回線)は月額料金198円がそれぞれ発生してしまいます。
SMSオプションの有無はシングルタイプ申し込み時に選ぶことになります。
ですが、申し込み完了後にSMSありorなしを変更する場合は、変更事務手数料2,300円とSIMカード発行料440円が発生するため注意してください。
mineoのSMS送信料・受信料
mineoのSMS送信料は、文字数によって変動します。
ただし、どのプランを選んでも文字数によるSMS送信料は変わりません。
文字数 | SMS送信料 (1通あたり) |
全角1~70文字 半角1~160文字 |
3.3円 |
全角71~134文字 半角161~306文字 |
6.6円 |
全角135~201文字 半角307~459文字 |
9.9円 |
全角202~268文字 半角460~612文字 |
13.2円 |
全角269~335文字 半角613~765文字 |
16.5円 |
全角336~402文字 半角766~918文字 |
19.8円 |
全角403~469文字 半角919~1,071文字 |
23.1円 |
全角470~536文字 半角1,072~1,224文字 |
26.4円 |
全角537~603文字 半角1,225~1,377文字 |
29.7円 |
全角604~670文字 半角1,378~1,530文字 |
33.3円 |
mineoのSMS送信料は上記のとおりです。
文字数によってSMS送信料が変わるため、長文を送ることが多い方は注意してください。
SMS受信料 |
無料 |
mineoはSMS受信料は無料です。
つまり相手からSMSが送られてくることが多い場合は、無料で利用可能です。
また、SMS受信料が無料のため、SMSの利用用途として説明した「SMS認証」や「ワンタイムパスワード」なども無料になります。
mineoのシングルタイプでSMSオプションに申し込む手順
ここからは、mineoのシングルタイプ(データ通信SIM)を利用中に、SMSオプションに申し込む手順を紹介していきます。
契約している回線タイプによって、申し込み手順が異なるため、それぞれ説明していきます。
mineoのAタイプでSMSオプションを申し込む手順
まずは、mineoのAタイプ(au回線)でSMSオプションを申し込む手順からご覧ください。
- mineoのマイページにログインする
- 「ご契約サービスの変更」から「オプション変更」を選ぶ
- 「お申し込みオプション」から「SMSオプション」を選ぶ
- 「申し込み」にチェックを入れて送信して完了
mineoのAタイプ(au回線)で申し込む手順は上記のとおりです。
Aタイプ(au回線)の場合は、SMSオプションは無料で選べますし、変更事務手数料とSIMカード発行料も発生しないため安心してください。
mineoのDタイプとSタイプでSMSオプションを申し込む手順
次はmineoのDタイプ(docomo回線)とSタイプ(Softbank回線)でSMSオプションを申し込む手順を紹介していきます。
これらの回線タイプはSMSオプションに申し込む前に、SIMカードの種類を変更する必要があるため、手順が増えたり手続きが長くなったりしてしまいます。
- mineoのマイページにログインする
- 「ご契約サービスの変更」から「タイプ変更(音声通話あり⇔なし)」を選ぶ
- 「シングルタイプ」を選ぶ
- 「申し込み」を選び、SIMカードの種類変更手続きは終了
- 変更したSIMカードが届く
- mineoのマイページにログインする
- 「ご契約サービスの変更」から「オプション変更」を選ぶ
- 「お申し込みオプション」から「SMSオプション」を選ぶ
- 「申し込み」にチェックを入れて送信して完了
mineoのDタイプ(docomo回線)とSタイプ(Softbank回線)の、SMSオプションを申し込む手順は上記のとおりです。
繰り返しになりますが、SIMカードの種類を変更する必要があり、SMSオプションを申し込むまでに時間がかかってしまいます。
そのため、SMSを早く利用したい場合は、できるだけ素早くSIMカードの変更手続きを行っておきましょう。
mineoの海外SMSの利用料金
ここからは、mineoの海外SMSの利用料金について説明していきます。
海外SMSは、国内SMSと利用料金が異なるため、海外の友人や知人とのやり取りがある方や、海外旅行が多い方はしっかりと把握していきましょう。
Dプラン (docomo回線) |
Aプラン (au回線) |
Sプラン (Softbank回線) |
|
日本国内で受信 | 無料 | 無料 | 無料 |
日本国内から送信 ※文字数によって変わる |
50~500円 | 100~1,000円 | 100~1,000円 |
海外で受信 | 無料 ※デュアルタイプのみ |
無料 | 利用不可能 |
海外から送信 (1通) |
100~170円 | 100円 | 利用不可能 |
海外SMSの利用料金は上記のとおりです。
海外SMSもAプラン(au回線)が最も快適に利用できて、料金自体も安めに抑えられています。
Dプラン(docomo回線)は、日本国内からの送信時の料金は安いものの、海外で利用する場合はデュアルタイプの契約が必要だったり、海外からの送信時の料金が高かったりしてしまいます。
またSプラン(Softbank回線)の場合は、国内から海外への送受信は可能ですが、海外からの送受信には対応していません。
そのため、海外でSMSを使う可能性が高い場合は、Aプラン(au回線)の契約をおすすめします。
mineoでSMSオプションをつけるメリット
mineoでSMSオプションをつけるメリットは以下のとおりです。
- 電話番号だけでメッセージができる
- SMS認証が必要なサービスが使える
- 圏外表示やバッテリーの異常消費を抑えられる
- LTEの電波に素早くつながる
mineoに限らず、すべてのSIMカードでSMSが使えない場合は圏外表示になることが多かったり、バッテリーの消費が激しかったりする問題があります。
これらはSMSが使えないことが原因とされており、SMSオプションを契約することで解決できます。
またSMSが使えない状態だとLTE電波につながるまでに時間がかかることがありますが、SMSが使えるだけでこの問題も解決可能です。
これらのメリットがあるため、SMSオプションは基本的にはつけておいたほうが良いでしょう。
mineoでSMSオプションをつけるデメリット
mineoでSMSオプションをつけるデメリットは以下のとおりです。
- シングルタイプの場合は、Dプラン(docomo回線)とSプラン(Softbank回線)は料金がかかる
mineoのSMSオプションは、シングルタイプの場合Aプラン(au回線)のみ無料で利用できます。
ですが、Dプラン(docomo回線)は月額料金132円、Sプラン(Softbank回線)は月額料金198円のオプション料金が発生します。
SMSを利用していない月でもオプション料金は発生してしまうため、SMSオプションを契約する場合はAプランを選びましょう。
まとめ
この記事では、mineoでSMSは利用できるのか、mineoでSMSを使う方法などを紹介してきました。
冒頭でも説明したとおりmineoでもSMSは問題なく利用できるため安心してください。
音声通話が可能なデュアルタイプであれば、どの回線プランでもSMSは無料で利用可能です。
ですがデータ通信専用のシングルタイプの場合は、Aプラン(au回線)のみ無料でDプラン(docomo回線)とSプラン(Softbank回線)は月額料金が発生します。
友人や知人とのやり取りで使う機会が減ってきているSMSですが、「SMS認証」「ワンタイムパスワード」などで使う機会は増えてきています。
SMSオプションは契約しておいたほうが良いオプションのため、シングルタイプの場合はAプラン(au回線)を選ぶことをおすすめします。