なかには「スマートフォンは操作が難しそう、できれば使い慣れたガラケーを使い続けながら携帯電話料金を下げられたら…」と感じている人は多いのではないでしょうか。
結論としては「LINEMOの料金プランや仕組みはガラケーの利用を想定していない」が回答です。
また、ガラケーが使える可能性はゼロではありませんが、LINEMOを利用する契約する場合は、スマートフォンを利用するのが無難ともいえます。
そこで本記事では、以下の内容を深堀りしていきます。
記事の概要
- LINEMOはガラケーの利用を想定していない理由
- ガラケーに利用される3G通信は携帯電話会社それぞれがサービス終了を予定
- ソフトバンクを契約してのガラケー利用もおすすめ
- LINEMOの基本情報
目次
LINEMOでもガラケーを使って通話やインターネットは行える?
結論からですが、LINEMOでガラケーを利用可能かどうかに一切の保証はありません。
理由は、LINEMOの公式サイト内にある動作確認端末ページのなかに「ガラケー」といったカテゴリがないからです。
動作確認端末とは、LINEMOのネットワークを使って正常に機能するかを確認済みの携帯電話のこと。
LINEMOに限らず、他社が販売している携帯電話(またはSIMフリーのスマートフォン)が自社のネットワークで使えるかどうかは、それぞれの事業者でテストを行っています。
下記の画像は、LINEMOの動作確認端末ページのトップ画面です。
一番上にある「製品カテゴリ」を選択すると、AndroidとiPhoneのスマートフォンもしくはタブレットしか表示されずに、ガラケーは選択不可でした。
つまり、LINEMOの料金プランはガラケーの利用を保証していないと結論付けられます。
公式サイトの動作確認端末ページでは、スマートフォンのメーカーや発売キャリアを選択すると、該当する端末がLINEMOで正常動作するかを検索できます。
上記は「auのiPhone 11がLINEMOで正常動作する」といった結果を示しています。
LINEMO公式サイト4G通信対応の携帯電話(ガラホ)であれば利用できる可能性も
ガラケーのなかでも「4G対応の携帯電話(ガラホ)」であれば、LINEMOで使える可能性があります。ですがあくまでも可能性であり、保証はありません。
4Gとは通信規格の名称で、ガラケーで使用されていた「3G」よりも高速通信ができるネットワークのことです。
また、ガラホは「ガラケー✕スマートフォン」のかけ合わせた単語で、各社呼び名が異なります。
ポイント
各機能やシステムがスマートフォンと同等の中身であり「外見はガラケー、中身はスマートフォンに近い」といった特徴をもちます。
スマートフォンと同様の4G対応ガラホであれば、使用するネットワークはスマートフォンと同様です。そのため、電話やインターネットがつながる可能性はゼロとは言い切れません。
実際には、携帯電話に挿入するSIMカード(契約者情報を記録したICチップ)をガラホに挿入することで、動作するかをチェックできます。
しかし、動作保証を取っているわけではないため自己責任であり、おすすめともいえません。
4G対応のガラホは中古ショップでも手に入れられる
4G通信に対応するガラホは、中古携帯電話の販売ショップで手に入れられます。
中古のガラケーであれば、定価よりも大幅に販売価格が下がっているため気軽に購入できる人も多いはずです。
仮に「動作保証がなくても、LINEMOでガラホが使用できるか確認したい」といったケースにおいては、出費のリスクを最少額に抑えられるでしょう。
どうしても、LINEMOの料金プランでガラホを使いたい人は試す価値もあります。
ただし、動作保証されていない以上、使えない可能性のほうが高い点には気をつけましょう。
ガラケーが使用する3G通信は各社がサービス終了を予定している
ガラケーがインターネット接続に利用する3G通信は、大手キャリア各社がサービス提供の終了を予定しています。
そのため従来のガラケーは、いずれ通話やインターネットが使えなくなります。
つまり、4G対応のガラケーもしくはスマートフォンへの機種変更を行う必要があるのです。
3G通信は下記のスケジュールで終了と発表されています。
3G終了予定スケジュール
- ドコモ:2026年3月31日
- au:2022年3月31日
- ソフトバンク:2024年1月下旬
ソフトバンクを契約してのガラホ利用もおすすめである理由
LINEMOではなくソフトバンクを契約しつつ、ガラホを使う方法もあります。
使用する携帯電話は、ソフトバンクが販売している4G通信に対応するガラホです。
「ソフトバンク契約✕ガラホ利用」がおすすめの理由は、以下の3つ。
- 4G対応のガラホはスマートフォンのWebページを閲覧できる
- ソフトバンクから4G対応のガラホが3機種発売している
- ソフトバンクはアフターフォロー含めサービスが充実している
4G対応のガラホはスマートフォンサイトを検索・閲覧できる
スマートフォン用のサイトを利用できる点が、ガラホの大きな魅力です。
たとえば、YahooニュースやTwitter、Google Mapsなどをスマートフォンにより近い表示形式で利用できます。
使いなれており、押しやすいキーはそのままに使用できる点もメリットでしょう。
ガラケーでは閲覧できるWebサイトに制限があり、通信速度も3Gのためスムーズに操作できないことも多々あります。
ガラホであれば、4Gの通信速度でスマートフォン・パソコン画面を表示することができるため、ガラケーに慣れている人でも便利に使えるはずです。
自宅や仕事先にWi-Fi環境がある場合、データ容量を消費することなくインターネット利用できるのも特徴のひとつ。
4G対応ガラホの料金プラン
ソフトバンクのガラホ向けの料金プランは、以下のとおりです。(※公式サイトは「ケータイ 料金プラン」と表示)
ソフトバンク|ガラホ料金プラン | |
通話 | 基本プラン(音声):1,078円/月 |
インターネット | データプラン100MB:330円/月 データプラン3GB:1,650円/月 データプランミニフィット+:2,200円~/月(段階制) |
基本プラン(音声)と3種類のインターネット料金のいずれかを組み合わせた額が、毎月の支出にあたります。
また、通話を多く利用する人は下記の通話オプションも付けられますよ。
ソフトバンク|ガラホ通話オプション | |
基本プラン(音声) | 国内通話22円/30秒 |
準定額オプション+ | 1回5分以内の国内通話無料:880円/月 |
定額オプション+ | 24時間いつでも国内通話無料:1,980円/月 |
ソフトバンクから4G対応のスマートフォンが3機種販売している
2022年1月現在、ソフトバンクから以下の3機種がガラホのモデルとしてラインアップされています。
ソフトバンク|販売中のガラホ | ||
機種 | 価格 | 新トクするサポート適用後 |
DIGNO® ケータイ3 | 29,800円 | 14,400円 |
AQUOS ケータイ3 | 29,800円 | 14,400円 |
かんたん携帯10 | 33,120円 | 16,560円 |
いずれも防水対応やWi-Fi接続、カメラ機能に対応しています。
まずはソフトバンクのガラホを使いつつ、いずれはスマートフォンを使う方法もひとつです。
新トクするサポートとは?
加えて、ソフトバンクで新しくガラホもしくはスマートフォンへの機種変更が条件。
すると、残りの24回分の分割残金が支払い免除となる仕組みです。
ソフトバンクとLINEMOの通信ネットワークは同等の品質
LINEMOはソフトバンクのオンライン専用ブランドであり、通話やインターネットもキャリア並の品質です。
格安SIMのように基地局からの電波を事業者間で分け合う仕組みではなく、混雑時であっても比較的つながりやすいといえます。
ただし、LINEMOではガラケーの利用が保証されていません。
そのため、ガラケーを確実に利用したい場合はソフトバンクを契約するのがベストです。
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LINEMOの基本情報
LINEMOの基本情報をまとめます。
LINEMO|2022年1月現在 | |
基本料金 | ミニプラン:990円/月 スマホプラン:2,970円/月 |
使用可能データ量 | ミニプラン:3GB/1ヶ月 スマホプラン:20GB/1ヶ月 |
データ量の追加 | 550円/1GB |
通話料 | 22円/30秒 |
通話オプション | 通話準定額(5分/回が無料):550円 通話定額(24時間かけ放題):1,650円 |
契約事務手数料・解約金 | 無料 |
もっと詳しく知りたい方はこちら!
LINEMOを使って得られるメリット3選
LINEMOのメリットを厳選して紹介します。
ahamo|メリット
- データ容量の異なる料金プランを2種類から選べる
- 通話オプションのバリエーションと月額料金がおトク
- 他社から乗り換え、または新規契約によりPayPayボーナスの還元を受けられる
基本料金は2種類から使い方に応じて選択できる
LINEMOは2種類の料金プランから、1ヶ月に必要なデータ容量に応じて選択できます。
基本料金
スマホプラン:月に20GBのデータ容量で2,728円
基本料金の選択肢がひとつではないため、ムダのない使い方ができます。
またLINEサービスにおいて、データ通信を行わない「LINEギガフリー」も付属します。トークだけではなく、音声・ビデオ通話も使い放題です。
データ容量を消費しない仕組みも、LINEMOのメリットのひとつといえます。
通話オプションの割引を受けられる
普段から通話をたくさん使用する人は、下記の通話オプションを付けられます。
かつ、LINEMOを契約して1年間はキャンペーン価格を適用できるため、コストの負担を少なくできます。
通話オプション | 月額料金 | 1年間のキャンペーン料金 |
通話準定額(5分/回無料):550円 通話定額(24時間かけ放題):1,650円 |
通話準定額(5分/回が無料):0円 通話定額(24時間かけ放題):1,100円 |
オプションを付けない場合の通話料である「30秒あたり22円」を考えると、おトクなオプションです。
PayPayボーナスあげちゃうキャンペーン
他社から乗り換えまたは新規契約により、キャッシュレス決済「PayPay」の残高を受け取れます。
キャンペーン内容は下記のとおりです。
PayPayボーナスあげちゃうキャンペーン概要(※2022年1月現在) | |
特典・条件 | 他社からの乗り換え:PayPayボーナス10,000円相当 新規契約:PayPayボーナス3,000円相当 |
対象外の要件 | ソフトバンク・Yモバイルからの乗り換え 契約時にミニプランを選択(開通月の翌々月以降にプラン変更可能) |
通話料 | 22円/30秒 |
PayPay残高は普段のお買い物や、飲食店での支払いに使用できます。
キャンペーンを上手に活用して、おトクにLINEMOを契約してください。
キャンペーンについてもっと詳しく知りたい方はこちら!
まとめ
本記事では、LINEMOの契約とガラケー利用についてを中心にまとめました。
ahamo|LINEMO ガラホ|まとめ
- LINEMOにおけるガラケーを利用可能は保証されていない
- 4G対応のガラホであれば使える可能性がゼロではない(※ただし一切の保証なし)
- ソフトバンクではガラホの契約&利用ができる
- 4G対応のガラホはスマートフォン用のWebサイトを閲覧できる
- ソフトバンクからは4G対応のガラホが3機種発売している
- LINEMOは2つの料金プランから必要なデータ容量に合わせて選択できる
- LINEMOに乗り換えすると、PayPayボーナスを還元している
ですが、ソフトバンクでのガラホ契約をはじめ、工夫をしつつスマートフォンに慣れていくことは可能です。
料金のやすさも大切ですが、ストレスなく携帯電話を使うことがいちばんです。 LINEMO公式サイト