新料金プランのahamoは、ドコモの5G/4G通信エリアを使用することができます。
通信費用も定額であるため、使いすぎによる高い出費も防げますよ。
記事の概要
- ahamoの通信エリア
- ahamoで使える5G通信の仕組み
- 通信を正常に行うための注意点
- ahamoの基本情報
目次
ahamoはドコモと同じ通信エリアで利用できる
ahamoの通信エリアは、ドコモと変わらず同じ範囲で利用できます。
今後に主流となる5G通信も、日々エリアは拡大しています。通信品質もドコモと同等レベルを期待できるため、つながりやすさを重視する人におすすめですよ。
具体的な通信エリアは、公式サイトから確認できます。お住まいの住所おけるahamoの通信状況をチェックしてみてください。
ahamo公式サイトahamoのエリアは狭い?人口カバー率は増加している
通信エリアの広さを示す「人口カバー率」も、4G通信においては99%に到達しており日本全国で安定して使えるといえます。
また高速通信を行える5G通信は、下記のような計画をもってドコモが整備計画をしています。
- 2021年6月に累計1万局の基地局を設置済
- 2022年3月末までに5G基地局数累計2万局、人口カバー率55%の達成に向けて計画
下記のahamoの通信エリアマップによると、都市圏を中心に5G通信行えることが示されています。
東京や大阪、名古屋に反映している赤く染まったスポットが5G通信のつながるエリアです。
今後もエリアは拡大するため、こまめな公式サイトの確認をおすすめします。
ahamoは高速通信5Gを無料で利用できる
ahamoの料金プランは、5G通信を無料で利用できます。
格安SIMを含め他の携帯電話会社では、5Gを有料オプションとしていたり、対応していなかったりというパターンもあります。
そのため、追加費用や別途申し込みが必要ないメリットは、ahamoに含まれるアドバンテージのひとつです。
ただし5G通信を利用するには、5G対応端末が必要です。
すべてのスマートフォンが対応しているわけではないため、購入前に確認しておきましょう。
いずれも通信スピードだけではなく、バッテリーや画面の美しさなどの優秀さが人気のスマートフォンです。
5Gには2つの周波数帯が存在する
ahamoに限らず、5Gには「ミリ波とSub6(サブシックス)」といった2種類の周波数があります。
周波数帯とは、電波の通り道を指しつながり具合やスピードに違いがある点が特徴です。
2種の5G周波数帯 | メリット | デメリット |
ミリ波 | 5Gの高速通信をダイレクトに体感できる 同時に多くの通信機器を接続できる |
通信エリアが限られている 障害物の影響を受けやすい |
Sub6 | 電波が広範囲に届く 障害物の影響を受けにくい 2021年現在ではミリ波よりも対応エリアが多い |
通信速度がミリ波より劣る ミリ波より同時に多くの通信機器を接続できない |
ahamoが対応する5Gエリアを、具体的に確認してみましょう。
「”m”のマークがあるスポットがミリ波」「赤いマーカー部分がSub6」と区分けされています。
通信スピードの早いミリ波は、つながるエリアが限られているのとわかりますね。
新しく発売されるスマートフォンも、国内メーカーはSub6に対応する機種が主流です。
5Gエリアでも4Gに接続されることも
ahamoの5G対応エリアであっても、4Gにつながってしまうシーンがありえます。
理由はさまざまですが、大きく分けて以下が挙げられます。
- エリアの端で切り替えがスムーズに行われずに、通信品質が不安定になる
- 高層階や障害物により、スマートフォンが電波をうまくキャッチできない
スマートフォンがキャッチする電波は常に一定の品質ではありません。ドコモの基地局を使用するahamoであっても、場所や環境によりスマートフォンのつながりが悪くなることも想定しておきましょう。
また「5G表示はあるけれどインターネットがエラーになる」といった症状は”パケ止まり”といわれており、ドコモも対策を進めています。(参考:報道発表資料)
ネットワークの安定性を図るために、5Gではなく4G通信へ優先的に接続する方法もあります。
5Gを使用した場合、4Gと比べてバッテリーの消耗が早くなるため下記の設定も試してみるとよいでしょう。(※機種やOSにより操作方法が異なる場合あり)
使用ネットワークの切り替え方法
Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」>「優先ネットワークの種類」
ahamoのエリアは海外ローミングにも対応
ahamoは海外に行っても、現地でそのままスマートフォンを使うことができます。
海外ローミングとは「日本で契約した携帯電話を海外でインターネット接続させること」といった意味です。
ahamoの契約では、海外82の国・地域で利用できます。
対象のエリアは「日本人の渡航先約95%(※ahamo海外データ利用者の2019年度実績より算出)」相当するため、一般的な海外旅行では不便になることは少ないでしょう。
海外においても、ahamoのデータ容量20GBプランも内容は変わらず、別途申込や追加料金は不要です。
ただし、設定アプリから「データローミングをオンにする」といった操作は必要です。
加えて、通話・ショートメッセージに関しても日本国内から海外へ、または海外から日本へも電話をかけることができます。
海外での利用についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
3G回線(ガラケー利用者)には非対応
ahamoは3G回線に非対応です。
3G回線は、主に折りたたみのガラケーを中心に利用されるネットワーク。
スマートフォンの利用を前提としたahamoの料金プランは、ガラケーでは使えないことを意味します。
また、ahamoで利用できる動作保証端末のなかにガラケー(ガラホ含む)は該当しないことも理由のひとつです。
つまりahamoではネットワークは、ドコモの5GエリアとXi(4G LTE)エリアで利用できます。
こちらも参考に!
ahamoは緊急時のエリアメールにも対応している
ahamoは災害時の緊急速報であるエリアメールにも対応しています。
エリアメールとは、災害が発生した際にスマートフォンがアラートする機能のことです。
気象庁が配信する「緊急地震速報」「津波警報」「気象等に関する特別警報」、各省庁・地方公共団体が配信する「災害・避難情報」(Jアラートにて配信される国民保護情報等)を、回線混雑の影響を受けずに受信することができます。
引用:緊急速報「エリアメール」| | NTTドコモ
生活していくなかで自然の驚異が発生した際に、緊急自体にいち早く気が付けます。
エリアメールの申し込みや月額料金は一切いりません。また、インターネット通信が混雑しているときでも優先的に受け取れる仕組みです。
ですが、電源をオフにしている場合や機内モード時はエリアメールの受信ができません。電波状態が悪い場所・圏外でも同様です。
ahamoに切り替えする前に対応端末の確認を行う
ahamoに乗り換える前には、スマートフォンの動作保証をチェックしましょう。
ahamoあるいはドコモで販売されている以外のスマートフォンは、ahamoで正常に動作するかを保証されているわけではないからです。
仮に対応していないスマートフォンだと「ショートメッセージが非対応、テザリングができない」など、さまざまな機能に不具合を起こす可能性があります。
「ドコモと同等のエリアかつネットワークを使用できる」という条件は、ahamo(ドコモ含む)で購入したスマートフォンを使った場合が当てはまるともいえます。
お手持ちのスマートフォンがahamoに対応しているかは、公式サイトから確認してください。
下記のように販売キャリアやメーカーを入力して、お手持ちの機種名が表示されていればahamoでも使えることを意味します。
別の携帯電話会社のスマートフォンをそのまま使ったり、SIMフリーで別途購入したりする際は必ず動作保証確認を行いましょう。
ahamoの基本情報
ahamoの料金プランを中心に、基本情報をまとめます。
ahamoの料金プラン |
|
基本料金 | 2,970円(税込)/月 |
使用可能データ量 | 20GB/1ヶ月 |
データ量の追加 | 550円/1GB |
通話料 | 5分無料(超過後:22円/30秒) かけ放題オプション:1,100円 |
契約事務手数料・解約金 | 無料 |
料金についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
ahamoを使って得られるメリット3選
ahamoを使って得られるメリットを厳選して紹介します。
ahamo|メリット
- 料金プランがシンプルかつリーズナブル
- 1回あたりの通話が5分無料で使える
- 切り替えするのに手数料がかからない
- オンラインで申し込みが可能
基本料金はワンプランの2,970円
スマートフォンの契約プランは多種多様あるなか、ahamoはシンプルな料金体系です。
月額料金2,970円の定額であり、通話料の加算がない場合はこれ以上の費用がかかる心配もありません。
家族での複数契約やインターネットとのセット割など、複数の組み合わせを考える必要もなくスムーズに切り替えが可能です。
20GBのデータ容量も、普段から動画をひんぱんに利用する人以外は十分な許容量だともいえます。
アンケート調査によると、スマートフォンを利用する人の平均データ通信量は「8.72GB(ギガバイト)」との結果も出ています。(参考: プレスリリース | 株式会社MM総研)
「月の途中で20GBのデータ容量を超えてしまった…」といった場合も、制限後の通信速度は最大で1Mbpsです。
1Mbpsの通信速度は、LINEや地図アプリ、かんたんなWeb検索などデータ通信をあまり使用しない操作はスムーズに行えるといえます。
1回の通話が5分間無料で使える
ahamoは通話料もおトクに使える仕組みです。
基本の通話は5分間無料であり、制限時間を超えると22円/30秒が加算されます。
短い時間の通話をたびたび利用する人は、携帯電話代を最小限に抑えることができますね。
5分間通話が無料になるのは、他の大手キャリアが提供する新料金プランにはない特徴です。
また、1回の通話が長時間になりがちな人は「かけ放題オプション(1,100円/月)」を付けることもできます。
手数料無料なので費用負担なく切り替えできる
他の携帯電話会社から、ahamoへの切り替えに手数料はかかりません。
同じ番号で乗り換えするためのMNP(モバイルナンバーポータビリティ)予約番号の発行も無料で行えます。
また、他社からの乗り換えには下記の点を注意してください。
ahamo乗り換え|注意点
- 他社で発生する違約金の有無を確認する
- 他社のスマートフォンをahamoで使用する際は「SIMロック解除」が必要なケースあり
- 他社で購入したスマートフォンの分割払いはそのまま支払いが継続される
- これまで使っていたメールアドレスは使用できなくなる
オンラインで乗り換え手続きができる
ahamoは、オンライン手続き専用の料金プランです。自宅に居ながら24時間いつでも契約を進めることができます。
専門のショップで契約する場合は、受付スタートするまでの待ち時間やカウンターでの手続きなど負担が大きいものです。
しかしahamoであれば、契約から開通までがすべてオンラインで完結します。
まとめ
本記事では、ahamoの通信エリアについてをまとめました。
ahamo|通信エリアまとめ
- ahamoはドコモと同じ通信エリアを利用可能
- 通信品質もドコモと同等のスピード・つながりやすさ
- 4G通信は人口カバー率99%であり、日本国内であれば安心
- 5G通信は、2022年3月末までに5G基地局数累計2万局、人口カバー率55%の達成に向けて計画
- 人口が多い都市部を中心に5G通信を無料で利用可能
- 海外でも申し込み不要でインターネットと通話、SMSに対応
- 緊急速報「エリアメール」にも通常通り対応
月額料金も定額のため、月々の家計管理もグッと楽になるはず。
ドコモを使っている人はもちろん、他の携帯電話会社を契約している場合にもおすすめできるプランです。 ahamo公式サイト