3Gのガラケーが3大キャリアでのサービス終了時期が発表されました。
各キャリアで終了時期に違いがあるものの、近い将来4G以降のガラケーにするかスマホに乗り換えるかを考える時期が迫ってきます。
MNPが実装されたことで番号をそのまま格安SIMに乗り換えが可能になりました。ガラケーでも格安SIMに乗り換えて月々の料金を安くしたいと考えるユーザーもいると思います。
この記事では、格安SIMの老舗ブランドBIGLOBEモバイルでガラケーが使えるかや格安SIMでガラケーを使う方法/デメリット、3大キャリアのガラケープランなど紹介していきます。
この記事で伝えたい内容
- BIGLOBEモバイルのSIMでガラケーが使えるのかどうか
- 格安SIMでガラケーを使う方法
- 格安SIMをガラケーで使うデメリット
- 3大キャリアのケータイプラン/通話オプションの料金
- BIGLOBEモバイルの料金プランと3大キャリアとの比較
目次
BIGLOBEモバイルはガラケー利用できない
BIGLOBEモバイルの格安SIMではガラケーでは使うことができません。
公式サイトのFAQにも使えないことが書かれています。格安SIMでガラケーを使う場合は3大キャリアか他の対応している格安SIMを使うようにしましょう。
ほとんどの格安SIMではガラケーは使えない
ガラケーはほとんどの格安SIMでは使うことができません。
使える格安SIMもありますが機能が制限されています。現在ではスマホの端末料金0円で使える機種もあるので、料金に不安があっても高くなる心配をすることなく使うことができます。
ガラケー専用プランは3大キャリアのみ
現状、ガラケー専用プランを契約できるのはドコモ/au/ソフトバンクの3大キャリアのみです。
以前ガラケープランを提供していたYモバイルやIIJmioも現在はプランの提供が終了しています。
新規でガラケーのプランを契約する場合はドコモ/au/ソフトバンクを選ぶか、他に格安SIMをガラケーで使う方法を見つけるのかどちらかです。
ガラケーを格安SIMで使う2つの方法
ガラケーを格安SIMで使う方法は2つあります。
ただ、動作確認や動作保証ができていない場合が多く、確実に使えるわけではないので注意が必要です。
以前はガラケーと格安SIMのセットで使う方法もありましたが、ガラケープランのサービス終了と共にセット割で使うことはできなくなったのでここで紹介する2つの方法に限られます。
ガラケーを格安SIMで使う方法①ガラケーのSIMロック解除をする
ガラケーを格安SIMで使う方法の1つ目は、持っているガラケーのSIMロックを解除して格安SIMを差し込む方法です。手元にガラケーがあるなら格安SIMの契約だけで済むので非常に簡単に使うことができます。
ただ前述した通り、動作確認/動作保証されているわけではないので格安SIMを指しても必ずしも通話ができるわけではありません。
ガラケーを格安SIMで使う方法②SIMフリーのガラケーを用意する
ガラケーを格安SIMで使う方法の2つ目は、SIMフリーのガラケーを用意する方法です。SIMフリーのスマホは有名ですが、SIMフリーのガラケーも存在します。
Amazonなどのネットショップでも手に入れられるので探してみましょう。SIMフリーのガラケーが手に入ったらあとは使いたい格安SIMを契約するだけです。
格安SIMでガラケーを使うデメリット
ガラケーを格安SIMで使うにはデメリットが存在します。デメリットをしっかりと理解した上で格安SIMの契約をおすすめします。
格安SIMでガラケーを使うデメリット①動作保証/動作確認がされていない
前述しましたが、ガラケーを現在の格安SIM各社で使っても動作保証も動作確認もされていません。契約後に使えないということも考えられます。
格安SIMの場合、SIMカードの発行事務手数料が発生するなど定額料金以外の料金が発生する可能性もあります。使えない場合に無駄なお金を払わなくてもいいように契約前に必ず確認をしておきましょう。
格安SIMでガラケーを使うデメリット②毎月の料金が必ず安いわけではない
スマホを持たないユーザーの中には、スマホの料金が高いからという理由の場合も多くあると思います。現在ではスマホの方が安く使える場合もあります。
端末料金0円で、毎月の料金が1,000円程度で使える場合もあります。通話をメインで利用する場合でも、LINEなどのアプリを使えば通話料も抑えることができます。
今後ガラケーは格安SIMでは使えないことが増えてくることが予想されます。安いスマホを持つのも検討をおすすめします。
デメリット③データ通信を使うことができない
ガラケーで格安SIMを使えても、データ通信の機能は制限されるのでネットができない場合がほとんどです。
BIGLOBEモバイルの料金プラン
BIGLOBEモバイルの料金プランはシンプルです。
まず音声通話SIMとデータ通信SIMの2種類があり、どちらかを選ぶ必要があります。電話をメインで使う方は音声通話SIM、ネットやアプリなどがメインならデータ通信SIMがおすすめです。
BIGLOBEモバイルの料金:音声通話SIM
BIGLOBEモバイルの音声通話SIMの料金は以下の通りです。
プラン名 | プランS | プランR | プランM |
データ容量 | 1GB | 3GB | 6GB |
月額料金(1年目) | 550円 | 770円 | 1,320円 |
月額料金(2年目以降) | 1,078円 | 1,320円 | 1,870円 |
BIGLOBEモバイルの音声通話プランでは1年目は割引が適応されます。他の格安SIMや大手キャリアのサブブランドに比べてもお得に利用することができます。
BIGLOBEモバイルの料金:データ通信SIM
BIGLOBEモバイルのデータ通信SIMにはSMSの機能を利用できるプランと利用できないプランがあります。料金は以下の通りです。
SMS機能有り | SMS機能無し | |
3GB | 1,122円 | 990円 |
6GB | 1,727円 | 1,595円 |
12GB | 3,102円 | 2,970円 |
20GB | 5,082円 | 4,950円 |
30GB | 7,557円 | 7,425円 |
現在SMS自体はあまり使うことはありませんが、ネットのサービスを利用する上で認証コードを受信するのに必要とする場合があります。
SMS機能を利用できるプランがあるのは大きなメリットです。
料金プランについてもっと詳しく知りたい方はこちら!
BIGLOBEモバイルの料金:通話料
BIGLOBEモバイルでは通話料は一律で、「22円/30秒」です。
BIGLOBEでんわアプリを使えば「9.9円/30秒」で通話が可能です。通話の利用が多い場合は別途通話オプションの利用も可能です。通話オプションの料金は以下の通りです。
オプション名 | 月額料金 |
10分かけ放題 | 913円 |
3分かけ放題 | 660円 |
通話パック90 | 913円 |
通話パック60 | 660円 |
通話オプションは複数準備されているので、使い方によって調整することができるのは大きなメリットです。
3大キャリアのガラケープラン比較
ドコモ/au/ソフトバンクのガラケーのプランの比較と通話オプションの料金を紹介します。
ドコモ:ケータイプラン
ドコモのガラケーのプランはシンプルです。ケータイプランのみですが、定期契約すると少し割引されます。
プラン | 料金 |
ケータイプラン(定期契約あり) | 1,320円/月 |
ケータイプラン(定期契約なし) | 1,507円/月 |
定期契約をすると2年縛りになりますが、2年間使うことを考えると5,000円程度安く使うことができます。通話オプションも2つ用意されています。
通話オプション | 料金 |
かけ放題 | 1,870円/月 |
5分通話無料 | 770円/月 |
通話オプションも使い方によって分けれるのは嬉しいポイントです。
au:ケータイシンプルプラン
auでもガラケーのプランはドコモ同様に1つのプランで期間の縛りをすることで割引が行われます。
プラン | 料金 |
ケータイシンプルプラン(定期契約あり) | 1,320円/月 |
ケータイシンプルプラン(定期契約なし) | 1,507円/月 |
料金はドコモと同じです。定期契約もドコモと同様に2年間です。通話オプションはドコモに比べると若干高く設定されています。
通話オプション | 料金 |
通話定額2 | 1,980円/月 |
通話定額ライト2 | 880円/月 |
通話定額は24時間かけ放題で、通話定額ライト2は最初の5分は無料で利用できるオプションです。
ソフトバンク:基本プラン(音声)
ソフトバンクはガラケーでもスマホでも基本のプランは同じです。ドコモやauと違って定期契約プランもないのでプランの検討の必要もありません。
プラン | 料金 |
基本プラン(音声) | 1,078円/月 |
ソフトバンクの通話オプションはドコモ、auと同様に2つ用意されています。
通話オプション | 料金 |
定額オプション+ | 1,980円/月 |
準定額オプション+ | 880円/月 |
準定額オプション+は最初の5分が通話無料になるオプションです。
BIGLOBEモバイルの料金比較
では、実際BIGLOBEモバイルに大手キャリアから乗り換えをした場合の料金の比較を紹介します。
docomo/ahamoとの料金比較
まずはBIGLOBEモバイルとdocomo/ahamoとの料金の比較を紹介します。docomoの料金は全て特定のサービスを契約した割引後の料金で表示してあります。
プラン | 料金(割引後料金) |
ギガホライト1GB | 2,178円 |
ギガホライト3GB | 2,728円 |
ギガホプレミア7GB | 3,278円 |
ギガホプレミア無制限 | 4,928円 ※割引前:7,315円 |
ahamo20GB | 2,970円 |
容量が少ない場合はBIGLOBEモバイルの方がお得ですが、毎月多くの容量を使うユーザーにはdocomoの方がお得に使うことができます。
ahamoとの比較のみデータ通信SIMで比較していますが、20GBにデータ使用量が収まるなら通話もできるのでahamoの方がお得に使うことができます。
au/povoとの比較
次にBIGLOBEモバイルとau/povoとの料金の比較を紹介します。auのプランは容量が変動制です。
プラン | 料金(割引後料金) |
ピタットプラン(〜1GB) | 2,178円 |
ピタットプラン(1〜4GB) | 3,278円 |
ピタットプラン(4〜7GB) | 4,928円 |
使い放題MAX 5G/4G | 4,928円 ※割引前:7,238円 |
povo(1GB) | 390円/週 |
povo(3GB) | 990円 |
povo(20GB) | 2,700円 |
BIGLOBEとauを比べるとauの方が1,000円程度割高です。毎月100GBといった大容量を使う場合に関してはauの方がおすすめです。
BIGLOBEとpovoだと3GBプランは同じですが、20GBだとpovoの方がかなり安くなるので、povoがおすすめです。
ソフトバンク/LINEMOとの比較
最後にBIGLOBEモバイルとソフトバンク/LINEMOとの比較を紹介します。ドコモ、auに比べて小さい容量のプランが割高に設定されているのが特徴です。
プラン | 料金(割引後料金) |
ミニフィットプラン+(〜1GB) | 3,278円 |
ミニフィットプラン+(〜2GB) | 4,378円 |
ミニフィットプラン+(〜3GB) | 5,478円 |
メリハリ無制限 | 4,928円 ※割引前:7,238円 |
LINEMO ミニプラン(3GB) | 990円 |
LINEMO スマホプラン(20GB) | 2,728円 |
3GBまでしか使わないならソフトバンクのミニフィットプラン+よりもLINEMOやBIGLOBEモバイルの方が圧倒的にお得です。
20GBの比較だと、LINEMOがお得なので、BIGLOBEモバイルよりもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回紹介した内容は、大きく分けて5つのポイントです。
ポイント
- BIGLOBEモバイルではガラケーは使えない
- 格安SIM全てでガラケープランの提供が終了
- ガラケー料金もスマホ料金も大差はなくなっている
- 3大キャリアのサブブランドはかなりコストを抑えられる
- キャリアメールの持ち運びも可能に(2021年12月16日以降)
ガラケー専用のサービスを提供している格安SIMが現在は無くなってしまいました。
料金が安いならガラケーにこだわることも考えられますが、料金も使い方によってはスマホの方が安くなることも考えられます。格安SIMの中には、利用が少なければ0円で使える格安SIMも存在します。
端末も選ばなければ、0円で購入することもでき、ゆくゆくガラケーは今以上に端末が少なくなることも予想できます。
この機会に格安SIMやスマホへの乗り換えも検討してみてください。