インターネットプロバイダーとして有名なBIGLOBEが始めた、格安SIMサービスのBIGLOBEモバイル。
名前を聞いたことはあるかもしれませんが、サービス内容まで詳しく知っている方は、あまり多くないでしょう。
そこで本記事では、BIGLOBEモバイルのメリットとデメリットを紹介していきます。
BIGLOBEモバイルへの乗り換えを検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
- 1 BIGLOBEモバイルのメリット
- 1.1 メリット①低容量プランの月額料金が安い!
- 1.2 メリット②余ったデータ容量は翌月に繰り越せる!
- 1.3 メリット③YouTubeなどのデータ容量消費ゼロになる「エンタメフリー・オプション」!
- 1.4 メリット④通話アプリ「BIGLOBEでんわ」を利用すれば電話代が節約出来る!
- 1.5 メリット⑤スマホの購入が可能!しかもスマホ購入価格の一部はポイント還元!
- 1.6 メリット⑥データ容量を分け合える「シェアSIM」で通信費を節約!
- 1.7 メリット⑦スタッフがユーザーの自宅を訪問し、申し込みからスマホの初期設定まで行ってくれる!
- 1.8 メリット⑧全国の様々な施設で「BIGLOBE Wi-Fi」を利用可能!
- 2 BIGLOBEモバイルのデメリット
- 3 まとめ
BIGLOBEモバイルのメリット
まずBIGLOBEモバイルのメリットから紹介していきます。
ほとんど知られていないお得なサービスがいくつもあるので、チェックしてみてください。
メリット①低容量プランの月額料金が安い!
BIGLOBEモバイルは、データ容量が1GBから6GBまでの低容量プランが非常に安いです。
どれくらい安いのかが分かりやすいように、BIGLOBEモバイルの低容量プラン(音声通話SIM)と、大手キャリアの低容量プランを比較してみました。
データ容量 | BIGLOBEモバイル | ドコモ(ギガライト) | au(ピタットプラン 4G LTE) | ソフトバンク |
1GB | 1,078円(プランS) | 3,465円 | 3,465円 | 3,278円(ミニフィットプラン+) |
3GB | 1,320円(プランR) | 4,565円 | 5,115円 | 5,478円(ミニフィットプラン+) |
6GB | 1,870円(プランM) | 6,765円 | 6,765円 | 7,238円(メリハリ無制限) |
※料金はすべて税込み。
上の表を見れば、大手キャリアからBIGLOBEモバイルに乗り換えるだけで、携帯電話料金が大幅に安くなるのが分かります。
音声通話SIM契約して1年は月額料金が安くなる!契約初月はなんと無料!
BIGLOBEモバイルと音声通話SIMの契約を結ぶと、利用開始から1年間は月額料金が大幅に安くなります。
契約1年目 | 通常時 | |
プランS(1GB) | 550円 | 1,078円 |
プランR(3GB) | 770円 | 1,320円 |
プランM(6GB) | 1,320円 | 1,870円 |
それに加えて、契約初月は月額料金がかかりません。
スマホ代をかなり抑えることが出来るので、毎月のスマホ代に悩んでいる方は活用してみてください。
料金についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
家族もBIGLOBEモバイルなら毎月200円割引!
BIGLOBEモバイルには、家族で一緒に使うと月額料金が安くなる「BIGLOBE家族割」があります。
これは家族で2人以上がBIGLOBEモバイルと契約すると受けられる割引で、2回線目以降の月額料金が200円引きになるサービスです。
上で紹介した契約1年目限定の割引とあわせて利用出来るので、最も安いプランであれば月額330円でBIGLOBEモバイルを使うことが出来ます。
メリット②余ったデータ容量は翌月に繰り越せる!
月末にデータ容量が余ってしまって、もったいなく感じた経験はありませんか?
出来ればきっちり使い切りたいですが、なかなか難しいですよね。
そんな方のために、BIGLOBEモバイルでは余ったデータ容量を翌月に繰り越して使えるようにするサービスを行っています。
余ったデータ容量が無駄にならないので、月末のデータ容量を気にすることなくスマホを利用出来ます。
ちなみに繰り越せるデータ容量の上限は、契約プランのデータ容量と同じです。
もっと詳しく知りたい方はこちら!
メリット③YouTubeなどのデータ容量消費ゼロになる「エンタメフリー・オプション」!
BIGLOBEモバイルで利用してもらいたいオプションのひとつが「エンタメフリー・オプション」です。
「エンタメフリー・オプション」に加入すれば、YouTubeやApple Music、Spotifyなどといったサービスで、データ容量が一切消費されなくなります。
オプションの対象になっているのは、以下のサービスです。
「エンタメフリー・オプション」でデータ容量が消費されないサービス一覧
- YouTube
- YouTube Kids
- YouTube Music
- ABEMA
- U-NEXT
- Apple Music
- Spotify
- AWA
- Amazon Music
- LINE Music
- radiko
- らじる★らじる
- dヒッツ
- 楽天ミュージック
- TOWER RECORDS MUSIC
- dマガジン
- dブック
- 楽天マガジン
- 楽天kobo
- Facebook Messenger
- au PAY マーケット
しかも初めて「エンタメフリー・オプション」に加入する場合は、利用料金が最大で6カ月間無料(音声通話SIM限定)になります。
とてもお得なオプションなので、BIGLOBEユーザーの方はぜひ一度試してみてください。
メリット④通話アプリ「BIGLOBEでんわ」を利用すれば電話代が節約出来る!
BIGLOBEモバイルの国内通話料は、他の携帯電話会社と変わらない22円/30秒です。
ですがBIGLOBEモバイルの通話アプリ「BIGLOBEでんわ」を使用すると、通話料が9.9円/30秒と半額以下になります。
海外通話料も通常であれば高額な通話料を請求されますが、「BIGLOBEでんわ」であれば20円/30秒です。
そのため通話料を抑えたい方にも、BIGLOBEモバイルはおすすめ出来ます。
メリット⑤スマホの購入が可能!しかもスマホ購入価格の一部はポイント還元!
格安SIMの中にはスマホを取り扱っていないところもありますが、BIGLOBEモバイルではスマホの購入が出来ます。
Androidスマホはもちろん、iPhoneシリーズも取り扱っているので、多くの方が自分好みのスマホを見つけられるでしょう。
そして音声通話SIMとスマホをセット購入すれば、購入代金の一部がBIGLOBEのポイントサービス・Gポイントで還元されます。
ここではBIGLOBEモバイルで取り扱っているスマホの一部とその価格、還元されるポイントなどを紹介しておきます。
端末価格 | ポイント還元 | 実質端末価格 | |
iPhone SE(第2世代) | 64GB:50,820円(24回払い 2,117円/月) 128GB:56,496円(24回払い 2,354円/月) |
20,000円分 | 64GB:28,820円 128GB:34,496円 |
AQUOS sense4 plus | 47,520円(24回払い 1,980円/月) | 20,000円分 | 25,520円 |
Xperia 10 III Lite | 44,880円(24回払い 1,870円/月) | 20,000円分 | 22,880円 |
Mi 11 Lite 5G | 38,544円(24回払い 1,606円/月) | 20,000円分 | 16,544円 |
Redmi 9T | 17,424円(24回払い 726円/月) | 15,840円分 | 0円 |
メリット⑥データ容量を分け合える「シェアSIM」で通信費を節約!
BIGLOBEモバイルには、メインSIMのデータ容量を分けられるシェアSIMがあります。
タブレットPCやゲーム機に入れて使ったり、データ容量の消費が少ない家族のスマホに入れて使うと、データ容量や通信料の節約が出来ます。
月末にデータ容量が残ってしまってもデータ繰り越しが出来るため、無駄なくデータ容量を使えるのも嬉しいポイントです。
初期費用(SIMカード追加手数料+SIMカード準備量) | シェアSIM(音声) | シェアSIM(SMS) | シェアSIM(データ) |
3,733円 | 990円 | 352円 | 220円 |
メリット⑦スタッフがユーザーの自宅を訪問し、申し込みからスマホの初期設定まで行ってくれる!
格安SIMの多くは、ユーザーサポートに力を入れていません。
オンラインでしか申し込めず、スマホの初期設定などはユーザー任せというところがほとんどです。
ですがBIGLOBEモバイルには、スタッフがユーザーの家を訪れて申し込みからスマホの初期設定まで行い、そして使い方のレッスンまで行ってくれる「ご自宅訪問設定」サービスがあります。
しかも対象地域に制限はなく、日本全国どこでも可能なうえに、サービス利用料は無料です。
サービスを利用するための条件には、新規または乗り換え(MNP)でBIGLOBEモバイルに乗り換えること、音声通話SIM契約をすることなどいくつかありますが、どれも難しくはありません。
初めて格安SIMを使う方には心強いサービスなので、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
サービスの申し込みはウェブからではなく、電話でのみ受け付けています。
「ご自宅訪問設定」専用電話番号
メリット⑧全国の様々な施設で「BIGLOBE Wi-Fi」を利用可能!
街中でスマホを見ながら暇つぶしをしたときに、うっかりデータ容量を使いすぎてしまったことはありませんか?
街中でもデータ容量を気にせず使いたい、そう思ったことがある方は「BIGLOBE Wi-Fi」を利用してみてください。
「BIGLOBE Wi-Fi」は全国10万か所以上のアクセスポイントで、自由にデータ通信が出来るようになるサービスです。
BIGLOBE Wi-Fi利用可能店
- スターバックス
- ドトール
- サンマルクカフェ
- タリーズ
- ケンタッキーフライドチキン
- ロッテリア
- ドン・キホーテ
- ビックカメラ
- JR北海道・東日本・西日本・四国・九州
- 小田急電鉄
- 近畿日本鉄道
- 京王電鉄 など
BIGLOBEモバイルのデメリット
次はBIGLOBEモバイルのデメリットを紹介します。
BIGLOBEモバイルへ乗り換えたあとに後悔しないためにも、ここでしっかりとチェックしておきましょう。
デメリット①「エンタメフリー・オプション」で高画質視聴が出来ない
先ほど紹介したYouTubeやApple Musicなどでデータ容量が消費されなくなる「エンタメフリー・オプション」ですが、実は欠点があります。
それは高画質での視聴が出来ない点です。
「エンタメフリー・オプション」は動画などをスマホの小さな画面で楽しむためのオプションなので、高画質での視聴には適していないのだとBIGLOBEモバイル側は説明しています。
BIGLOBEモバイル側が推奨する画質や音質設定は以下の通りです。
「エンタメフリー・オプション」の推奨画質・音質
- YouTube 「画質 自動設定」※視聴可能な画質:360p以下
- ABEMA 「画質設定 最低画質」以下
- U-NEXT 「画質 最低画質」
- Apple Music 「音質 高音質」以下
- Amazon Music 「ストリーミング音質 データ通信節約」以下
デメリット②データ容量を消費しなくなる節約モードが無い
格安SIMの中には、通信速度が遅くなる代わりにデータ容量を消費しなくなる節約モードを使えるところがあります。
しかしBIGLOBEモバイルは節約モードはありません。
Wi-Fiなどに接続していないときにデータ通信をすると、常にデータ容量を消費してしまうので注意してください。
デメリット③大容量プランにお得感がない
BIGLOBEモバイルの低容量プランは非常に安くて魅力的でしたが、大容量プランにはお得感がありません。
分かりやすいように、BIGLOBEモバイルのデータ容量が12GB以上のプランと、ドコモのプラン2つを比較してみました。
BIGLOBEモバイル(音声通話SIM) | ドコモ(ギガホ プレミア) | ドコモ(ahamo) | |
12GB | 3,740円(契約後1年間は3,190円) | 7,205円(データ容量無制限) | 2,970円 |
20GB | 5,720円(契約後1年間は5,170円 | ||
30GB | 8,195円(契約後1年間は7,645円) | - |
このように、データ容量が20GB以下の場合はドコモのahamoの方が、それ以上はドコモのギガホ プレミアの方が安くなります。
デメリット④キャリアメールがない
残念ながらBIGLOBEモバイルにはキャリアメールがありません。
メールを使いたい場合は、有料または無料のメールを利用する必要があります。
大手キャリアはキャリアメールの持ち出しサービスを開始!
2021年末、ドコモ・auソフトバンクの大手3社は、キャリアメールの持ち出しサービスを開始しました。
このサービスを利用すれば、キャリアとの回線契約が終了したあとでもキャリアメールを使い続けられます。
料金や利用条件はそれぞれ異なるので、詳細は各社の公式ウェブサイトなどをチェックしてください。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
利用条件 | ・ドコモ回線解約から31日以内に申し込まなければならない。 | ・au回線解約から31日以内に申し込まなければならない。 ・au回線契約にもとづいて発行されたau IDを持っている。 |
・ソフトバンク回線解約から31日以内に「My SoftBank」から申し込まなければならない。 |
料金 | 330円/月 | 330円/月 | 3,300円/年 |
デメリット⑤解約は電話でしか出来ない
もしBIGLOBEモバイルを解約しようと思った場合、電話でしか解約手続きは出来ません。
オンラインや街中にある販売店では手続きが出来ないので注意してください。
電話は必ず本人がかけなければならず、他人が代わりに手続きをすることは出来ません。
デメリット⑥5G通信に対応していない
格安SIMでも5Gに対応しているところは増えてきましたが、BIGLOBEモバイルではまだ5G通信に対応していません。
BIGLOBEモバイルで販売している5G対応スマホを利用したとしても、5G通信は出来ないので勘違いをしてしまわないように気を付けてください。
デメリット⑦通話時間が限定されているかけ放題プランしかない
BIGLOBEモバイルには4つの通話オプションがあります。
オプション名 | 内容 | 月額料金 |
3分かけ放題 | 「BIGLOBEでんわ」利用で3分以内の国内通話料が無料 | 660円 |
10分かけ放題 | 「BIGLOBEでんわ」利用で10分以内の国内通話料が無料 | 913円 |
通話パック60 | 「BIGLOBEでんわ」利用で合計60分までの国内通話料が無料 | 660円 |
通話パック90 | 「BIGLOBEでんわ」利用で合計90分までの国内通話料が無料 | 913円 |
どれを利用しても通話料はお得になりますが、どのオプションも通話時間が限定されているものばかりです。
完全かけ放題系のオプションは無いので、頻繁に長時間の通話をする方には物足りないでしょう。
まとめ
本記事では、BIGLOBEモバイルのメリットとデメリットを紹介しました。
ポイント
- 低容量プランが格安。一方、大容量プランは若干割高。
- YouTubeなどでデータ容量が消費されなくなる「エンタメフリー・オプション」がある。ただし高画質・高音質での利用は難しい。
- 余ったデータ容量は翌月に繰り越せるので無駄がない。データ容量を分け合える「シェアSIM」サービスも。
- 通話は「BIGLOBEでんわ」を使えば通話料が大幅に安くなる。海外通話料もお得に。
- スマホはiPhone・Androidどちらも販売中。音声通話SIMとセット購入で最大2万円分のポイント還元。
- スタッフが自宅を訪れて申し込みや初期設定などを行ってくれるサービスあり。
- 「BIGLOBE Wi-Fi」加入で全国10万か所以上のアクセスポイントが利用出来る。
- データ通信容量を消費しなくなる節約モードが無い。
- キャリアメールがない。
- 解約をしたい場合は電話でのみ受け付け。
- 5G通信に対応していない。
- かけ放題オプションは通話時間が限定されているものしかない。
「エンタメフリー・オプション」のような独自のサービスも用意しているので、魅力的だと感じる方は多いでしょう。
デメリット面もいくつかありますが、それ以上にメリットもあるので、BIGLOBEモバイルが気に入った方はぜひ利用してみてください。