UQモバイルと楽天モバイルの料金プランは、どちらもリーズナブルです。
両者は料金プランの仕組みが異なり「インターネットをどのように使うのか?」によって、おすすめの契約先が決まります。
2社の大きな違い
- UQモバイル:毎月決まったデータ容量を使用する定額制
- 楽天モバイル:使用したデータ容量(0GB~20GBまで)に応じた従量制
そこで、本記事では以下を解説します
- UQモバイルと楽天モバイルの比較
- UQモバイルと楽天モバイルの選び方
- それぞれのメリット
- 開催中のおトクなキャンペーン(※2021年11月現在)
目次
UQモバイルと楽天モバイルの料金を比較
2社の「料金プラン」と「割引後の料金プラン」を並べてみます。
UQモバイル | 楽天モバイル | |
料金プラン | 【3GB・S】1,628円 【15GB・M】2,728円 【25GB・L】3,828円 |
【0~1GB】0円 【1~3GB】1,078円 【3~20GB】2,178円 【20GB~】3,278円 |
料金プランの割引 | 【自宅セット割】au指定のインターネット契約(もしくはauでんき)にて638円/月の割引 | データ容量を使用した分に応じた月額料金 |
割引適用後 | 【3GB・S】990円 【15GB・M】2,090円 【25GB・L】2,970円 |
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UQモバイルと楽天モバイルの料金プランを比較すると、次のことがわかります。
UQモバイル・料金プラン
- KDDIの指定サービスを付けると月額料金が割引される
- UQモバイルの料金プランは「毎月決まったデータ容量」を使用する
- UQモバイルの「自宅セット割」は家族全員が適用になる
- 「自宅セット割」は一人で契約しても安くなる
- 25GB以上を必要とする場合はのデータ容量の追加購入が必要
楽天モバイル・料金プラン
- 楽天モバイルは使用したデータ容量に応じて料金が決定する
- 毎月1GBまでのデータ容量であれば0円
- 上限額が2,178円と決まっているため使いすぎて安心できる
- データ無制限(楽天回線エリア内)のため思う存分インターネット利用ができる
- 楽天回線エリア外はインターネット速度が最大1Mbps(※LINE程度であれば問題ない速度)になる
「毎月のインターネット利用量」が、2社のどちらを選択するかの基準といえますね。
それぞれのプラン詳細はこちら!
UQモバイルは「サブブランド」楽天モバイルは「MNO」
UQモバイルと楽天モバイルの2社は、スマートフォン事業者として立ち位置が異なります。
- UQモバイル:サブブランド
- 楽天モバイル:MNO(キャリア)
サブブランドは「大手キャリアよりも安価な料金プラン」といった特徴をもちます。
また、キャリアの基地局(電波を発する設備)と同等のネットワークを借りるため、安定したインターネット利用も人気の理由でしょう。
補足
国内では、楽天モバイル以外に「ドコモ・au・ソフトバンク」の3社が該当します。
「UQモバイルと楽天モバイルのどちらに乗り換える?」の基準
「UQモバイルか楽天モバイルの2社で迷っている。具体的にはどう決めたらよいのだろう?」といった疑問を解決していきましょう。
選択する基準を把握できれば、次はそれぞれのメリットを深掘りするだけです。
インターネットの利用スタイルで選ぶ
インターネットの使用スタイルで、UQモバイルか楽天モバイルかを決める方法です。
- UQモバイル:使うデータ容量が決まっており、25GB以上は不要
- 楽天モバイル:使うデータ容量はバラバラ、ときにはインターネットの利用が20GB以上になる
UQモバイルは、3つのデータ容量から必要なプランを選択する仕組みです。
反対に楽天モバイルは、使った分のみ発信費用が発生します。
楽天モバイルは「インターネットを利用した分だけの月額料金」といった特徴があります。
上記の判断をするには「現在の契約プランと使用状況の確認」が必要です。
補足
使用するデータ容量と合わせて確認して「どのプランが当てはまり、実際の費用はいくらなのか?」を計算しておきましょう。
UQモバイルの「自宅セット割」が適用するかで選ぶ
本記事で比較するUQモバイルは、いずれかのサービスの契約を条件に、月額料金が割引きされる「自宅セット割」が適用します。
UQモバイル|料金プラン | |
通常料金 | 【3GB・S】1,628円 【15GB・M】2,728円 【25GB・L】3,828円 |
「自宅セット割」適用後 | 【3GB・S】990円 【15GB・M】2,090円 【25GB・L】2,970円 |
適用するかどうかで、毎月のコストが大幅に変化にします。
ポイント
- auでんき(でんきコース)
- KDDI指定の光回線+光でんわ(インターネットコース)
その場合、乗り換えに手間の少ない「auでんき(でんきコース)」を合わせるとハードルが低いといえます。
auでんきへの切り替えは、オンライン手続きのみで完結します。
auひかり中心に、10以上のサービスから選択する仕組みです。
ポイント
1GB~10GBの速度に応じたプランがあり、KDDI独自の光ファイバー網のため「通信速度が安定している」といった特徴があります。
補足
割引の有無で決めずに、利用スタイルに合っているかどうかで選択しましょう。
無制限でのインターネット利用が必要かで選択する
楽天モバイルのワンプラン「Rakuten UN-LIMIT VI」は、データ容量を無制限で利用できます。
たとえば、以下のような使い方に向いています。
- 残りのデータ容量を気にせずにインターネットを使いたい
- 自宅がWi-Fi環境ではなく通信制限をすぐに受けてしまう
- YouTubeをはじめとして動画をたくさん観る
毎月のデータ容量に制限のない楽天モバイルであれば、上記のような使い方ならマッチするでしょう。
UQモバイルと楽天モバイルのメリット
UQモバイルと楽天モバイルそれぞれのメリットを、より具体的に深掘りします。
UQモバイル
UQモバイルのメリットは次のとおりです。
- 割引後の月額料金がリーズナブル
- 使用しきれなかったデータ容量をくりこしできる
楽天モバイルにはない側面です。「このメリットを活かせるかどうか」をイメージしましょう。
auでんきもしくはauひかりを契約している人はおトク
UQモバイルの月額料金は、月額990円〜がミニマムです。
大手キャリアの料金プランと比較しても、大幅にコストを削減できるでしょう。
- 3GBで990円は他社と比較しても安価
- 対する楽天モバイルは3GB以上の利用で、2,178円のコスト
- ひとりでUQモバイルを契約しても割引条件に適用
25GB前後の使用量においては、楽天モバイルとほぼ変わらない月額料金になるため判別しやすいでしょう。
データ容量のくりこし・節約ができる
UQモバイルは以下の2つの要素を理由に、データ容量をおトクに使えます。
- 余ったデータ容量を翌月までくりこし可能
- 節約モード時は最高1Mbpsの速度でデータ容量の消費なし
「今月は自宅のWi-Fi利用も多く、思ったよりデータ容量を使わなかった」といったケースでも無駄なく使えます。
2番目の節約モードは、専用アプリでオン・オフを簡単に切り替えできます。
「選択する料金プランを3GBに設定しつつ、節約モードで毎月を節約する」といった工夫もできるでしょう。
楽天モバイル
楽天モバイルは次の2つが、UQモバイルにはないメリットです。
- 毎月1GBまでのデータ通信容量であれば無料
- 専用アプリにより通話料無料
使い方に工夫は必要ですが、UQモバイルにはない持ち味です。
0~1GBまでのデータ通信が無料
楽天モバイルの料金プランは、下記のとおり「1GBまでのデータ通信」であれば無料です。
1GBまでに抑える使い方
- 自宅ではWi-Fiを利用するのでデータ容量を消費しない
- インターネットはニュース・天気予報を閲覧する程度
専用アプリ「Rakuten Link」での通話が無料
楽天モバイルを契約すると、通常の通話アプリ以外に「Rakuten Link」といった通話専用アプリをインストールできます。
「Rakuten Link」には以下のような特徴があり、国内通話料を無料で利用できます。
ポイント
- 国内通話・ショートメッセージが無料
- 連絡先は通常の通話アプリと共有
- 電話番号は変わらない
- 指定の国であれば「海外→日本」への通話も無料
- 通話品質はインターネット環境に左右される
たとえば「美容院・クリニックへの予約電話」や「家族へのちょっとした用事」といった細かな通話もあるでしょう。
すべての通話を無料で完結させられるのは、経済的にも大きなメリットです。
Rakuten Linkの唯一の懸念点であるのは、通話品質です。
通話においても、インターネット通信を活用しています。そのため混雑時や電波の弱い場所(地下・高層階)では、声が途切れたり小さくなったりと不安定な状態になりがち。
ですが、通常の電話アプリと併用することで対応できます。
楽天ポイントが溜まりやすい
楽天モバイルを契約すると「楽天市場で貯まるポイントが増えやすくなる」といったメリットがあります。
通常、楽天市場(楽天のネットショップ)で貯まるポイントは「100円のお買い物につきで1ポイント」です。
しかし楽天モバイルの契約者は、貯まるポイント比率がアップします。
SPUの一例
- 楽天モバイル:+1倍
- 楽天ひかり:+1倍
- 楽天カード:2倍
「楽天市場での買い物が多い+貯まるポイント比率が高い」との条件を好む場合は、楽天モバイルを選択してもよいでしょう。
UQモバイルと楽天モバイルに共通すること
UQモバイルと楽天モバイルのどちらを選択しても、共通して得られるメリットが3つあります。
- キャリア並みの安定した通信環境
- 店舗が全国にたくさんある
- 手数料をかけずに乗り換えできる
お値打ちな料金プランだけでなく、日々の使い勝手へも目を向ける人にピッタリですよ。
ネットワークが安定している
通信の安定感は、2社ともつながりやすいといえます。
理由は、キャリアの基地局からの帯域(ネットワーク上に流れるデータ量のこと)を、ダイレクトに使用できるためです。
一般的に「格安SIM」は、キャリアから借りるネットワークを「格安SIM同士で分け合う」が前提にあります。
そのため、一度に多く人がスマホを触る時間(お昼休み・夜間帯など)は、混雑してしまう傾向です。
楽天モバイルも第四キャリアとしての立ち位置です。
格安SIMとは違い、大手キャリアと同等レベルの仕組みで通信を行います。
設備面で優遇される分、格安SIMにみられるような不安定性は低いでしょう。
店舗が全国に多くある
2社の実店舗は全国に存在し、店舗数も充実しています。
「契約後に解決できない不明点を、ショップへ直接質問したい」といった希望を叶えやすいはずです。
下記のページリンクから、近隣の店舗を確認できます。
手数料無料で乗り換えができる
本記事の2社へ乗り換えする場合、手数料を無料にできます。
事務手数料ルール | |
UQモバイル | auからの乗り換えにより無料(※契約解除料も不要) |
楽天モバイル | 契約方法を問わず無料 |
条件は異なりますが、大手キャリア各社さ、契約解除料を撤廃または大幅値引きを実現しました。(参考:総務省資料)
金券的なリスクが大きく減ったことにより、携帯会社の乗り換えもよりスムーズだといえそうです。
乗り換え時の注意点
UQモバイルと楽天モバイルへの乗り換えには、事前に対策しておくべき注意点があります。
同じメールアドレスが使用できなくなる
どの携帯会社へ乗り換えしても共通することですが、同じメールアドレスを使用できなくなります。
メールアドレスを使用している会員サイトを中心に、変更を忘れないようにしましょう。
メールアドレスは連絡用ではなく、会員IDに使用するケースも多いはずです。
今後はフリーアドレス(Yahoo!メール・Gmail など)を利用すると、どの携帯会社であっても変更する必要はなくなります。
同じスマートフォンを使う場合は動作保証確認をチェックする
UQモバイルと楽天モバイルに乗り換え前に「スマートフォンの動作保証確認」が必要なケースがあります。
契約先の通信事業者から販売されているスマートフォン以外は、100%の動作保証はされていないからです。
動作保証確認が必要なケース
- SIMフリーのスマートフォンを別途で用意する
- 中古のスマートフォンを購入する
- これまでのキャリアで使っていたスマートフォンをそのまま利用する
動作保証確認は、それぞれの公式サイトからチェックできます。
ポイント
スマートフォンを用意する際は、事前に動作保証のチェックを怠らないようにしましょう。[/st-kaiwa1]
キャンペーンを活用しておトクに契約する(※2022年1月現在)
おトクに契約できるキャンペーンをピックアップします。
UQモバイルのキャンペーン
UQモバイルは、オンラインショップでの契約により各種キャンペーンを適用できます。
他社から乗り換えによる限定価格
スマートフォンが限定のお値打ち価格で購入できます。
キャンペーン内容 | |
特典 | スマートフォンの一括価格の大幅割引 |
対象者・条件 | ・他社から乗り換え ・オンラインショップでの契約 |
注意点 | au・povoからの乗り換えは対象にならない |
限定価格のスマートフォン(2021年11月現在)
- Galaxy A21:550円
- AQUOS sense3 basic:550円
≫≫本体限定価格を詳しくみる
SIMカード契約✕新規契約:au PAYを最大10,000円相当還元
本体購入を伴わない「SIMカードのみの契約」により、受けられる特典です。
キャンペーン内容 | |
特典 | 契約体系・プランに応じたau PAY残高の還元 |
対象者・条件 | オンラインショップにて新規・乗り換え |
還元ポイント受取時期 | 開通月の翌月下旬 |
注意点 | au・povoからの乗り換えは対象にならない |
実際にもらえるau PAY残高は、プランに応じて上下します。
還元されるau PAY残高 | |
新規契約 | S・3,000円相当 |
M/L ・3,000円相当 | |
他社から乗り換え | S・6,000円相当 |
M/L・10,000円相当 |
乗り換えの場合は「契約初月のみM・Lプランを選び、翌月はSプランへ切替する」といった工夫がおすすめです。
受け取る特典を増やし、翌月からは必要なプランを契約できます。
最新キャンペーンはこちらをチェック!
楽天モバイルのキャンペーン
楽天モバイルのキャンペーンは主に3つです。
Rakuten UN-LIMIT VI プラン料金3カ月無料
楽天モバイルは下記の条件により「基本使用料の3ヶ月無料キャンペーン」の特典を受けられます。
- 新規・他社から乗り換えが対象
- 対象は「Rakuten UN-LIMIT VI」の利用料金
- 同名義で最初の1回線のみ
- 通話料やその他サービスは対処外
申し込み日ではなく「開通した日がスタート」との扱いです。
他社から乗り換えでスマートフォンの実質価格が割引
楽天モバイルへの新規もしくは他社から乗り換えを条件に、楽天ポイントの還元を受けられます。
獲得ポイント | 条件 | 補足 |
5,000pt | 新規契約 | ・楽天ポイント(期間限定)を進呈 ・同時購入は機種により進呈ポイントが上下 |
15,000pt | 他社から乗り換え | |
最大25,000pt | 他社から乗り換え+対象スマートフォンの購入 |
スマートフォンの購入を伴わない回線契約のみでも、ポイント還元を受けられます。
楽天ひかり UN-LIMITキャンペーン(プラン料金1年間無料)
楽天モバイル提供の光回線サービス「楽天ひかり」のキャンペーンです。
楽天ひかり「月額基本料1年間無料」の特典を受けられます。
キャンペーン内容 | 楽天ひかり月額基本料の1年間無料 |
対象プラン | 全プラン(マンションプラン、ファミリープラン) |
条件 | 楽天モバイル契約者 |
楽天モバイルと一緒に、自宅の光回線を検討している人は「1年通じて長期の節約」が可能です。
最新キャンペーンはこちらをチェック!
まとめ
UQモバイルと楽天モバイルのいずれかを契約して、スマートフォンをおトクに使いましょう。
ポイント
- 「auでんき」もしくは「au指定光回線+光でんわ」を契約している
- 毎月のデータ容量が決まっておらず、繰り返しを活用したい人
ポイント
- インターネットの利用頻度が毎月バラバラの人
- 無制限のデータ容量を利用したい人
- 短時間の通話をこまめに利用する人
- 楽天関連サービスを多く使っている人
共通する項目
- 大手キャリアと同等の安定したネットワークにつながる
- 全国に多くの実店舗が存在するため、対面サポートを受けられる
- 条件により契約事務手数料(3,300円)が無料になる
- 「オンライン契約✕他社からの乗り換え」を条件にスマートフォンをおトクに購入できる