「mineoって海外でも使える格安SIMなのかな」「海外旅行中にmineoを使うことはできるのかな」
このような疑問をお持ちの人は多いのではないでしょうか。
海外旅行に行く機会が多い人や、海外出張が多い人にとって、海外でスマホが使えるかどうかは重要なポイントです。
そこでこの記事では、mineoは海外でも使えるのか、海外でデータ通信を行うためにはどのような方法があるのかなどを説明していきます。
mineoが海外でも使えるのか気になっている人はぜひこの記事を参考にしてください。
目次
mineoは海外で利用できる?
mineoは海外でも利用できる格安SIMです。
ですが、海外で利用できる機能は限られており「国際電話」と「国際SMS」の2つのみとなっています。
つまり海外でデータ通信を行うことはできないため、海外でインターネットに接続して調べ物をしたり、SNSを使ったりはできないということです。
Sプラン(Softbank回線)は、日本国内から海外に向けて通話をかけたり、SMSを送信したりすることは可能ですが、海外にいるときには通話・SMSは使えません。
mineoを海外で利用するときのポイント
mineoを海外で利用するときにはいくつか気をつけてほしいポイントがあります。
- Sプラン(Softbank回線)は海外での通話ができない
- Sプラン(Softbank回線)は海外でのSMSができない
- Dプランは航空機や船舶からのSMS送信料が170円
- Dプランで海外でSMSを送受信するときは、デュアルタイプでしかできない
- 海外でSMSを送信する料金は、国内でのSMS送信より高くなる
海外でmineoを使いたい場合は、上記のポイントを知っておきましょう。
Sプラン(Softbank回線)が海外では使えないことは先ほど説明しましたが、Dプランもシングルタイプの場合SMSが送受信できません。
また、海外でのSMS送信料は日本国内でのSMS送信料より高くなってしまうため、SMSをたくさん使っていると高額な請求につながってしまいます。
海外でmineoを使うときのサービス内容について
ここからは、海外でも使えるmineoの国際電話と国際SMSのサービス内容を紹介していきます。
国内電話や国内SMSとは料金が異なるため、海外利用を検討している場合は必ず確認していきましょう。
mineoの国際電話について
まずはmineoの国際電話について紹介していきます。
Aプラン(au回線) | Dプラン(docomo回線) | Sプラン(Softbank回線) | |
日本国内から海外へ発信 | 可能 | 可能 | 可能 |
海外での発信 | 可能 | 可能 | 不可能 |
mineoの国際電話は、日本国内から海外への発信であれば、すべての料金プランで行なえます。
ですが海外で発信する場合は、Aプラン(au回線)とDプラン(docomo回線)の2つは使えますが、Sプラン(Softbank)は使えません。
海外で国際電話を行うことを考えると、Sプラン(Softbank回線)を使っている人はプランを変更しておいたほうが良いでしょう。
mineoの国際SMSについて
ここからは、mineoの国際SMSについて紹介していきます。
Aプラン(au回線) | Dプラン(docomo回線) | Sプラン(Softbank回線) | |
日本国内で受信 | 無料 | 無料 | 無料 |
日本国内から送信 | 100~1,000円/通 ※文字数によって変動 |
50~500円/通 ※文字数によって変動 |
100~1,000円/通 ※文字数によって変動 |
海外で受信 | 無料 | 無料 ※デュアルタイプのみ |
不可能 |
海外から送信 | 100円/通 | 100~170円/通 ※航空機や船舶から送信するときのみ170円 |
不可能 |
国際SMSは日本国内から海外の人に送信するときは、文字数によって料金が大きく異なってしまいます。
SMSで長文を送信する場合は、最大で1,000円発生してしまうため注意しましょう。
海外での利用時は1通あたり100円の料金が発生します。
Dプラン(docomo回線)は、航空機や船舶から送信するときのみ送信料が高くなると覚えておきましょう。
また、Sプラン(Softbank回線)は海外での送受信に対応していません。
海外でSMSを使いたい場合は、Aプラン(au回線)やDプラン(docomo回線)のデュアルタイプへの乗り換えをおすすめします。
mineoで海外から発信やSMS送信を行う方法
ここからは、mineoで海外から発信やSMS送信を行う方法を紹介していきます。
プランによって手順が若干異なるため、一つずつ見ていきましょう。
Aプラン(au回線)で発信やSMS送信を行う手順
まずはAプラン(au回線)で発信やSMS送信を行う手順から説明していきます。
発信の手順
Aプラン(au回線)で発信する場合は「+ - 国番号 - 先頭の0を抜いた電話番号」を入力してください。
例えば海外から日本国内の携帯電話へ発信する場合は「+ - 81(日本の国番号) - 80 ☓☓☓☓ ☓☓☓☓」という入力になります。
海外で発信を行う場合は国番号を把握しておく必要があるため、海外滞在中に必要になる可能性がある国番号はメモを取っておくと良いでしょう。
Aプラン(au回線)の国別通話料
国名 | 渡航先での国内通話 | 日本への通話 | 日本以外への通話 | 着信 |
アメリカ | 120円/分 | 140円/分 | 210円/分 | 165円/分 |
韓国 | 50円/分 | 125円/分 | 265円/分 | 70円/分 |
中国 | 70円/分 | 175円/分 | 265円/分 | 145円/分 |
イギリス | 80円/分 | 180円/分 | 280円/分 | 110円/分 |
Aプラン(au回線)の国別通話料は上記のとおりです。
国によって細かく通話料が変わりますが、どの国でも1分あたりの通話料となっていることがポイントです。
例えばアメリカの場合、1分の通話で120円の料金が発生するため、10分間通話をすると1,200円もの通話料となってしまいます。
そのため、通話自体はできるものの、長時間通話してしまうと高額請求につながると覚えておきましょう。
また他の国の通話料が知りたい場合は「渡航先選択:海外で使う」から確認してください。
SMS送信を行う手順
SMS送信は、海外で発信するときとは異なり、日本国内と同じ手順でSMS送信が可能です。
例えば「080 ☓☓☓☓ ☓☓☓☓」に発信する場合は、宛先に「080 ☓☓☓☓ ☓☓☓☓」と入力するだけでSMS送信ができます。
SMS送信は手順自体は簡単に行なえますが、海外から送信する場合1通あたり100円の料金が発生するため、頻繁に使いすぎないように注意しましょう。
Dプラン(docomo回線)で発信やSMS送信を行う手順
次はDプラン(docomo回線)で発信やSMS送信を行う手順から説明していきます。
発信の手順
Dプラン(docomo回線)で発信する場合は「+ - 国番号 - 先頭の0を抜いた電話番号」を入力しましょう。
基本的な発信の手順はAプラン(au回線)と変わらないため、そちらを参考にしてください。
またさらに詳しい方法はdocomoの公式サイトでも説明しているため「海外から電話をかける・SMSを送る」も確認しておきましょう。
Dプラン(docomo回線)の国別通話料
国名 | 渡航先での国内通話 | 日本への通話 | 日本以外への通話 | 着信 |
アメリカ | 120円/分 | 140円/分 | 265円/分 | 175円/分 |
韓国 | 50円/分 | 125円/分 | 265円/分 | 70円/分 |
中国 | 75円/分 | 175円/分 | 265円/分 | 145円/分 |
イギリス | 80円/分 | 180円/分 | 280円/分 | 110円/分 |
Dプラン(docomo回線)の国名通話料は上記のとおりです。
Aプラン(au回線)と同様に、国によって発生する通話料が異なります。
また国内通話と比べると通話料金が高額なことも同じとなっているため、長時間の通話が多い場合は注意してください。
他の国で発生する通話料が知りたい場合は「海外から電話をかける・SMSを送る」で確認しておきましょう。
Sプラン(Softbank回線)で発信やSMS送信を行う手順
mineoのSプラン(Softbank回線)は、Aプラン(au回線)やDプラン(docomo回線)とは異なり、海外での利用が行なえません。
データ通信が行えないだけでなく、国際電話も国際SMSも利用できないため、海外での利用には不向きな料金プランです。
現在Sプラン(Softbank回線)を契約している人で、海外旅行や海外出張に行く場合は、他の料金プランに変更しておくことをおすすめします。
mineoユーザーが海外でデータ通信を行う方法
mineoは国際通話や国際SMSであれば海外でも利用できますが、データ通信は行なえません。
そのため、海外でデータ通信を行いたいと考えているmineoユーザーは、以下の方法のいずれかを選ぶ必要があります。
- 海外用のWiFiルーターをレンタルする
- 無料WiFiスポットを利用する
- 現地でプリペイドSIMを用意する
それぞれ発生する料金などを説明していくため、一つずつ見ていきましょう。
海外用のWiFiルーターをレンタルする
mineoユーザーが海外でデータ通信を行うときに最もおすすめな方法が、海外用のWiFiルーターのレンタルです。
海外用のWiFiルーターのレンタルは、自宅受け取りや空港受け取りなどが選べますし、他の方法と比べて国内で手続きが完結するため安心して海外に向かえます。
WiFiルーターをレンタルする場合、1台で複数人が利用できるため、出費を抑えられる可能性が高いです。
またmineoであれば、海外WiFiをレンタルしている「jetfi」とコラボをしており、アジアであれば580円/日でWiFiルーターがレンタルできます。
mineo ☓ Jetfi | |
500MBプラン(1日) | アジア:580円(通常980円) グローバル:680円(通常1,280円) |
1GBプラン(1日) | アジア:980円(1,280円) グローバル:1,080円(1,580円) |
350MBプラン(1日) | アジア:500円(680円) グローバル:580円(980円) |
無制限プラン(1日) | 1,180円(通常1,580円) |
(参考:mineo ☓ Jetfi コラボ企画限定特典)
mineoユーザー限定の割引が適用されるため、他のWiFiルーターレンタル業者でレンタルするより、レンタル料金も安く抑えられます。
海外でデータ通信を行いたい場合は最もおすすめできる方法のため、一度「mineo ☓ Jetfi コラボ企画限定特典」にアクセスしてみて、詳細を確認しておきましょう。
無料WiFiスポットを利用する
日本国内ではカフェや駅ナカなど、さまざまな場所に無料WiFiスポットが用意されています。
海外でも同じように無料WiFiスポットが用意されていることが多いため、WiFiスポットの利用もおすすめです。
WiFiスポットの利用であれば、料金も一切かからないため、海外旅行での出費を節約できます。
ただし、無料WiFiスポットがないとデータ通信が行えなかったり、場所によっては通信速度が遅すぎたりすることもあります。
他の方法とは異なり、困ったときにすぐにインターネットが使えるわけではないため注意しましょう。
現地でプリペイドSIMを用意する
現在使っているスマホがSIMフリースマホの場合は、現地でプリペイドSIMを契約することもおすすめです。
プリペイドSIMは、あらかじめデータ容量が定められている、使い切りタイプのSIMカードです。
空港などで購入できることも多く、急にデータ通信が必要になったときでも対応できる可能性があります。
ただし、SIMカードを挿入したあとの設定などは自分で行う必要があるため、ある程度スマホの知識が必要になると覚えておきましょう。
mineo以外に海外で使える格安SIMはある?
ここからは、mineo以外に海外で使えるおすすめの格安SIMを紹介していきます。
厳密には格安SIMとはいえないものも含まれますが、それぞれ料金などを説明していきます。
楽天モバイル
楽天モバイルは楽天が提供している第4のキャリアで、月額料金の安さが魅力的です。
楽天モバイル | |
月額料金 | ~1GB:0円 ~3GB:1,078円 ~20GB:2,178円 20GB~:3,278円 |
海外で使えるデータ容量 | 2GB |
楽天モバイルは海外でもデータ通信が可能で、2GBまでであれば高速通信で利用できます。
2GBは通常の料金プランに反映されるため、海外で使った場合は1,078円の月額料金となるということです。
海外旅行や海外出張が多い人は、mineo+楽天モバイルの2台持ちにしておくことで、月々の支払いを抑えつつ海外でもデータ通信が行えるためおすすめです。
こちらでも詳しく解説中!
ahamo
ahamoは月間データ容量20GBが月額料金2,970円で利用できる、docomoが提供している格安プランです。
ahamoは海外でもデータ通信が可能になっており、20GBまで使えるため使い勝手も良いです。
追加費用や手続き不要で海外でも使えるため、海外旅行や海外出張が多い人におすすめできます。
ただし、ahamoは海外でデータ通信を行って15日以上経過すると、帰国するまで通信速度が128kbpsに制限されてしまうデメリットがあります。
長期間海外に滞在することが多い人だと、使い勝手が悪くなることがあるため注意しましょう。
こちらでも詳しく解説中!
まとめ
この記事では、mineoは海外でも利用できるのか説明してきました。
mineoは国際電話や国際SMSは海外でも利用できますが、データ通信だけは海外だと行えません。
データ通信を行いたい場合は、海外用WiFiルーターをレンタルしたり、海外でプリペイドSIMを購入する必要があると覚えておきましょう。
mineoであれば安い料金で海外用WiFiルーターがレンタルできますが、楽天モバイルやahamoなど海外でも気軽にデータ通信できる格安SIMを選ぶこともおすすめです。