毎月のデータ容量を残してしまうともったいない、そう感じてしまう方は少なくないでしょう。
そんなときにあると便利な機能が、データ繰り越し機能です。しかしLINEMOにはデータ繰り越し機能がありません。
そこで本記事では、LINEMOでデータ容量を無駄なく使うための方法を紹介します。
データ容量が余るときの対策や、逆に足りなくなってしまった場合の対処法などを紹介しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
目次
LINEMOはデータ繰り越しが出来ない、データシェアも無し
最初で説明した通り、LINEMOでは余ったデータ容量を繰り越すことが出来ません。
毎月1日になるとデータ容量がリセットされ、前月の余ったデータ容量は消えてしまいます。
LINEモバイル時代にあった、データ容量を友人や家族とシェアする機能も、LINEMOでは無くなってしまいました。
そのためLINEMOのデータ容量を無駄なく使うためには、毎月きっちりとデータ容量を使い切ることが大切です。
次の項目からは、データ容量を無駄なく使い切る方法や、使い切ったときの対処法などを解説していきます。
データ容量を使い切ってしまったときは?
データ容量を使い切ろうとしたときに、うっかりデータ容量を使いすぎてしまうこともあるでしょう。
データ容量を使い切ってしまうと、通信速度がガクッと落ちてしまうので、とても不便ですよね。
データ容量を使い切ってしまい、少し足りないなと思ったときは、データ容量の追加サービスを利用してください。
データ容量の追加は、1GBあたり550円で行うことが出来ます。
ただしデータ容量の追加は、若干割高なサービスなので注意しましょう。
LINEMO公式サイトデータ容量が余ってしまったら?
データ容量が余ってしまう場合の対策ですが、選択しているプランによって異なります。
プラン別に対策を紹介するので、自分が選んでいるプランの項目を見てみてください。
ミニプランでデータ容量が余ってしまう場合
まず毎月のデータ容量が3GBのミニプランで余ってしまう場合、LINEMOではこれといった対策がありません。
ミニプランはデータ容量が最少のプランなので、より少ないプランへ変更が出来ないからです。
そのためミニプランを選んでいてデータ容量が余る場合は、残念ながら諦めるしかないでしょう。
データ容量が余ってしまうのがどうしても嫌な場合は、他の通信会社へ乗り換えるのも方法のひとつです。
本記事の後半では乗り換え先としておすすめの通信会社を4つ紹介しているので、気になった方はチェックしてみてください。
スマホプランでデータ容量が余ってしまう場合
毎月のデータ容量が20GBのスマホプランで余ってしまう場合は、月々どれくらいのデータ容量を消費しているかによって対策が異なります。
毎月3GB以下しか使っていない場合は、データ容量の少ないミニプランへ変更しましょう。
LINEMOのミニプランはデータ容量が3GBのプランです。
毎月の利用料金が990円と非常に安いため、プラン変更をすれば今よりもお得にLINEMOを利用することが出来ます。
ミニプラン | スマホプラン | |
月額料金 | 990円 | 2,728円 |
データ容量 | 3GB | 20GB |
データ超過後の通信速度 | 300kbps | 1Mbps |
もし毎月3GB以上使っている場合は、残念ながらLINEMOで出来る対策はありません。
データ容量が残ってしまうのを諦めるか、他の通信会社に乗り換えるしかないでしょう。
次の項目ではLINEMOからの乗り換え先として、おすすめの通信会社をいくつか紹介しています。
データ繰り越しがある通信会社も紹介しているので、データ容量を無駄なく使いたい方はそちらもチェックしてみてください。
LINEMO公式サイトどうしてもデータ容量が余る場合は他社へ乗り換えるのもおすすめ
LINEMOでデータ容量が余ってしまった場合に有効な対策は、「データ容量の少ないプランに変更する」くらいです。
しかしデータ容量が3GBのミニプランを選んでいる場合は、データ容量がミニプランよりも少ないプランが無いため、変更することが出来ません。
どうしても余ったデータ容量が気になる場合は、他の通信会社へ乗り換えてみてはいかがでしょうか。
他の通信会社の中には、データ繰り越しが出来る会社や、毎月のデータ容量をより細かく設定出来る会社があります。
この項目ではLINEMOからの乗り換え先としておすすめの通信会社4つを紹介するので、乗り換え先を選ぶ際の参考にしてみてください。
おすすめ乗り換え先①Yモバイル
最初に紹介するおすすめ乗り換え先は、LINEMOと同じソフトバンク関連の格安ブランド・Yモバイルです。
データ容量あたりの利用料金はLINEMOよりも若干高めですが、データ繰り越しに対応しています。
そのため無駄なくデータ容量を使いたい場合は、LINEMOからYモバイルに乗り換えるのも良いでしょう。
5G通信にも対応しているため、高速通信をしたい方にもおすすめです。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
繰り越し可能なデータ容量 (データ増量オプション加入時) |
3GB (5GB) |
15GB (20GB) |
25GB (30GB) |
データ容量超過後の通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
もっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ!
LINEMOからYモバイルへの乗り換え(MNP)はとても簡単!
通信会社を乗り換える場合は、MNP予約番号の取得や各種手続きをしなければならないため非常に面倒です。
しかしLINEMOからYモバイルへ乗り換える場合は、MNP予約番号を取得する必要が無いため、とても簡単に行えます。
これは2021年8月から始まったサービスで、ソフトバンク・LINEMO・Yモバイルの3ブランド間の乗り換えでは、MNP予約番号を取得する必要が無くなりました。
もし乗り換え作業が面倒だと感じている方は、乗り換えが簡単に出来るYモバイルを候補にしてみてはいかがでしょうか。
Y!mobile公式サイト
おすすめ乗り換え先②UQモバイル
格安SIMのUQモバイルも、おすすめ乗り換え先のひとつです。
UQモバイルもYモバイルと同様に、データの繰り越しが出来ます。
それに加えて、高速モードと節約モードを切り替えられるのも、UQモバイルの特徴のひとつです。
低速通信モードを利用すると、通信速度が遅い代わりにデータ容量を消費しません。
そのため状況に合わせてモード切替を行うと、データ容量以上に高速通信が出来ると感じられるでしょう。
くりこしプランS +5G | くりこしプランM +5G | くりこしプランL +5G | |
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
繰り越し可能なデータ容量 (データ増量オプション加入時) |
3GB (5GB) |
15GB (20GB) |
25GB (30GB) |
データ容量超過後の通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
もっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ!
端末の販売も行っているので、乗り換えと同時に機種変更も可能!
LINEMOとUQモバイルは利用している回線が異なります。
そのため、LINEMOで使っているスマートフォンが、UQモバイルでは使えないことがあるので注意しましょう。
UQモバイルで利用出来る端末は、UQモバイル公式サイトの利用可能端末一覧でチェックすることが出来ます。
もし現在使っている端末がUQモバイルで使えない場合は、UQモバイルで販売している端末を購入してみてはいかがでしょうか。
Android端末だけでなくiPhoneシリーズも販売しているので、きっとお気に入りの端末を見つけられるはずです。
おすすめ乗り換え先③楽天モバイル
楽天モバイルは、上で紹介した2社とは異なり、データ繰り越しが出来ません。
ですが使用したデータ容量に応じて利用料金が変わるプランを採用しているため、データ容量で頭を悩ませることなく使用出来ます。
しかも楽天モバイル回線のエリア内であれば、使用出来るデータ容量は無制限です。
常に高速のデータ通信が出来るので、スマートフォンのヘビーユーザーにとっては非常に嬉しいのではないでしょうか。
Rakuten UN-LIMIT VI | |
~1GB | 0円(1回線目のみ) |
1GB~3GB | 1,078円 |
3GB~20GB | 2,178円 |
20GB~ | 3,278円 |
もっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ!
楽天モバイル専用アプリを使えば通話料が無料に!
楽天モバイルには、Rakuen Linkという楽天モバイルユーザー専用アプリがあります。
Rakuten Linkアプリを使うと、国内通話が無料になるので非常におすすめです。
もちろんアプリの利用料金も無料なので、頻繁に電話をする方は楽天モバイルでアプリを利用してみてはいかがでしょうか。
おすすめ乗り換え先④povo
おすすめ乗り換え先として最後に紹介するのは、auの格安プラン・povoです。
povoのプランはこれまで紹介してきたプランとは全く異なり、データ容量0GB、利用料金0円が基本プランになっています。
データ容量を増やしたい場合は、データトッピングと呼ばれるものを購入する必要があります。
データトッピングはデータ容量によって価格や利用可能期間が異なるため、自分に合ったものを購入してください。
トッピング名 | データ容量の有効期間 | 価格 |
データ使い放題 | 24時間 | 330円 |
データ追加1GB | 7日間 | 390円 |
データ追加3GB | 30日間 | 990円 |
データ追加20GB | 30日間 | 2,700円 |
データ追加60GB | 90日間 | 6,490円 |
データ追加150GB | 180日間 | 12,980円 |
データ以外のトッピングも多数用意!
povoのトッピングには、通話トッピングやサポートトッピングなど、様々なものが用意されています。
トッピング名 | 利用料金 |
5分以内通話かけ放題 | 550円/月 |
通話かけ放題 | 1,650円/月 |
スマホ故障サポート | 830円/月 |
これらのトッピングを使うとpovoがより便利になるので、povoを利用する際はデータ以外のトッピングもチェックしてみてください。
povo公式サイトLINEMOから他社に乗り換える際の注意点
最後にLINEMOから他の通信会社へ乗り換える際の注意点2つを紹介します。
乗り換え先で「思っていたのと違った!」とならないように、両方に目を通してみてください。
注意点①LINEギガフリーが使えなくなる
LINEMOでは、LINEギガフリーサービスが行われています。
LINEギガフリーとは、LINEのトークや通話機能で、データ容量を消費しないというサービスです。
他の通信会社へ乗り換える場合は、このLINEギガフリーが使えなくなるので注意しましょう。
特に音声通話やビデオ通話はデータ容量の消費が激しいので、日頃よくLINEの通話機能を使っている方は、乗り換え先でデータ容量の消費量が大きくなる可能性があります。
注意点②LINEMOで使っていた端末が使えなくなる場合がある
現在LINEMOで使っている端末が、乗り換え先でも使えるとは限りません。
特にソフトバンク以外の回線を使っている通信会社へ乗り換える場合は、端末が使えなくなる可能性が高くなります。
通信会社で使える端末は、それぞれの通信会社の公式ウェブサイトに記載があるので、そちらをチェックしてください。
まとめ
本記事では、LINEMOでデータ容量を無駄なく使うための方法などを紹介しました。
ポイント
- LINEMOではデータ繰り越しが出来ない
- データ容量を使い切ってしまった場合は、データ容量の追加を行う
- データ容量が余ってしまう場合は、プラン変更を行う
- どうしても余ったデータ容量が気になる場合は、他の通信会社へ乗り換えるのがおすすめ
- 他の通信会社ではLINEギガフリーが使えないので注意
- 他の通信会社ではLINEMOで使っていた端末が使えなくなる可能性がある
そのためデータ容量が余ってしまっても、ユーザーが出来ることはプラン変更をするか、他社へ乗り換えることくらいです。
ユーザーが選べる選択肢は多くありませんが、記事を参考に自身にとって最善の方法を見つけてみてください。