海外旅行や出張では、スマホの通信環境が欠かせません。
とは言え、海外での通信はどうすればいいのか?お得なのかという点はわかりづらいですよね。
そこで、当記事ではUQモバイルで海外利用をするためのお得な方法や注意点をまとめました!
渡航時に人気のレンタルWi-Fiや現地SIMとの比較もまじえながら、詳しく解説していきます!
この記事でわかること
- UQモバイルで海外利用をする方法
- UQモバイルとレンタルWi-Fi、現地SIMを比較
- 海外でスマホを利用する際の注意点
目次
UQモバイルは「世界データ定額」で海外利用が可能
最初にご紹介をしたいのは、UQモバイルの「世界データ定額」です。
世界データ定額があることでUQモバイルはお得に海外で利用することができます!
UQモバイルの世界データ定額とは?
世界データ定額とは、auとUQモバイルで利用できる海外向けの通信サービスです。
世界150ヶ所以上の国々で、日本国内と同じようにスマホを利用することができます。
世界データ定額の料金 | |
日本国内から利用日時を予約した場合 | 490円or690円/日(渡航先による) |
現地で利用開始する場合 | 980円/日 |
上記の日額をオプション料金として加算すれば、日本国内で利用している契約プランと同じ内容でデータ通信が利用可能。
通信会社での海外スマホ利用と言えば、数万円かかるというイメージを持っている方もいらっしゃいますよね。
2021年11月現在ではそのようなことはなく、定額サービスを利用することで非常に安価で利用可能です!
世界データ定額で利用可能なデータは国内データ量と共通
便利なUQモバイルの世界データ定額ですが、海外で利用するデータと国内で利用するデータは共通になることに注意をしておきましょう。
例えば、「くりこしプランM+5G」を利用中の場合は月間契約容量が15GBです。(前月からのくりこしや増量オプションを含めない場合)
海外渡航日までに10GB利用していたとすると、同月内に使えるデータは残り5GBですよね。
この状態で、渡航先で5GB以上利用すると日本国内と同様「通信制限」がかかります。
世界データ定額で支払う料金は、あくまでもスマホのデータ通信を日本国内と同じ条件で利用するための定額料金です。
「世界データ定額自体に専用のデータ量はない」という点を覚えておきましょう!
UQモバイルを海外で利用する際の設定
続いて、世界データ定額を含む海外利用設定をご紹介します。
渡航・帰国日時が決まっているなら料金が安くなる「世界データ定額の事前予約」を必ず行いましょう!
Step1.「世界データ定額」アプリのダウンロード
まずは世界データ定額のアプリをダウンロードしましょう。
世界データ定額はau/UQモバイル共通のサービスなので、アプリ提供元はKDDIです。
Step2.予約をする
アプリのダウンロードが完了したら、利用予約を行います。
上記画像を参考に、行き先・利用開始日時・利用コースを選択しましょう!
予約が完了したらSMSで予約内容の確認が送信されます。
Step3.渡航前に「データローミング」をONにする
データローミングとは、スマホを海外でインターネットに接続するための設定です。
データローミングの設定
- iPhone:設定→モバイル通信→通信オプション→データローミング
- Android:設定→モバイルとネットワーク→モバイルネットワーク→データローミング
また、利用開始時間より前に設定しても余計な料金や高額請求にはなりませんので空港で設定することをおすすめします!
UQモバイル・海外データ通信料金
前述の通り、UQモバイルの海外利用は「世界データ定額」を利用することが基本です。
そのため、海外で利用するデータ通信料はUQモバイルの契約プランのデータ量を消費します。
なお、世界データ定額は日本で事前利用予約をした場合に格安日額で利用ができますが、その際の料金は渡航先によって変わります。
世界データ定額を日本で事前予約した場合の料金 | |
490円/日で利用可能な国 | ハワイ アメリカ カナダ 香港 韓国 台湾 タイ プエルトリコ |
690円/日で利用可能な国 | 上記の国以外 |
事前予約をしなかった場合 980円/日 |
海外通信可能な全ての国 |
事前予約をするかしないかで1日あたりの利用金額が異なるため、必ず日本で予約をしてから渡航をしましょう!
UQモバイルの海外国際電話/SMS料金
続いて、UQモバイルを海外で利用する場合の国際電話/SMS料金をご紹介します。
電話の利用は「世界データ定額」の契約有無に関わらず下記料金が適用されるため注意が必要です。
国際電話料金の一例を表にしました。
料金は1分あたり | 渡航先での国内通話 | 日本への国際電話 | 日本以外への国際電話 | 渡航先で着信した場合 |
韓国 | 50円 | 125円 | 265円 | 70円 |
アメリカ | 120円 | 140円 | 210円 | 165円 |
中国 | 70円 | 175円 | 265円 | 145円 |
SMS | 国を問わず100円/送信1通(不課税・受信は無料) |
上記以外の国でも国際電話は利用可能ですが、滞在国によって通話料金が異なります。
国ごとの通話料金はUQモバイル公式でさらに詳しく確認ができます!
国際電話は1分あたりの通話料金が非常に高額なため、できればLINEなどのデータ回線を使った通話アプリを活用しましょう。
また、国内通話と違って着信時にも料金が発生する点にも注意が必要。
なお、国際SMSは送信1通あたり100円、受信は無料です!
UQモバイルの海外利用とレンタルWi-Fiを比較
それでは、UQモバイルの海外利用サービス「世界データ定額」とその他の通信サービスを比較していきます!
まずは空港カウンターなどで渡航前に手軽に契約できる「レンタルWi-Fi」と比較をしてみましょう。
海外用レンタルWi-Fiとは?
海外用レンタルWi-Fiとは、海外で使えるポケットWi-Fiルーターのレンタルサービスです。
小型のルーターを利用してスマホやパソコンの接続ができ、「1日1GB」「1日500MB」といった通信が可能。
レンタルWi-Fiの場合、持ち運びができるため電波さえ届くエリアならどこでも手軽にWi-Fiを利用できます。
また、利用料金が決まっているため思わぬ高額請求を回避できる点も安心できるポイント。
空港カウンターでレンタルできる事業者も多く、貸し出し・返却のスムーズさもあって利用者が多いサービスです。
UQモバイルの世界データ定額と海外用レンタルWiFiを比較
それでは、実際にUQモバイルの世界データ定額とレンタルポケットWi-Fiを比較してみましょう。
レンタルWi-Fiの比較に用いる事業者は、利用者が多く人気の高い「Global WiFi」と「イモトのWiFi」の料金を用意しました。
レンタルWiFiの料金は4G回線&早期予約特典を加味した最安値料金で表記しています。
UQモバイル「世界定額」とレンタルWi-Fiの比較表(ハワイの料金) | |||
UQモバイル 世界定額 |
Global Wi-Fi | イモトのWi-Fi | |
利用可能データ量 | 契約プランと同じ | 300MB~無制限/1日 | 500MB~無制限/1日 |
日額料金 | 490円or690円 | 300MB 970円 500MB 1,270円 1.1GB 1,470円 無制限 2,170円 |
500MB 1,260円 1.1GB 1,500円 無制限 1,900円 |
手数料等 | なし | 550円 | 550円 |
備考 | 1回線ごとの契約 (テザリング利用可) |
5~10台同時接続可能 |
表をご覧の通り、UQモバイルの世界定額は非常にお得な料金設計。
データ量も日本国内と同じように使えるため、普段と変わらない使い勝手で利用できる点も嬉しいポイントですね。
レンタルWi-FiはWi-Fiルーターや充電器が手荷物として増えるデメリットもありますし、UQモバイルの世界定額の方が使い勝手が良いです!
また、世界定額はテザリングの利用可能なため他のスマホを接続することもできます。
家族旅行で節約をしたい場合などに便利なので是非覚えておいてください!
UQモバイルと海外現地SIMを比較
続いて、海外の現地SIMを利用する場合とUQモバイルの比較をしていきます!
海外現地SIMとは?
海外現地SIMとは、渡航先の国にある通信事業者が販売するSIMカードのことです。
日本で言えば格安SIMを契約するようなイメージですが、海外のSIMはプリペイド方式が多くうまく使えばとってもお得!
ただし、契約や利用には言語の問題やスマホにあったSIMを購入する必要があるなど、ハードルはやや高め。
現地で契約したSIMをスマホに挿入するため、電話番号が変わったりAPN設定が必要など注意事項も多いです。
渡航先の言語やスマホに詳しい方でなければあまりおすすめはできません。
UQモバイルの世界データ定額と現地SIMは用途が違う
UQモバイルの世界データ定額と現地SIMはそれぞれ利用するべき方が異なり、一概に比較は難しいです。
現地SIMと世界定額は利用者像が違う
- 現地SIM:渡航先の携帯ショップで直接SIMを契約する長期滞在者向けのサービス。
- 世界定額:1週間程度までの短期滞在者向けサービス
それならば日額490円で利用できる世界定額の方が安くつきます。
しかし、1ヶ月程度滞在するなら世界定額は490円×30日=約15,000円となり、現地SIMを利用した方がはるかに安く済むのです。
このように、現地SIMは長期滞在者や何度も同じ国へ渡航する方向けのサービスであることを覚えておきましょう!
UQモバイルを海外で利用する際の注意点
続いて、海外でスマホを利用する際の注意点について解説をしていきます。
不慣れな環境では事前準備をしっかりしましょう!
無料Wi-Fi接続時はセキュリティに注意
海外では、ホテルやショッピングモールなど様々な施設で無料Wi-Fiが提供されています。
日本国内よりもフリーWi-Fi化が進んでいる国が多く、便利な反面セキュリティには注意が必要。
無料Wi-Fiで気をつけなければならないことは「通信データの解析」です。
Webや地図の閲覧程度なら問題ありませんが、クレジットカード番号の入力やネットバンキング、会員サイトへのログインは行わないようにしましょう!
世界データ定額は現地での利用も可能
世界データ定額は、事前予約で料金が割引されますが現地に到着してから利用することも可能。
利用日額は980円/1日(24時間)とやや割高になりますが、レンタルしたWi-Fiの故障時など緊急時の保険として利用することもできます。
また、基本的にはホテルなどのフリーWi-Fiを使いつつ必要な時だけ世界データ定額に加入する方法もあります。
現地からの申し込みでも世界データ定額が利用できることを覚えておくと、いざという時にも安心です!
テザリング利用時はバッテリーの消耗に注意!
1人だけ世界データ定額を契約し、複数人にテザリングをする場合はバッテリーの消耗に注意をしましょう。
テザリングは意外と電池の減りが早いため、使う時だけオンにする方法がおすすめです。
無駄なデータ量消費に注意!
スマホはWi-Fiに接続された状態だと、設定によってはアプリの自動アップデートやサーバーへのデータバックアップが行われます。
例えばテザリングの子機として接続をしていたり、レンタルWi-Fiを利用する際は「Wi-Fi通信」として扱われるため無用なデータ消費をしがちです。
また、Wi-Fiだと動画視聴時にも自動で最高画質が選ばれるなどモバイルデータ通信の状態よりもデータ量を消費しやすい点に注意をしましょう。
アプリの自動更新や自動バックアップの設定は渡航前にオフにすることをおすすめします!
まとめ:UQモバイルなら海外渡航時も手間いらずでお得!
当記事では、UQモバイルの海外利用について詳しく解説をしてきました。
海外では様々な方法でスマホを使えますが、UQモバイルの世界データ定額なら日本国内と同じようにスマホを使えるためシンプルでおすすめです!
レンタルWi-Fiのように貸し出しや返却の手間も不要、紛失のリスクも減らせるため積極的に活用しましょう!