UQモバイルはauなどの大手キャリアよりも月額料金が安い格安SIMですが、使っていて「もっと固定出費を下げられないかな？」と感じた方もいるのではないでしょうか。
格安SIMは各社で月額料金が異なり、UQモバイルより安く使えるものもあります。
この記事では、UQモバイルからmineoに乗り換えるメリットや乗り換え方法、注意点について解説します。
目次
mineoはオプテージのドコモ・au・ソフトバンク回線対応格安SIM！
mineoは、関西電力グループの会社・オプテージが手がけている格安SIMです。
当初はau回線の格安SIMを展開していましたが、やがてドコモ、ソフトバンクも取り扱うようになったため現在は「トリプルキャリア」対応となっています。
| mineoの月額料金 | |
| 1GB | 1,298円 |
| 5GB | 1,518円 |
| 10GB | 1,958円 |
| 20GB | 2,178円 |
ほとんどスマホを使わない人向けの1GBからたくさん動画などを楽しむ人向けの20GBまで、シンプルながらも十分なラインナップです。
料金についてもっと詳しく知りたい方はこちら！
UQモバイルユーザーなら、au回線を選べば手持ちのスマホはそのままでOK！
UQモバイルはKDDIが展開している格安SIMで、自社が所有するau回線でサービスを展開しています。
mineoへ乗り換える際はau回線のAプランで契約することで、UQモバイルユーザーは現在使っているスマートフォンを問題なく使い回すことができますよ。
SIMロック解除などの手続きも、全く必要ありません。
ただし契約先が変わることで、時間帯による通信速度の変化は生じる場合もあります。
UQモバイルとmineoの料金比較！乗り換えると安くなる？
UQモバイルからmineoに乗り換えると料金は安くなるのか、料金を比べてみました。
| UQモバイルとmineoの料金比較 | ||
| UQモバイル | mineo | |
| 1～5GB | 1,628円（3GB） | 1,298円（1GB）、1,518円（5GB） |
| 10～25GB | 2,728円（15GB）、3,828円（25GB） | 1,958円（10GB）、2,178円（20GB） |
実のところUQモバイルとmineoでは同じ通信量のプランが提供されていないので、完全に同じ条件での金額比較はできません。
しかしUQモバイルは3GB 1,628円、mineoは5GBでも1,518円ということで、mineoならよりたくさんの通信量でも安く使えることがわかります。
「UQモバイルの3GBでも多すぎ！」という人はmineoの1GBに乗り換えることで、月額料金を300円以上安く抑えられますよ。
大容量プランも全体的にmineoが割安ですが、UQモバイルは最大25GB使えるのに対してmineoは20GBなので、高速通信ができる上限のプランはUQモバイルのほうが充実しています。
しかしUQの25GBプランとmineoの20GBプランでは5GBの差で月額料金が約2倍になってしまうので、やはり安さという点ではmineoが有利です。
mineoの通信量がちょっと足りない場合はパケット放題Plusを活用！
参照：mineo公式サイト（https://mineo.jp/service/data/packet-free/）
mineoでは月額385円で「パケット放題Plus」というオプションが提供されていて、契約すると節約モードへ切り替えた際の通信量が通常の200kbpsから1.5Mbpsに上がります。
もっと詳しく知りたい方はこちら！
UQモバイルからmineoへ乗り換える手順・必要なものは？
UQモバイルからmineoへは、mineo公式サイトから簡単に乗り換えられます。
ここからは、UQモバイルからmineoへ乗り換える手順や必要なものについて解説します。
乗り換えに必要なものは？MNP予約番号の発行方法
UQモバイルからmineoへ乗り換える際に必要なものは、以下の4点です。
- 本人確認書類
- 本人名義のクレジットカード
- MNP予約番号
- 連絡用のメールアドレスや電話番号
本人確認書類は運転免許証などを利用可能！
本人確認書類は以下の6種類に対応しています。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書（2012年4月1日以降交付）
- パスポート（2020年2月4日以降申請の場合は補助書類必須）
- 個人番号カード
- 在留カード
- 外交官等住居証明書
上記の書類がない場合は、健康保険証などの「被保険者証」や顔写真付きの住民基本台帳カードと補助書類を提出してもOKです。
補助書類は、発行から3ヶ月以内の公共料金領収書か住民票を利用できますよ。
本人確認書類は画像をアップロードして提出するしくみなので、事前に撮影しておけばスムーズに申し込みを終えられますよ。
支払いにはクレジットカードが必要！
mineoはeo光ユーザーを除いて、口座振替に対応していません。
mineoの支払い用には、本人名義のクレジットカードを用意しましょう。
デビットカードやプリペイドカードも使える場合はありますが、絶対に使えるとは限らないので基本的にクレジットカードを用意する必要があります。
MNP予約番号は電話で発行
UQモバイルから他社へ電話番号をそのままで乗り換える際に必要となる「MNP予約番号」は、電話窓口に問い合わせて発行しましょう。
UQ mobileお客さまセンターの電話番号
受付時間9時～20時、年中無休
MNP予約番号は15日間の有効期限があり、mineoでは申し込み時点でMNP予約番号の有効期限が10日以上残っている必要があります。
発行されたらすぐに、mineoの乗り換え手続きを進めましょう。
UQモバイルからmineoへ乗り換える際に発生する費用は？
UQモバイルからmineoへ乗り換える際に発生する費用は、以下のとおりです。
- mineoの契約事務手数料3,300円
- mineoのSIMカード発行料440円
- UQモバイル解約時の月額料金（日割りなし）
- mineoの初月の月額料金（日割り）
UQモバイルの解約金は、くりこしプランやくりこしプラン＋5Gを契約していれば無料です。
結果としてUQモバイルの解約時にかかるのは、解約月の月額料金のみです。
解約月の月額料金は日割りにならないことにのみ、ご注意ください。
mineo側では契約関連の手数料総額3,740円が発生、あとは日割りで初月の月額料金がかかります。
乗り換えは公式サイトからかんたんにできる！
mineoへの乗り換えは、mineo公式サイトからすぐに行なえます。
参照：mineo公式サイト（https://my.mineo.jp/entry/GSK010101GSK010101_Pre_Init.action?kyk=1）
「お申し込み」ボタンを押して、画面の指示に従って回線や料金プランなどを決めていきましょう。
住所や氏名などの必要事項も入力し、本人確認書類の画像をアップロードして申込みを終えると、自宅にSIMカードが送られてきます。
回線の切り替えや、APN設定を忘れずに！
mineoの新しいSIMカードをスマホで使うには、回線の切り替えやAPN設定という手順が必要になります。
回線切替はmineoのマイページへログインして、「切り替え対象回線のご利用番号」と「切り替え対象SIMカードのICCID/製造番号」を入力したら「回線切替」ボタンを押せばOKです。
auやドコモ回線なら30分ほど、ソフトバンク回線なら1時間ほどで切り替えが完了しますよ。
APN設定は、今まで使っていたスマートフォンをmineoのSIMカードで使うために必要な設定です。
iPhoneの人はWi-Fiに接続・mineoユーザーサポートの設定ページをSafariで開き、契約した回線プランの項目にあるURLからプロファイルをダウンロードしましょう。
あとは設定アプリの「一般」→「VPNとデバイス管理」から、mineoのプロファイルをインストールすればOKです。
Androidの場合は設定アプリの「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「詳細設定」→「アクセスポイント名」といった項目の中にある設定画面で、以下の情報を入力・保存したら一覧から「mineo」を選択すれば設定完了です。
| mineoのAPN設定 | |
| 名前 | mineo※任意の名前でOK |
| APN | au回線:mineo.jp/ドコモ回線:mineo-d.jp/ソフトバンク回線:mineo-s.jp |
| ユーザーID | mineo@k-opti.com |
| パスワード | mineo |
| 認証タイプ | CHAP |
UQモバイルからmineoへ乗り換える際の注意点は？
最後に、UQモバイルからmineoへ乗り換える際に知っておきたい注意点をまとめます。
人によっては無理に乗り換えずUQモバイルを使い続けたほうが良い場合もあるので、しっかりチェックしておきましょう。
自宅セット割利用者は、通信量が少ないならUQモバイルのほうがお得かも…
UQモバイルではauでんきやauひかりなどの対象ネット回線をセットで使うことで、「自宅セット割」を適用できます。
自宅セット割込みでの月額料金はmineoより安上がりになる場合もあるので、人によってはUQモバイルにとどまったほうがお得です。
| UQモバイル（自宅セット割）とmineoの料金比較 | ||
| UQモバイル | mineo | |
| 1～5GB | 990円（3GB） | 1,298円（1GB）、1,518円（5GB） |
| 10～25GB | 2,090円（15GB）、2,970円（25GB） | 1,958円（10GB）、2,178円（20GB） |
10～25GBといった大容量なら料金的にはmineoのほうが割安ですが、3GBで十分な場合mineoの1～5GBよりUQモバイルのほうが安くなります。
自宅セット割を利用中、または申し込める人は、固定出費を抑えたい場合UQモバイルに留まることも検討してみてください。
通信速度ではmineoがちょっと不利
UQモバイルはKDDIの高品質な回線をそのまま使えますが、mineoはauなどの大手キャリアから借りた回線帯域の一部分のみを使えるため速度面で不利です。
こちらも参考に！
mineoには無制限のかけ放題がない！
UQモバイルには国内通話かけ放題のオプションがありますが、mineoには10分かけ放題しかありません。
長電話をすることが多い場合は、mineoだと不利です。
mineoではキャリアメールが利用不可！
UQモバイルは月額220円でキャリアメールアドレスを発行して使えますが、mineoでは利用できません。
キャリアメール登録必須の会員サイトや、キャリアメール以外からのメッセージをブロックしている人へのメール連絡ができなくなる可能性があります。
こちらも参考に！
mineoは5Gが別料金
UQモバイルのくりこしプラン＋5Gは5Gが無料で使えますが、mineoのマイピタは220円の有料オプションとなっています。
現時点ではそもそも5Gエリアが狭いので、5Gを使わなくても支障はありません。
しかし将来的に5Gが普及したら、5Gが別料金のmineoはちょっとイマイチに感じられてくるかもしれません。
こちらも参考に！
まとめ
今回は、UQモバイルからmineoへ乗り換えるメリットやデメリット、乗り換え方法などについて解説しました。
ポイント
- mineoはドコモ、au、ソフトバンク回線に対応、UQモバイルから乗り換えるならau回線を選べば端末はそのままでOK！
- mineoは4種類の料金プランで展開、基本料金はUQモバイルと比べて割安
- mineoは速度が下がる場合があることに注意、キャリアメールは使えない
- 乗り換え時にはUQモバイルの電話窓口で、MNP予約番号を発行する必要あり！
- 乗り換え時に違約金などがかかることはない
今回の解説を参考に、mineoへの乗り換えについてじっくり検討してみてくださいね。
