UQモバイルとYモバイルにおける大きな違いは、利用している回線にあります。
2社の大きな違い
- UQモバイル:auのネットワークにつながる
- Yモバイル:ソフトバンクのネットワークにつながる
「どちらも安くなりそうだけれど‥」「ドコモを使っている場合は、どちらを選択すべき?」と迷う人が多いはず。
そこで、本記事では以下を解説します
- UQモバイルとYモバイルの比較
- UQモバイルとYモバイルのどちらを選択するかの選び方
- 2社に共通するメリット
- 開催中のおトクなキャンペーン
目次
UQモバイルとYモバイルの料金を比較
2社の「料金プラン」と「割引後の料金プラン」を並べてみます。
UQモバイル | Yモバイル | |
料金プラン | 【3GB・S】1,628円 【15GB・M】2,728円 【25GB・L】3,828円 |
【3GB・S】2,178円 【15GB・M】3,278円 【25GB・L】4,158円 |
料金プランの割引 | 【自宅セット割】au指定のインターネット契約(もしくはauでんき)にて638円/月の割引 | 【家族割サービス】家族の2回線目から1,188円/月の割引 |
【おうち割】ソフトバンク光(もしくはAir)の契約にて1,188円/月の割引(※家族割サービスとの併用は不可) | ||
割引適用後 | 【3GB・S】990円 【15GB・M】2,090円 【25GB・L】2,970円 |
【3GB・S】990円 【15GB・M】2,090円 【25GB・L】2,970円 |
UQモバイルとYモバイルの料金プランを比較すると、次のことがわかります。
料金プランまとめ
- おトクに利用するためには、割引指定のサービスを付けることが必要
- 割引の適用をしない場合は「UQモバイル」が安い
- UQモバイルの「自宅セット割」は家族全員が適用になる
- 毎月利用できるデータ容量は同じ
- それぞれの割引を適用すると、割引後は同額の月額料金
- 25GB以上のデータ容量を必要とする場合は不向き
「指定の割引サービスを付けられるかどうか」が、大きなポイントといえそうです。
それぞれのプラン詳細はこちら!
サブブランドと格安SIMの違い
「UQモバイルとYモバイルはサブブランドと呼ばれるけれど、格安SIMとは違うものなの?」といった疑問に回答します。
サブブランドは、大手キャリアが運営しており「リーズナブルな料金プラン」です。
ただし、品質はキャリアと同等といったメリットが特徴があります。
サブブランドの特徴
- 大手キャリアの自社回線を使用し、安定した電波につながる
- 実店舗が多くあり、トラブルや疑問を解決しやすい
サブブランド
サブブランドとは、大手キャリアが運営する携帯会社のことです。
リーズナブルな料金プランが特徴であり、各社が以下のサブブランドを運営しています。
- KDDI(au):UQ モバイル
- ソフトバンク:Yモバイル
格安SIM
格安SIMとは「大手キャリアよりも、月額料金を安く利用できる携帯会社」を表します。
格安SIMの提供会社は「MVNO」と呼ばれ、特徴は以下のとおりです。
- 自社で基地局(電波を発する設備)をもたない
- 大手キャリアの電波を借りて運営
- 実店舗を多くもたず、オンライン手続きが中心
- データ容量が小さく、料金プランがシンプル
Y!mobile公式サイト
「UQモバイルとYモバイルのどちらを選ぶ?」の基準
「UQモバイルとYモバイルを選ぶには、何を基準にするとよい?」といった疑問を解決します。
似ている2つのサブブランドですが、細かな特徴の違いを説明します。
単身もしくは家族も契約するかで選ぶ
「おひとりでの利用、もしくは家族みんなで乗り換えなのか」により、契約先を選びます。
理由は、家族割サービスの有無にあります。
- UQモバイル:家族割サービスなし
- Yモバイル:家族割サービスあり
反対に、UQモバイルは家族割サービスが存在しないため、家族複数人であっても月額料金はそのまま変わらないのです。
家族割サービス/Yモバイル
Yモバイルの家族割サービスの概要です。
- 2回線目以降から割引対象となる
- 1回線目は対象外(おうち割にて割引となる)
- 割引額は1,188円/月
- 家族の定義が「別住所の親戚・同居の恋人」と広範囲
≫≫家族割サービスについて詳しくみる
契約しているでんき・インターネットサービスで選ぶ
UQモバイルとYモバイルともに、下記のサービスを同時に契約することで月額料金が割引されます。
- UQモバイル:自宅セット割(auでんき、もしくはau指定のインターネットを同時契約)
- Yモバイル:おうち割(SoftBank 光、もしくはSoftBank Airを同時契約)
自宅のインフラサービスは「同じ会社にまとめる」が節約のコツです。
自宅セット割/UQモバイル
自宅セット割は、au指定のサービスを契約すると適用します。
- auでんき(KDDIのでんきサービス)もしくは、KDDI指定の光回線+光でんわが条件である
- 638円/月(くりこしプランS・M)、858円/月(くりこしプランL)が割引される
- 1回線目から割引が適用する
- 「同一姓・同一住所」の家族の回線が対象である
ですが「スマートフォン・でんき・固定インターネット」をすべてKDDIでまとめると、支払いの管理も簡素化できますよ。
≫≫自宅セット割を詳しくみる
おうち割/Yモバイル
おうち割は、ソフトバンクのインターネットを契約することで月額料金が割引されます。
- SoftBank 光(もしくはSoftBank Air)の契約が条件である
- どのプランも1,188円/月の割引額である
- 1回線目から割引が適用する
- 家族割サービスとの併用はできない
光回線の乗り換えをしても、プラスのコストが発生する心配もありません。
≫≫おうち割を詳しくみる
通話オプションで選ぶ
通話オプションにも、若干の違いがあります。
通話オプション | 月額料金 | |
UQモバイル |
通話パック(60分/月) | 550円/月 |
かけ放題(10分/回) | 770円/月 | |
かけ放題(24時間いつでも) | 1,870円/月 | |
Yモバイル |
だれとでも定額(10分/回) | 770円/月 |
スーパーだれとでも定額 | 1,870円/月 |
上記の内容はほとんどが同じです。
違いは、UQモバイルの「通話パック(60分/月)・550円/月」の存在です。
しかし「そこそこ通話は利用するけれど、時間はバラバラ」との通話スタイルに、UQモバイルの通話オプションはベストといえます。
Y!mobile公式サイト
UQモバイルとYモバイルのいずれにも共通すること
共通する特徴は、UQモバイルとYモバイルのいずれを契約しても得られるメリットです。
両社ともサブブランドのため、au・ソフトバンクと同等のサービスを期待できます。
安定したネットワークにつながる
両社は、安定したインターネット通信が可能です。
UQモバイルとYモバイルはサブブランドであるため、大手キャリアと同じ基地局を介して通信を行うからです。
具体的には、格安SIMのように「基地局からの電波を借りる」仕組みではありません。
- サブブランド:キャリアのネットワークを「そのまま利用する」
- 格安SIM:各事業者でネットワークを「分け合う」
サブブランドは、au・ソフトバンクのユーザーと同じネットワークのため、混雑しにくい環境といえます。
店舗が全国に多くある
店舗数が多いのもサブブランドの特徴です。
「画面が割れてしまった‥」または「絵文字の表示方法がわからない‥」といったケースが起こっても、店頭にて対面サポートを受けられます。
同時に購入できるスマートフォンが豊富にある
UQモバイルとYモバイルともに、契約と同時にスマートフォン購入が可能です。
iPhoneをはじめとして、国内・国外のメーカーを揃えています。
たとえ安い料金プランであっても、操作するスマートフォンが使いにくい状況は避けなければなりませんよね。
ラインアップが多いと、希望していた機種に出会える可能性が高まります。
「片手で持ちやすいスマホが欲しい」または「画面が大きく、ダイナミックな動画を楽しみたい」といった具体的な条件にもマッチしやすいでしょう。
「オンライン✕他社からの乗り換え」での購入は本体価格が割引される
スマートフォンを通常価格よりおトクに手に入れるには、オンライン契約がいちばんです。
ポイントは次のとおりです。
スマートフォンをおトクに手に入れるには‥
- 他社からの乗り換えがもっとも割引額が高めである
- オンラインストア限定価格のスマートフォンを購入する
- 時期により割引額がひんぱんに変動する
- 時期により該当するスマートフォンの機種が変動する
しかし、オンラインであればスマートフォンへの割引が多く入ります。
新作が発売された時期や年末やGWなどの商戦期には、とくに価格が大きく変わる傾向です。
条件により契約であれば手数料無料
UQモバイルもしくはYモバイルのどちらであっても、契約する際は「オンライン契約」がおすすめです。
事務手数料ルール | |
UQモバイル | auからの乗り換えにより無料(※契約解除料も不要) |
Yモバイル | オンラインストアでの契約により無料 |
なお、大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)からの番号そのまま乗り換えを行う「MNP予約番号の発行」も無料です。
オンラインであれば店舗へ向かう手間や時間も省略でき、自らのペースでゆっくり契約を進められます。
操作も手順に従って進めるだけの、シンプルな仕組みです。
たとえオンライン契約後に相談・疑問が生じた場合も、実店舗が存在するため安心ですよ。
Y!mobile公式サイト
乗り換え時の注意
サブブランドへの乗り換えには、事前に対策しておくべき注意点があります。
契約後に不便な思いをしないためにも、事前に確認しておきましょう。
これまでのメールアドレスを使用できなくなる
携帯会社を乗り換えすると、これまで使用していたメールアドレスを使用できなくなります。
また、普段の連絡手段はLINEであったとしても、インターネット上の会員登録にはアドレスを使用するケースが大半です。
フリーアドレス(Yahoo!メール・Gmail など)を取得しておくと、携帯会社を変えても共通して使用できます。
メールアドレスを使用している会員サイトやアプリの登録情報を、事前に変更しておくと便利ですよ。
- Yモバイル(無料):@yahoo.ne.jp
- UQモバイル(有料):@uqmobile.jp
新しくスマートフォンを用意する場合は動作保証確認をチェックする
自らスマートフォンを用意する場合「契約前の動作保証確認」を行う必要があります。
サブブランドに限らず、契約先の通信事業者から販売されているスマートフォン以外は、100%正常に動く保証はされていないからです。
具体的には、以下のケースが当てはまります。
動作保証確認が必要なケース
- SIMフリーのスマートフォンを別途で用意する
- 中古のスマートフォンを購入する
- これまでのキャリアで使っていたスマートフォンをそのまま利用する
動作保証確認は、それぞれの公式サイトから行えます。
ポイント
20GB以上のデータ容量が必要な場合は不便になる
UQモバイルとYモバイルのいずれでも、料金プランは「25GB/月」が最高容量です。
そのため、25GB/月を上回るようなインターネットの使用スタイルは向いていません。
データ容量の追加購入も可能ではありますが、どうしても割高です。
自宅では、Wi-Fi(auひやり、ソフトバンク光など)を活用し、データ容量を節約しながら使うのがベストでしょう。
キャンペーンを活用しておトクに契約する(※2022年1月現在)
それぞれのキャンペーンをピックアップします。
キャンペーンは、内容の改正があったり新しく開催したりと流動的に行われるものです。
最新の情報は、必ず公式サイトにて確認をお願いします。
UQモバイルのキャンペーン
UQモバイルのキャンペーンは「SIMカードのみ契約」「スマートフォンも同時購入」のいずれでも特典を受けられます。
また、オンラインショップ限定のキャンペーンです。
「待ち時間ゼロ、最短翌日配送」といったメリットのある、オンラインショップをぜひ利用しましょう。
他社から乗り換えによる限定価格
他社から乗り換えを条件に、スマートフォンが限定のお値打ち価格で購入できます。
一括550円の機種もあり、スマートフォンにかける費用をグッと減らせますよ。
キャンペーン内容 | |
特典 | スマートフォンの一括価格の大幅割引 |
対象者・条件 | オンラインショップにて乗り換え |
注意点 | au・povoからの乗り換えは対象にならない |
ポイント
- Galaxy A21:550円
- AQUOS sense3 basic:550円
スマートフォンにあまり詳しくなくとも、使いやすい機種といえます。
【SIMカード契約✕新規契約】au PAYを最大10,000円相当還元
SIMカードのみの契約であっても多くの還元を受けられます。
UQモバイルへの乗り換えがいっそう魅力的になりますね。
キャンペーン内容 | |
特典 | 契約体系・プランに応じたau PAY残高の還元 |
対象者・条件 | オンラインショップにて新規・乗り換え |
還元ポイント受取時期 | 開通月の翌月下旬 |
注意点 | au・povoからの乗り換えは対象にならない |
実際にもらえるau PAY残高は、次のとおりです。
還元されるau PAY残高 | |
新規契約 | S・3,000円相当 |
M/L ・3,000円相当 | |
他社から乗り換え | S・6,000円相当 |
M/L・10,000円相当 |
最新キャンペーンはこちら!
Y!mobile公式サイト
Yモバイルのキャンペーン
Yモバイルのキャンペーンはいずれも、PayPayボーナスの還元が特典です。
キャッシュレス決済を普段のお買い物に利用するだけでも、節約につながりますよ。
新どこでももらえる特典
専用ページからの事前エントリーにより、PayPayボーナスをゲットできる特典です。
キャンペーン内容 | |
特典内容 | PayPayボーナスの還元 |
条件 | a.Yモバイル契約前の事前エントリー(契約前月まで) b.新規・他社から乗り換え c.翌月末までにY!mobileサービス初期登録の完了 |
注意点 | 契約の前月までに「Yahoo! JAPAN ID」を要作成 |
もらえるPayPayボーナスは、契約プランに応じて変わります。
還元されるPayPayボーナス | |
シンプルS | 500円相当 |
シンプルM/L | 3,000円相当 |
シンプルに映りますが、ルールが日程管理をしっかり行う必要があります。
「前月までに」Yahoo! JAPAN IDの発行と専用ページからのエントリー、そして「翌月末までに」Y!mobileサービス初期登録の完了と、ルールが多い点に注意です。
PayPayアプリとの連携も必要のため、忘れずに行いましょう。
※2021年11月現在、還元されるPayPayボーナスが増額しています。
SIMカード単体契約によりPayPayボーナスをゲット
「他社からの乗り換え×SIMカードのみ契約」により、PayPayボーナスを受けられる特典です。
キャンペーン内容 | |
特典内容 | PayPayボーナスの還元 |
還元ボーナス | 7,000円相当 |
条件 | a.オンラインストアからの契約 b.新規・他社から乗り換え c.シンプルM/Lのみ対象 |
注意点 | シンプルSは対象にならない |
上記のキャンペーンは、ひとつめの「新どこでももらえる特典」との併用もできるため、ダブルで還元も可能です。
最新キャンペーンはこちら!
まとめ
UQモバイルとYモバイルの両サブブランドは、いずれも最低990円~使えるリーズナブルな料金プランです。
また、スマートフォンの使用環境により、どちらを選択するべきかも変わります。
ポイント
- 「auでんき」もしくは「au指定光回線+光でんわ」を契約している
- 一回の通話時間がバラバラ、かつ1ヶ月に60分程度の通話を利用する
ポイント
- 家族のみんなでYモバイルを使用する
- 「SoftBank 光」もしくは「SoftBank Air」を契約している
サブブランドに共通する項目
- 大手キャリアと同等の安定したネットワークにつながる
- 全国に多くの実店舗が存在するため、対面サポートを受けられる
- 「オンライン契約✕他社からの乗り換え」を条件にスマートフォンが大きく割引される
Y!mobile公式サイト