格安SIMはiPhoneでの利用にもしっかり対応しているので、乗り換えることで毎月の利用料金を抑えられますよ。
今回は、iPhoneを格安SIMで使うメリットや注意点について解説します。
目次
iPhoneを安く使うには、格安SIMに乗り換えれば良いって本当？
月額料金が安いと言われている格安SIMですが、「本当に乗り換えて安くなるの？」と思ってしまいますよね。
結論から言うと、よほどたくさんスマホを使う人でない限りは乗り換えるとスマホ代が安くなります。
まずは、格安SIMに乗り換えることでどれくらいスマホ代が下がるかをチェックしていきましょう！
ドコモ→UQモバイルを例に、通信料金の変化を比べてみた
ドコモでは割安な料金プランとして、使った分だけ料金を支払う「ギガライト」が展開中です。
他の大手キャリアでも、同じようなauの「ピタットプラン」やソフトバンクの「ミニフィットプラン＋」が展開されています。
ドコモの5GギガライトとUQモバイルのくりこしプラン＋5Gを例に、月額料金を比べてみました。
なおドコモは家族割や光回線とのセット割、dカードでの料金支払いによる割引に対応しているので、割引適用時の料金とも合わせて比較します。
| ドコモの5GギガライトとUQモバイルのくりこしプラン＋5Gを比較！ | |||
| ドコモ（通常料金） | ドコモ（割引全適用時） | UQモバイル | |
| 3GB利用時の月額料金 | 4,565円 | 2,728円 | 1,628円 |
見てのとおり、格安SIMであるUQモバイルなら、ドコモで割引を適用したときよりもさらに1,100円安く3GBを使えます。
ちなみにUQモバイルでは、ドコモで割引を適用して3GB使った時と同じ2,728円で15GBプランを契約することもできますよ。
例えばBIGLOBEモバイルなら、3GB月額1,320円（1年目は770円）とさらにお得ですよ。
注意！通信量がとても多い人はキャリアのほうが安上がりかも…
格安SIMの大容量プランと大手キャリアの使い放題系プランでは、大手キャリアのほうが割安になる可能性もあります。
例えば前項で比較した、ドコモとUQモバイルの大容量プランを比べると料金的には以下のとおりです。
| ドコモの5Gギガホ プレミアとUQモバイルのくりこしプランL＋5Gを比較！ |
||||
| ドコモ（通常料金） | ドコモ（割引全適用時） | UQモバイル（25GB） | UQモバイル（30GB） | |
| 月額料金 | 7,315円 | 4,928円 | 3,828円 | 4,378円 |
金額的にはUQモバイルの方が安いのですが、ドコモの5Gギガホ プレミアは通信量の上限がありません。
UQモバイルだと25GBや30GBの上限があり、これ以上使う場合は0.5GB605円～5GB5,500円といったチャージ料金がかかってしまいます。
通信量に制限を設けず自由に通信したいのであれば、大手キャリアの使い放題プランを選んだほうが結果的には割安になる可能性もあるのでご注意ください。
iPhoneは格安SIMでも不便なく使えるの？
iPhoneを格安SIMで使うにあたって、不便なく使えるのかは心配ですよね。
iPhoneで格安SIMを使った場合における、通信や通話などの使用感の変化や注意点について解説します。
電波の繋がりやすさは同じ回線の格安SIMなら変わらない
iPhoneで使うSIMを大手キャリアから格安SIMに変えても、使われている回線の種類が同じなら繋がりやすさは変わりません。
例えばドコモからOCNモバイルONEに乗り換えると、どちらもドコモ回線なので繋がる場所もそのままです。
一方で、電波が届いていた図書館で回線の乗り換え後に繋がらなくなってしまったこともあります。
通信速度は、乗り換え先によっては遅くなることも
キャリアから格安SIMに乗り換えた場合、乗り換え先によっては通信速度が今までより遅くなることもあります。
通信速度が遅くなると、動画などの読み込み時間が長くなってしまう可能性がありますよ。
キャリアが全体を使える中で、格安SIMは一部分しか使えないので、利用者が増えるお昼や夕方などの時間帯は混み合いやすくなります。
またahamo、povo、LINEMOといった大手キャリアの格安プランも、回線はキャリアと同じなので速度も遅くなりづらいですよ。
キャリアメールは乗り換えで解約される
キャリアから格安SIMに乗り換えると、ドコモメールなどのキャリアが提供するメールサービスは使えなくなります。
事前にGmailなどのメールアドレスを用意して、連絡先を変更しておきましょう。
なお、「ガラケーを使っている家族との連絡用に、キャリアメールを持ちたい」ということもありますよね。
ただしYモバイルやUQモバイルのメールアドレスは専用のものなので、乗り換えるとアドレス自体は変更になります。
通話が多い人は、かけ放題がある格安SIMをしっかり選ぼう！
格安SIMだと分数無制限のかけ放題が未提供だったり、そもそもかけ放題自体が存在しなかったりすることもあります。
楽天モバイルなら、専用アプリ「Rakuten Link」を使うことで無料でかけ放題を利用することもできますよ！
手持ちのiPhoneを格安SIMで使うために、手続きは必要？
手持ちのiPhoneを引き続き使う時の注意点について、解説します。
今までと違う回線の格安SIMに乗り換えるなら、SIMロック解除が必要
乗り換えにあたってドコモ回線→au回線のように違う回線の格安SIMを選ぶ場合は、そのままだとiPhoneで通信・通話ができません。
他社の回線を使えないようにする、「SIMロック」がかかっているからです。
SIMロックを解除することで、他の回線の格安SIMを使えるようになります。
SIMロックは、My docomo、My au、My SoftBankといったWebサイトから無料で解除可能です。
またau版のiPhone 6sシリーズ・SE第1世代・7シリーズについては、例外としてau回線の格安SIMで使う場合もSIMロック解除が必要となります。
通信のため、プロファイルのインストールが必要な格安SIMが多い
iPhoneを格安SIMで使うには、多くの場合専用の「プロファイル」をインストールしなければいけません。
Safariから設定用のURLを開いてダウンロードし、設定アプリからインストールすれば利用可能になります。
設定手順は格安SIMの公式サイトや、SIMカードが送られてきた時に同封されている設定ガイドで詳しく確認できますよ。
iPhoneをお得な価格でセット販売している格安SIMはある？
iPhoneシリーズをまだ持っていない方や、手持ちの機種が古くなったり壊れたりしている方は、格安SIMへの乗り換えに合わせて買い替えてみてはどうでしょうか。
iPhoneは、様々な格安SIMでセット購入できます。
UQモバイルはiPhone 12シリーズやSE、11を販売
参照：UQモバイル公式サイト（https://www.uqwimax.jp/mobile/products/）
UQモバイルでは、以下の4種類のiPhoneをセット購入可能です。
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 11
- iPhone SE（第2世代）
2021年発売のiPhone 13シリーズや、12シリーズのProモデルは未販売なのでご注意ください。
UQモバイルは割引販売にも積極的で、特にau・povo1.0を除く他社から乗り換えてくりこしプランM・L＋5Gを契約するなら最大22,000円の端末代割引を受けられますよ。
YモバイルもiPhone 12シリーズやSEを販売
参照：Yモバイル公式サイト（https://www.ymobile.jp/lineup/）
YモバイルもiPhoneのセット販売が充実していて、UQモバイルと同じく12、12 mini、SE第2世代、そしてiPhone 11を購入可能です。
新規契約やソフトバンク回線以外からの乗り換えにより21,600円の割引を受け、お得にiPhoneを入手できますよ。
Y!mobile公式サイト
BIGLOBEモバイルでは、iPhone SE第2世代を購入可能！
ドコモ・au回線を選んで契約できるBIGLOBEモバイルでは、iPhone SE（第2世代）を購入可能です。
音声SIMとのセット購入で20,000円相当のポイント還元を受けられるので、64GBを実質28,820円、128GBモデルは実質34,496円で手に入れられます。
通信料金も3GBプランが1年間770円、2年目～1,320円など安価なので、安く新しいiPhoneを活用したい方は検討してみてください。
YouTubeなどの対象アプリを使い放題にできる、エンタメフリー・オプションの存在もBIGLOBEモバイルの魅力です！
ahamoではiPhone 11が格安販売中！
ドコモがWeb受付専用で展開している20GB＋5分かけ放題で月額2,970円の格安プラン・ahamoでは、iPhone 11をセット購入できます。
キャリアの高品質な回線を安く使いつつ、新品のiPhoneもお得に手に入れたい方は、ahamoを選んでみてください。
ahamo公式サイト
その他の格安SIMでも、iPhoneを購入できることがある
mineoやIIJmio、OCNモバイルONEなど、他の格安SIMでも不定期にiPhoneが販売されています。
ただし完全な新品ではなく、未使用品や中古品な場合もあります。
セット購入できない場合は、Apple Storeなどで本体を購入！
格安SIMで使うiPhoneを持っていない場合や買い替えたい場合、新品をApple Storeなどで購入してもOKです。
Apple Storeやヨドバシカメラなどの一部家電量販店では、iPhoneの新品を本体のみで買えますよ。
また大手キャリアでも、実はiPhoneを回線契約なしの本体のみで買えます。
キャリアが展開しているスマホの分割購入による割引プログラムも、キャリアからiPhoneを買うなら普通に利用できますよ。
まとめ
今回は、iPhoneを格安SIMで不便なく使えるかどうかについて詳しく解説しました。
iPhoneに格安SIMを入れても、問題なく通話や通信を行えます。
ただし利用にあたって、SIMロック解除やプロファイルのインストールが必要になることもあるのでご注意ください。
また使い放題プランを活用しているような方の場合は、無理に乗り換えないほうがかえって割安になることもあります。
今回の解説を参考に格安SIMへ乗り換え、iPhoneをよりお得に活用してみてください！
