ソフトバンクを使っていて利用料金が高いと感じ、困っていないでしょうか。
ソフトバンクからYモバイルへ乗り換えれば、スマホ代を安く抑えることができます。
目次
Yモバイルって何?ソフトバンクとの違い・乗り換えるメリットは?
Yモバイルは、ソフトバンクが展開している格安SIMです。
格安SIMには他の会社が大手キャリアから回線を借りてサービスを運営している物も多いですが、Yモバイルはソフトバンクが自ら手がけているのが特徴です。
月額料金が安くなる!ソフトバンクと料金を比べてみた
ソフトバンクからYモバイルへ乗り換える最大のメリットは、月額料金が大幅に安くなることです。
Yモバイルの料金プランはシンプルS/M/Lの3種類となっています。
Yモバイルの月額料金 | |
シンプルS(3GB) | 2,178円 |
シンプルM(15GB) | 3,278円 |
シンプルL(25GB) | 4,158円 |
最低2,178円、最大容量でも4,158円で使えますよ。
また通信量は、月額550円(1年間無料)の「データ増量オプション」を契約すれば3GB→5GB、15GB→20GB、25GB→30GBにできます。
ソフトバンクでは2022年現在、小容量のミニフィットプラン+と使い放題のメリハリ無制限が主に展開されています。
プラン料金を比べてみました。
Yモバイルの月額料金をソフトバンクと比較! |
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Yモバイル | ソフトバンク | |
小容量プラン | 2,178円(3GB)、2,728円(5GB) | 3,278円(1GB)、4,378円(4,378円)、5,478円(3GB) |
大容量プラン | 3,278円(15GB)、3,828円(20GB)、4,158円(25GB)、4,708円(30GB) | 7,238円(使い放題) |
どちらもソフトバンクのサービスということもあり、大容量だとYモバイルは容量上限あり、ソフトバンクは使い放題ということで完全に異なる仕様となっています。
つまりソフトバンクで現在の毎月の通信量がYモバイルの上限・30GBまでに収まっているなら、Yモバイルへの乗り換えがおすすめです。
動画再生やゲームなどで毎月30GB以上使っているなら、ソフトバンクで使い放題のメリハリ無制限を利用しましょう。
おうち割や家族割により、月額料金を下げられる
Yモバイルではソフトバンクと同じように、ネット回線とのセット割や家族で使うことで受けられる家族割引も提供されています。
ネット回線はソフトバンク光とSoftBank Airが対応・1回線目から適用、家族割引は家族でYモバイルを使うことで、2回線目以降の料金が割引となります。
Yモバイルの月額料金(割引適用後) | |
シンプルS(3GB) | 990円 |
シンプルM(15GB) | 2,090円 |
シンプルL(25GB) | 2,970円 |
割引を適用すれば、なんと3GB990円~という圧倒的な激安価格になりますよ。
現在ソフトバンクでセット割や家族割を使っている方は、Yモバイルへ乗り換えても同様に割引を受けられるので安心ですね。
参考までに、Yモバイルとソフトバンクで各種割引適用後の料金も比べてみました。
Yモバイルの月額料金をソフトバンクと比較!(割引適用後) |
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Yモバイル | ソフトバンク | |
小容量プラン | 990円(3GB)、1,540円(5GB) | 2,178円(1GB)、3,2788円(4,378円)、4,378円(3GB) |
大容量プラン | 2,090円(15GB)、2,640円(20GB)、2,970円(25GB)、3,520円(30GB) | 4,928円(使い放題) |
※ソフトバンクのメリハリ無制限は新みんな家族割とおうち割光セット適用時、家族割は最大額の割引を受けられる3回線以上契約時の状態を適用しています。ミニフィットプラン+はおうち割のみ適用です。(ミニフィットプラン+は家族割非対応のため)
見てのとおり、割引適用後の料金を比べてもYモバイルはソフトバンクと比べて圧倒的に割安でした。
なお1点だけ注意したいのは、ソフトバンクだとNURO光もセット割に対応していますが、Yモバイルだと非対応なことです。
NURO光とソフトバンクを組み合わせて使っている方は、割引がなくなることを覚えておきましょう。
料金についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
Y!mobile公式サイト
MNP予約番号の発行が不要で、乗り換えが手軽!
ソフトバンクからYモバイルに乗り換える際は、MNP予約番号を発行する必要がありません。
MNP予約番号は、電話番号を乗り換え先の回線に引き継ぐために本来必要な番号です。
ソフトバンク・Yモバイル・LINEMO間での乗り換えは「番号移行」という特殊なタイプで、同じ会社のサービスであることもありMNP予約番号を発行しなくてもOK・手軽に乗り換えを行えます。
ソフトバンクと同じく、PayPayモールなどでのお得な還元を受けられる
ソフトバンクではPayPayモールなどでの買い物時に還元率が+2%となりますが、Yモバイルに乗り換えてからも引き続き同じ還元を受けられます。
料金は安くなりつつも、ソフトバンクの細かい部分におけるメリットが残るのがYモバイルの魅力ですよ。
Yモバイルへ乗り換えても、キャリアメールを引き続き使える
格安SIMにはキャリアメールに非対応なものも多いですが、Yモバイルならソフトバンクから乗り換えても引き続き使えます。
キャリアメールを使って連絡をとっていたり、キャリアメール必須の会員サイトなどを利用していたりする人には嬉しいですよね。
ただしアドレスは変わることになるので、乗り換え後は忘れず家族や友人などにアドレス変更を伝えましょう。
アドレスを変更したくない場合は月額300円程度で提供されている各キャリアの「キャリアメール持ち運びサービス」を利用しましょう。
ソフトバンクのサービスなので、ソフトバンクで買ったスマホは引き続き使える
格安SIMに乗り換える際、乗り換え前後の回線の組み合わせによっては相性が悪く、機種変更をしないと快適に通信できないケースもあります。
ソフトバンクからYモバイルへの乗り換えなら同じ回線を使っているので、ソフトバンクスマホをYモバイルでも引き続き使えます。
機種変更をすると高額なコストがかかってしまいますが、Yモバイルへの乗り換えなら余計な出費はかかりません。
SIMロック解除が自動なのも嬉しい!
Yモバイルで手持ちのスマホを使う際は通常、SIMロック解除という作業が必要です。
しかしソフトバンク→Yモバイルなら、SIMロック解除が自動で行われるので自分で面倒な作業をする必要がありません。
ソフトバンク自ら手がけているので、通信速度が速い
Yモバイルはソフトバンクが自ら展開している格安SIMなので、通信品質が安定・高速な状態です。
こちらでも解説中!
データ量の繰り越しが可能、シンプルM・Lなら速度制限時も高速
ソフトバンクは通信量の翌月繰り越しが不可能ですが、Yモバイルなら可能です。
動画再生やSNS、ネットサーフィンなどを、ある程度快適に楽しめますよ。
こちらでも解説中!
2,600店舗のショップでサポートを受けられる!
ソフトバンクは大手キャリアなのでショップでのサポートを受けられますが、Yモバイルも同様に2,600店舗のショップが用意されています。
ソフトバンクからYモバイルへ乗り換えるデメリット・注意点は?
ソフトバンクからYモバイルへ乗り換える際に注意したいのは、乗り換え時にスマホやSIMカードを購入する際に割引・還元を受けられないことです。
ドコモやauからの乗り換えなら、端末代を2万円以上割引にできたり、SIMカード契約で最大7,000円などの高額な割引を受けられたりします。
Y!mobile公式サイト
ソフトバンクからYモバイルに乗り換える際に必要なもの
ソフトバンクからYモバイルへ乗り換える際に必要なものは、My SoftBankのアカウントのみです。
ソフトバンクからYモバイルへ乗り換える際は「番号移行」という手続きとなります。
番号移行の際はMy SoftBankのアカウントでログインすることで、本人確認書類の提出や支払い方法の登録が不要となります。
発生する料金は乗り換え前後の月額料金のみ
ソフトバンクの違約金や、Yモバイルの契約事務手数料はソフトバンク→Yモバイルへの乗り換えだと不要です。
乗り換えで発生する料金は、ソフトバンク解約月の月額料金(日割りなし)とYモバイルの初月月額料金(日割り)です。
余計なコストをかけずに、気軽に乗り換えられるのが嬉しいですね。
ソフトバンクからYモバイルへ乗り換える手順・初期設定方法は?
ソフトバンクからYモバイルへの乗り換えは、とても簡単に行えます。
ワイモバイルオンラインストアにおける乗り換え手順や初期設定の方法について、解説します。
乗り換え時に「ソフトバンクからのりかえ」を選べばOK
ソフトバンクから乗り換える際は、申し込むSIMカードや端末を選択する画面で「契約方法」を「ソフトバンクからのりかえ」にすればOKです。
画面に「My SoftBankログイン」が表示されるので、ログインして手続きを進めれば乗り換え(番号移行)の手続きが完了しますよ。
あとは自宅にSIMカードが送られてくるのを待ちましょう。
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SIMカードが届いたら、切替手続きを!
自宅にSIMカードが届いたら、Yモバイルオンラインストアの「商品が届いたら」ページにアクセスしましょう。
赤い「切替手続きを行う」ボタンを押して手続きをすれば、新しいSIMカードが利用可能になりますよ。
もしも手続きを6日以内にしなかった場合は、自動でSIMカードの切り替え手続きが行われます。
YモバイルのSIMカードをソフトバンクスマホで使う際のAPN設定
ソフトバンクのスマホをYモバイルで使う際は、APN設定という作業が必要な場合があります。
iPhoneの場合
iPhoneでは、SIMを入れて設定アプリの「一般」→「情報」と進んだら「キャリア設定アップデート」が表示されるので、アップデートをすればOKです。
かなりかんたんな作業で、通信・通話が可能となっています。
Androidの場合
Androidでは、手動で細かい情報を入力していくことで設定を行えます。
- 設定アプリで、「無線とネットワーク」内の「モバイルネットワーク」→「APN」を開く
- 「+」ボタンなどからAPN設定作成画面を開き、必要事項を入力・保存する
- 一覧から「Y!mobile APN」を適用する
入力する設定は以下の通り、他の項目はそのままでOKです。
Yモバイルの通信に必要なAPN設定項目 | |
名前 | Y!mobile APN |
APN | plus.acs.jp |
ユーザー名 | ym |
パスワード | ym |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |
なお設定アプリの各種項目名は機種によって若干異なる場合もあるので、ご注意ください。
例えば「APN」が「アクセスポイント」になっている、「+」ボタンがなく「・・・」ボタンから「新しいAPN」を選ぶなどの違いがあります。
まとめ
今回は、ソフトバンクからYモバイルへ乗り換えるメリット・デメリットや手順などについて解説しました。
ポイント
- ソフトバンクからYモバイルへ乗り換えることで、月額料金を大幅に下げられる
- PayPayモールなどでの還元がある、キャリアメールを使えるなど、Yモバイルはソフトバンクとあまり変わらない充実したサービス
- 端末購入やSIMカード契約時に割引を受けられないのは難点
- 乗り換えは「番号移行」により手軽に行える、違約金などは不要でMy SoftBankのアカウントだけ用意すればすぐ乗り換えられる
- Androidスマホを使う際は、APN設定が必要な場合あり
今回の解説を参考に、Yモバイルへの乗り換えについてじっくり検討してみてください!
Y!mobile公式サイト