大手キャリア各社にはキャリアメールの持ち運びサービスがありますが、こちらの記事ではそれを除いた形で解説させていただいております。
OCNモバイルONEに乗り換える際、メールアドレスの心配をする方も多いと思います。
SNSなどのサービスの登録にメールアドレスは必要なので、「乗り換えたはいいもののメールアドレスが使えなくなった」という状態では不便です。
そこでこの記事では、OCNモバイルONEに乗り換えたらメールアドレスはどうなるのか、大手携帯会社のキャリアメールも含めて解説していきます!
この記事でわかること
- OCNモバイルONEのメールアドレスについて
- 乗り換え後のキャリアメールはどうなるのか
- キャリアメール以外に使えるアドレス
最後まで読めば上記の内容を理解でき、メールアドレスの移行で混乱せずに済みます。
目次
OCNモバイルONEに乗り換えると、大手携帯会社のキャリアメールはどうなるのか
結論から言うと、月額300円程度の「キャリアメール持ち運びサービス」をのオプション利用しない限り、大手携帯会社からOCNモバイルONEに乗り換えると、キャリアメールは使えなくなります。
オプションを利用されない場合、移行後はOCNモバイルONEのメールアドレスか、フリーメールアドレスを使うとよいでしょう。
キャリアメールは使えなくなる
キャリアメールとは、大手携帯会社(キャリア)から発行されたメールアドレスのことです。
- @docomo.ne.jp
- @ezweb.ne.jp
- @softbank.ne.jp
これらのメールアドレスはそれぞれ「Docomo」「au」「SoftBank」の大手携帯会社から発行されています。
キャリア携帯の契約を条件に与えられているメールアドレスなので、キャリア携帯自体を解約すればメールアドレスも使えなくなります。
今まで使っていたメールアドレスが使えなくなるのは不安だと思いますが、OCNモバイルONEのメールアドレスやフリーメールでも代替できるので問題ありません。
機能面や安全性が劣ることはないので、キャリアメールと同様に使えます。
OCNメールアドレスが使える
OCNモバイルONEでは、1契約につき「ocn.ne.jp」のメールアドレスをひとつもらえます。
OCNメールの保存期間や保存通数、容量制限などは以下の通りです。
OCNメールの基本仕様 | |
ドメイン名 | ocn.ne.jp |
容量 | 10GB |
スマホアプリ | あり |
最大容量を超えるとメールを受け取れず、送信元にエラーメールが送られます。
ビジネスなどでメールの使用頻度が多かったり、容量の大きいデータをやり取りしたりする場合、要領制限にかかるおそれがあるので要注意です。
OCNメールアドレスのメリット
OCNメールはOCN会員用のメールアドレスなので、フリーメールよりも信頼性が高く見られます。
他にも、以下のようなメリットがあります。
- NTT系プロバイダー経由なので安心
- 無期限でメールを保存できる
- 端末が変わってもOCNメールなら同期できる
- プッシュ通知が可能
今までと同じキャリアメールを使えなくなるのは不安かもしれませんが、ONCメールなら十分キャリアメールの代わりになります。
OCNモバイルONEに乗り換えても、「メールアドレスが一切使えなくなる」という事はないので安心です。
フリーメールを使う手もある
フリーメールとは、無料で取得できるメールアドレスです。
GmailやYahoo!メールなどが有名で、多くはアプリにも対応しています。
必要事項を記入すれば無料で誰でも取得できますが、有名なフリーメールならセキュリティ面も万全です。
フリーメールならどの携帯会社を使っていても関係なく取得でき、かつ無料なのでメインかサブで取得しておいて損はありません。
プライベートはOCNメール、ビジネス用にフリーメールといった使い方もできます。
キャリアメールからOCNモバイルONEのメールアドレスに乗り換えるとき気をつけること
何も考えずにキャリアメールからOCNメールに乗り換えると、バックアップや登録サービスの引継ぎでトラブルになるかもしれません。
以下の内容を事前に確認し、スムーズに乗り換えを完了させましょう。
新しいメールアドレスを用意する
キャリアを解約する前に、OCNメールかフリーメールのどちらかを取得しましょう。
キャリアを解約するとキャリアメールも使えなくなってしまうため、Webサービスに登録しているメールアドレスの引継ぎや、バックアップの保存ができなくなります。
解約後に気付いても対応できない場合があるため、乗り換えの際は注意しましょう。
サービスに登録してあるメールの引継ぎをしておく
キャリアメールからOCNメールに乗り換える前に、各サービスに登録してあるメールの引継ぎを行いましょう。
メールから本人確認を行う場合、キャリア解約した後では対応できなくなってしまう可能性があります。
「変更後のメールアドレス」にOCNメールアドレスを登録したあとで、キャリアを解約しましょう。
キャリアのメールアドレスを登録しているサービスを全て洗い出すのは時間がかかるため、OCNモバイルONEへの移行は余裕をもって行うことをおすすめします。
重要なメールはバックアップを取っておく
キャリアメールでやり取りした重要なメールは解約後に見れなくなるので、事前にバックアップを取っておきましょう。
キャリアからOCNモバイルONEに乗り換える場合、メールの引継ぎはできません。
SDカードに保存しておくか、スクリーンショットで画像を転送するのがよいです。
キャリア解約後に再契約してもメールフォルダは復活できないため、重要なメールは乗り換えのタイミングで確実に移しましょう。
引継ぎはフリーメールがおすすめ
メールアドレスの引継ぎは、OCNメールよりもフリーメールを利用するのがおすすめです。
もしOCNモバイルONEに登録してから再び他社に乗り換えることになった場合、またWebサービスのメールアドレス引継ぎ作業をしなければなりません。
しかも格安SIMならメールアドレスを取得できないものもあるため、乗り換えの選択肢が絞られてしまいます。
しかしフリーメールならどの携帯会社を使っていても関係ないため、継続して利用できます。
長期的に発生するかもしれない負担を考えれば、これを機にフリーメールを取得しておくのがおすすめです。
OCNモバイルONE移行時に便利なフリーメールアドレス
キャリア携帯からOCNモバイルONEへの移行におすすめなのは、フリーメールアドレスを取得することです。
ここからは、おすすめのフリーメールアドレスを解説していきます。
Gmail
Googleが提供しているフリーメールで、Googleアカウントを作成すれば利用できます。
Gmailの基本情報 | |
ドメイン名 | gmail.com |
容量 | 15GB |
スマホアプリ | あり |
世界中にユーザーがいて知名度が高いため、わからないことは検索すれば解決方法が見つかりやすいです。
高度なセキュリティを備えており、自動振り分け設定や迷惑メール機能なども揃っています。
スマホ用のアプリもあるため、PC・スマホと同期させてビジネス用としての使い勝手もよいです。
ただし、容量15GBは他のGoogleサービスを含めた容量のため、大量の写真や動画をGoogleアカウントに保存している場合、Gmailの容量は少なくなります。
Yahoo!メール
Yahoo!が提供しているフリーメールで、Yahoo!JAPAN IDを作成すれば利用できます。
Yahoo!メールの基本情報 | |
ドメイン名 | yahoo.co.jp |
容量 | 10GB |
スマホアプリ | あり |
日本国内最大級のフリーメールで、操作性が高いのが特徴です。
セキュリティ面が不安な人は、月額220円でウィルスチェックサービス、月額304円でセキュリティパックサービスの追加が可能です。
セキュリティパックを追加するかプレミアム会員になることで、メールボックス容量無制限、広告非表示にできます。
迷惑メール対策として、メインアドレスとは別のセーフティアドレスの作成が可能です。
セーフティアドレスはいつでも追加・削除できるため、気軽に利用できます。
Outlookメール
マイクロソフト社が提供するフリーメールで、単品販売のほか、「Microsoft 365 」のパッケージでWordやExcelなどと一緒に販売されています。
Outlookメールの基本情報 | |
ドメイン名 | outlook.com hotmail.com outlook.jp |
容量 | 15GB |
スマホアプリ | あり |
Microsoft 365の商品だけあって、タスクやスケジュールなどのソフトとの連携性が高いです。
チーム間でやり取りを共有する機能もあるため、ビジネス用でよく使われます。
リモートワークなどで自宅にMicrosoft 365をインストールしたPCがあるなら、ついでにOutlookメールを取得するのもおすすめです。
iCloudメール
Appleが提供しているフリーメールで、Apple IDがあれば利用できます。
iCloudメールの基本情報 | |
ドメイン名 | icloud.com |
容量 | 5GB |
スマホアプリ | あり |
無料の状態だと容量が少なく、機能がシンプルです。有料アップグレードで容量を拡張できます。
Apple端末との連携性が高いので、iPhoneやMac Bookを使っている人におすすめです。
ただ、他のフリーメールに比べると容量や機能が少ないため、Apple端末のユーザーでなければあまりメリットがありません。
OCNメールがあればキャリアメールが不要な理由
最後に、OCNメールがあればキャリアメールが不要な理由について解説します。
フリーメールでもブロックされにくい
昔は大手キャリアのメールが主流だったので、フリーメールは迷惑メールとして自動的に分類される傾向にありました。
しかし今ではGmailやYahoo!メールなどのフリーメールを使うことが当たり前になっているため、フリーメールだからという理由でトラブルになることはありません。
取得のハードルが高い分、キャリアメールの方が信頼性は高いですが、それがメリットになることはあまりありません。
連絡手段はLINEがメイン
主要な連絡手段はLINEとなっており、プライベートでメールのやり取りをする機会は減りました。
メールの容量もあまり必要なく、取得するにしても最低限の機能があれば十分です。
ビジネスでもメールではなくチャットツールが台頭しており、手軽さや連携性の高さが求められています。
連絡手段としてメールアドレスを取得する必要性はあまりないでしょう。
メールアドレスはSNSアカウント取得用で十分
メールアドレス自体を活用することあまりなく、SNSのアカウント取得用に使うことが多いです。
他にもGoogleアカウントやFacebookアカウントは様々なWebサービスと連携できるため、個人情報入力の手間が省けます。
「とりあえず登録用のメールアドレスがあればいい」という場合なら、大手キャリアでも格安SIMでも問題ありません。
OCNモバイルONE公式サイト
まとめ:OCNモバイルONEでもメールアドレスは使える
この記事では、「OCNモバイルONEに乗り換えたらメールアドレスはどうなるのか」について解説してきました。
今までキャリア携帯を使っていた場合、解約と同時にメールアドレスも使えなくなります。
しかしOCNモバイルONEでは「OCNメール」を取得できるため、メールアドレスが使えなくなる心配はありません。
Webサービスに登録しているメールアドレスを引継ぐ際は、OCNメールよりもフリーメールがおすすめです。
もし今後携帯会社を変えても、フリーメールなら継続して利用できるため、アドレス引継ぎの手間がかからないからです。
OCNモバイルONEに乗り換える際は、メールアドレスの変更にも気をつけましょう。
OCNモバイルONE公式サイト