スマートフォンが主流になっている世の中ですが、「どうしても使い慣れているガラケーを使いたい!」ということもありますよね。
ガラケーを使い続けるにあたって、できれば料金を安く抑えて固定出費を削減したいところです。
この記事では、UQモバイルでガラケーを使えるのか、使う場合auなどの大手キャリアより安いのかについて解説します。
目次
どうしてもガラケーを選びたい時、格安SIMでガラケーは使えるの?注意点を解説
格安SIMで、ガラケーを使うことは不可能ではありません。
ただし、全てのガラケーで格安SIMを利用できるわけではありません。
まずはUQモバイルなどの格安SIMでガラケーを使えるのか、注意点と合わせて解説します。
通話のみなら、基本的に利用可能
ガラケーで使う機能が通話のみなら、対応する回線の格安SIMカードを入れることで利用可能です。
格安SIMの利用設定ができる機種なら、通信もできる可能性がある
格安SIMを使ってデータ通信(ネット)をするためには、APN設定という設定手続きをしなければいけません。
4G LTEでのデータ通信に対応したガラケーであれば、APN設定をすることで格安SIMによるデータ通信も利用可能になります。
搭載されているブラウザでのネットサーフィンなどを利用できますよ。
SIMロックがかかっているガラケーの場合は、そのままだと販売されていたキャリアの回線を使った格安SIMのみを利用できます。
他社回線の格安SIMを使う場合は、My docomoやMy au、My SoftBankといったWebサイトでSIMロックの解除をしなければいけません。
キャリアメールは基本的に格安SIMだと使えなくなるので注意!
格安SIMは、キャリアメールに対応していないものがほとんどです。
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、ガラケーでのメール利用は基本的にできなくなります。
今回解説していくUQモバイルだとキャリアメールサービスを提供していますが、ガラケー側がUQモバイルのキャリアメールに対応していない場合利用は難しいと考えられます。
UQモバイルでは、ガラケーは現在販売されていない!
UQモバイルでは、2021年現在ガラケーを一切取り扱っていません。
どうしてもガラケーをUQモバイルで使いたい場合は、端末を自分で用意してこなければいけません。
以前はDIGNO Phoneが販売されていたが、現在は販売終了済み
UQモバイルでは、過去に京セラ製のガラケー端末・DIGNO Phoneが販売されていました。
DIGNO Phoneはおサイフケータイや防水にしっかり対応していて、さらにワンセグも見られる折りたたみケータイです。
月額220円で利用可能なUQモバイルのキャリアメールサービスにも、しっかり対応していました。
DIGNO PhoneはUQモバイルでは終売済みですが、中古などで本体を手に入れられればUQモバイルでしっかりと利用可能ですよ。
しかし2017年発売の古い端末なのでまだそこまで格安SIMの普及も進んでいなかったこともあり、なかなか中古市場などでも見かけない端末です。
UQモバイルで使えるガラケーはある?対応状況を解説!
UQ mobile公式サイトではガラケーの動作確認状況が掲載されていて、2021年11月時点だと以下の5機種で使えることがわかりました。
- DIGNO Phone(UQモバイル版)
- らくらくホン F-01M(ドコモ版)
- GRATINA 4G KYF31(au版)
- AQUOS K SHF33(au版)
- AQUOS K SHF32(au版)
しかしらくらくホンはメールが一切利用不可、ドコモのガラケーなので対応エリアの相性が悪く、電波が弱くなったり圏外になったりしてしまう可能性もあります。
またらくらくホンを利用する場合は、SIMロック解除も必須です。
auのガラケーはいずれもデータ通信やSMS、通話を利用でき、Gmailなどのフリーメールも利用できますが、UQモバイルのキャリアメールオプションは利用できません。
以上のとおり、DIGNO Phone以外はなんらかのデメリットや手間がかかってしまうので、正直あまりおすすめはできないのが事実です。
DIGNO Phoneも古い端末で、入手も難しいため、UQモバイルでのガラケー利用はハードルが高くなってしまいます。
そして動作未確認の機種については、データ通信や通話などができる保証がまったくないことに要注意です。
UQモバイルの対応端末についてはこちら!
大手キャリアでも、まだ普通にガラケーを契約できる
ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアでは、UQモバイルと違って普通にガラケーが販売されています。
例えばauなら、2021年にも4つの新モデルが発売されています。
しっかり通信・通話やキャリアメールが使えるガラケーを入手できるので、少なくとも端末の購入という点ではキャリアのほうが有利です。
格安SIMの場合、Yモバイルならガラケーを販売中
格安SIMでも、Yモバイルであればガラケーを契約できます。
DIGNOケータイ3やAQUOSケータイ3などの機種を回線と一緒に購入して、Yモバイルの料金プランで利用できますよ。
ガラケーを使うなら、UQモバイルと大手キャリアのどっちがおすすめ?
UQモバイルと大手キャリア、そしてYモバイルで、料金プランを比較してみました。
ガラケーを選ぶ時点でそこまでたくさん通信はしないと考えられるので、UQモバイルは最安3GBプランのくりこしプランS+5Gを設定します。
大手キャリアやYモバイルではガラケーの基本的なプランを選択し、各社の通信料金を表にまとめました。
ガラケープランをUQモバイルと大手キャリア・Yモバイルで比較! |
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通信料金 | 通話料金 | |
UQモバイル(くりこしプランS+5G、3GB) | 1,628円(自宅セット割適用時990円) | 30秒22円、10分かけ放題770円、かけ放題1,870円 |
ドコモ(ケータイプラン、100MB) | 1,507円(dカード支払い時1,320円) | 30秒22円、5分かけ放題770円、かけ放題1,870円 |
au(ケータイシンプルプラン、300MB) | 1,507円(2年契約時1,320円) | 30秒22円、5分かけ放題880円、かけ放題1,980円 |
ソフトバンク(ケータイ100MBプラン、100MB) | 1,408円 | |
Yモバイル(ケータイベーシックプラン、オプション契約で最大2.5GB通信可能) | 1,027.4円+通信料金330円~5,280円 | 30秒22円、かけ放題1,100円、 |
見てのとおり、基本料金だとUQモバイルはむしろ大手キャリアより割高となってしまいます。
通話料金も分数制限があるかけ放題が10分と長い程度で、そこまで金額に差はありません。
以上のことから考えると、ガラケーを使うならUQモバイルではなく大手キャリアを利用するのがおすすめとなります。
まとめ
今回は、UQモバイルでガラケーを使えるかどうかについて解説しました。
ポイント
- UQモバイルでは、5種類の端末でガラケーの動作確認済み
- UQモバイルのキャリアメールサービスに対応しているのは、販売が終了しているDIGNO Phoneのみ
- UQモバイルの料金プランは、auでんきなどとのセット割を適用しない限り大手キャリアと比べて割高
- UQモバイルでは新しいガラケーの購入もできない
- Yモバイルならガラケーを契約可能だが、通信料金が高めなのが難点
- 無理にUQモバイルに乗り換えず、大手キャリアでガラケーを使うのがおすすめ
あえてUQモバイルに乗り換える必要はなし、ガラケーは大手キャリアで購入・利用しましょう。