近年人気が高まりつつある格安SIM。これまでメジャーだった大手キャリアと比較すると圧倒的に安い利用料金が人気のポイントです！
一方で店舗が無かったり、対面でのサービスが受けられなかったりと、スマホに詳しくないと難しそうなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、人気の格安SIMであるmineo（マイネオ）の簡単な紹介と、ドコモからの乗り換え方法、どれだけ節約できるのか、詳しく解説します。
目次
mineoではau/ドコモ/ソフトバンクの回線が利用可能
mineoは、関西電力グループ企業が運営する格安スマホサービスです。
格安スマホはドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアと違い、圧倒的な低価格でスマホを利用できるのが大きな魅力！
安いといっても機能に不足があるわけではなく、広告宣伝費用を減らしたり、通信設備を大手キャリアからレンタルすることで設備投資を減らしコストダウンをしているため、安くサービスを提供できているのです。
mineoはインターネットの閲覧、電話、各種アプリなどが利用できる
mineoはドコモなどの大手キャリアの回線を利用しているため、基本的には同じように利用できます。
インターネットの閲覧や、電話、デザリングやアプリのダウンロードなど、契約タイプや端末にもよりますが、普段使っている機能は問題なく使えます。
mineoには主に2つのタイプ、3種類の回線がある
mineoの料金プランについて簡単に解説します。
mineoには音声通話とデータ通信ができる「デュアルタイプ」と、データ通信のみの「シングルタイプ」の2種類があります。
さらにそれぞれau、ドコモ、ソフトバンクの3種類から回線を選択でき、加えてデータ通信の容量も選ぶことができます。
| デュアルタイプ（音声通話＋データ通信） | Aプラン （au回線） |
Dプラン （ドコモ回線） |
Sプラン （ソフトバンク回線） |
| 1GB | 1,298円 | ||
| 5GB | 1,518円 | ||
| 10GB | 1,958円 | ||
| 20GB | 2,178円 | ||
| シングルタイプ（データ通信） | Aプラン （au回線） |
Dプラン （ドコモ回線） |
Sプラン
（ソフトバンク回線） |
| 1GB | 880円 | ||
| 5GB | 1,265円 | ||
| 10GB | 1,705円 | ||
| 20GB | 1,925円 | ||
mineoの料金プランについてもっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ！
ドコモからmineoへ乗り換えるメリット
メリット①ドコモからmineoの乗り換えは端末そのままでOK
格安スマホを検討している方なら、「格安SIMを利用するにはSIMロックの解除が必要」という話を聞いたことがあるかもしれません。
SIMロックというのは、端末を購入した携帯電話会社以外のSIMカードは使えない、というロックが端末にかかっている状態を指します。
例えばドコモで買ったスマホ本体は、ドコモのSIMカード以外使えないように制限されているのが普通です。
そのため、格安SIMの契約にはSIMロックの解除をするか、SIMフリーのスマホが必要となります。
しかしmineoではドコモの回線を利用しているため、ドコモからmineo（ドコモ回線）への乗り換えの場合、SIMロックの解除が必要ありません。
契約したSIMをそのまま差し替えるだけでサービスの利用開始ができます。
メリット②mineoは実店舗がたくさんある
格安SIMの多くは、ドコモなど大手キャリアと比較してサポートが手薄になる傾向があり、多くがオンラインのみでの対応を基本としています。
一方でmineoは、全国200以上の店舗があり、直接質問しながら契約をすることができるため、格安SIMの契約が初めての方でも安心して利用できます。
メリット③充実したサポート体制
mineoは24時間対応のAIによるサポートと、サポートアンバサダーと呼ばれるmineoユーザーにオンラインチャットで質問ができる2種類のサポート体制を用意しています。
加えて、「マイネ王」という独自のオンラインコミュニティサイトがあり、ユーザー同士が交流できる掲示板や、mineoをもっとよくするアイデアを提案できる「アイデアファーム」やスタッフブログなど、豊富なコンテンツが用意されています。
Q&Aコーナーもあるので、わからないことがあったら検索したり、質問を投稿することもできるので安心です。
ドコモからmineoへの乗り換え方法は６ステップ！
次はドコモからmineoへの乗り換え方法について解説していきます。
- 必要なものを用意
- 端末の動作確認
- mineo公式サイトで申し込み
- ドコモマイページでMNP予約番号を取得
- 使用する端末でAPN設定をする
- MNP転入手続きを行う
①ドコモからmineoへ乗り換える際に必要なもの4つ
ドコモからmineoへの乗り換え手続きを始めてから、必要書類を探してバタバタすることを避けるためにも、あらかじめ必要なものを確認しておくことをおすすめします。
mineoの契約に必要なのは以下の4点です。
- 本人名義のクレジットカード
- 本人確認書類
- メールアドレス
- 電話番号
本人確認書類は免許証やパスポートなど
本人確認書類は、運転免許証、運転経歴証明書、パスポート、個人番号カード、在留カード、外交官等住所証明書が該当し、申し込み時にアップロードする必要があります。
また、本人確認書類に記載のある住所が変更になっている場合は、公共料金の領収書やマイナンバーが記載されていない住民票を補助書類としてアップロードしましょう。
その他、上記の本人確認書類を持っていない場合についてもmineoホームページに記載があるので、ご確認ください。
連絡先メールアドレスはGmailなどを利用！
ここで気をつけて欲しいポイントが、連絡先として登録するメールアドレスです。
ここでドコモのキャリアメール（@docomo.ne.jp）を利用してしまうと、ドコモメールはドコモから乗り換えると利用できなくなるため、mineoからの連絡を受け取れなくなります。
②mineo公式サイトで端末の動作確認を！
現在使っているスマホをそのままmineoで使用したい場合、mineo公式サイトの「動作確認済み端末検索」から確認しましょう。
「動作確認済み端末検索」ページのキーワード欄に、現在使用中の端末名を入力し、対応プランから「ドコモ」を選択すれば確認ができます。
③mineo公式サイトから料金プランとオプションを選択
ご自身の端末がmineoで利用できることを確認したら、mineoへの申し込みを始めましょう！
| シングルタイプ（データ通信） |
デュアルタイプ（データ通信＋音声）
|
|
| 1GB | 880円 | 1,298円 |
| 5GB | 1,265円 | 1,518円 |
| 10GB | 1,705円 | 1,958円 |
| 20GB | 1,925円 | 2,178円 |
（※全て税込価格）
mineoではau回線を使用したAプラン、ドコモ回線を使用したDプラン、ソフトバンク回線を使用したSプランがそれぞれ用意されていますが、ドコモから乗り換える場合はDプランを選択しましょう。
また、申し込み時に有料オプションの選択も可能で、人気のオプションは次の3つです。
1位：mineoでんわ10分かけ放題【935円/月】
2位：持込み端末安心保障サービス【550円/月】
3位：ウイルスバスターモバイル 月額版【297円/月】
どのプランが良いか迷ってしまう方は、mineoの選び方ガイドから、自分の好みや状況を洗濯するだけでおすすめのプランを紹介してくれるので、参考にすることをおすすめします！
④ドコモマイページからMNPを取得
現在使用している電話番号をそのままmineoに乗り換えをする場合は、乗り換え前にドコモで手続きをする必要がありますので気をつけてください。
（※データ通信のみを利用される場合はMNPの必要はありません）
ドコモの場合は、下記の窓口から無料で申し込めます。
| ご利用方法 | MNP予約受付窓口 | 受付時間 |
| 携帯電話 | [ドコモの携帯電話から] 151（無料） | 9:00～20:00 |
| 一般電話 | 0120-800-000 | 9:00～20:00 |
| Web | My docomo → 契約内容・手続き → よく利用される項目 → ドコモオンライン手続き | 9:00～21:30 |
| 店頭 | ドコモショップ | 店舗によって 異なります |
オンラインからMNPの取得をする場合は、「My docomo」にアクセスし「契約内容・手続き」から「携帯電話番号ポータビリティ予約（MNP）」を選択。「お手続きをする」→「解約お手続き」と進み手続きを完了させてください。
ドコモのMNP予約番号は有効期限が15日で、mineoに申し込む際は有効期限が10日以上残っている必要があるため、MNP予約番号を取得したら早めに申し込みを済ませてしまいましょう！
⑤APN設定はインターネットに接続するための設定
mineoからSIMカードが届いたら、まずは本体のSIMを差し替えます。
SIMはスマホの本体脇から取り出すことができるのですが、開ける時にSIMピンか先のどがったものが必要になるケースが一般的です。
APNの設定方法【Android】
APNはスマホの「設定」画面から以下の手順で設定可能です。
- Wi-Fiをオフにする
- モバイルネットワーク→アクセスポイント名をタップ
- 画面のプラスボタンをタップし、必要事項を記入する
mineoのサポートページには機種ごとの詳しい設定方法や、設定の際に必要になる情報が記載されているので確認するようにしましょう。
APNの設定方法【iphone】
iphoneの場合は、Wi-Fiに接続した上でmineo公式サイトにあるQRコードを読み取ることで設定が可能です。
ドコモプラン用のQRコードを読み取りプロファイルと呼ばれるデータをダウンロードしたら、設定から「一般」→「VPNとデバイス管理」→「mineoドコモプラン」をタップしてインストールを完了させてください。
聞き慣れない単語が出てきて複雑に思えるかもしれませんが、一つづつこなしていけば問題ないので、ゆっくり進めていきましょう。
⑥最後に回線の切り替え！
APN設定が完了したら、MNP転入手続きをして回線を切り替えれば完了です！
ここで注意して欲しいのが、回線切り替えは端末の電源を切った状態で行う必要があるという点。パソコンやタブレットなど、別の端末からの操作が必要です。
手順はまず、パソコンもしくはタブレットなどからmineoのマイページにアクセスします。そこから「登録情報変更・サポート」のページに進み、「MNP転入切替/回線切替手続き」を選択します。
「MNP転入切替/回線切替手続き」のページが表示されたら、SIMカードの台紙に記載されている必要情報を入力し「回線切り替え」をクリックすれば手続きは完了です。
ドコモからmineoへ乗り換えるとどれだけ節約できるの？
ドコモからmineoに乗り換えると約１０万円お得に！
実際に、現在ドコモを契約されている方がmineoに乗り換えた場合どの程度の差額が生じるかをまとめた表が次になります。
| mineo | ドコモ | ||
| デュアルタイプ | ギガライト | ギガホ プレミア | |
| 1GB | 1,298円 | 3,465円 | － |
| 3GB | － | 4,565円 | 5,555円 ※3GBまで |
| 5GB | 1,518円 | 5,665円 | － |
| 7GB | － | 6,765円 | － |
| 10GB | 1,958円 | － | － |
| 20GB | 2,178円 | － | 7,205円 ※60GBまで |
ドコモからmineoに乗り換えた際の金額の差が一目瞭然ですね！
例えばスマホをあまり使わない方で、現在ドコモの5GBのプランを契約している場合、ドコモだと5,665円なのが、mineoへ乗り換えると1,518円と、4,000円以上お得になります。
ひと月あたり4,000円の差額となると、２年間で計算すると4,000円×24ヶ月＝96,000円節約できることになります。
まとめ
以上、ドコモからmineoに乗り換えた際のメリットや乗り換え方法について紹介してきました。
ポイント
- mineoは、関西電力グループ企業が運営する格安スマホサービス
- ドコモからmineo（ドコモ回線）への乗り換えの場合、SIMロックの解除が不要
- mineoは、全国200以上の店舗があり、対面でのサポートもうけることができる
- 乗り換えに必要なのは本人名義のクレジットカード、本人確認書類、メールアドレス、電話番号
- 5GBのプランを契約している場合、月4,000円以上お得
自分で手続きをしなければいけない分ハードルが高そうなイメージのある格安SIMですが、１つずつこなしていけば簡単にできますので、ぜひ挑戦してみてください。
