OCNモバイルONEはNTTコミュニケーションズが運営している格安SIMです。
ドコモの信頼性や安定性に目が行きがちですが、実はデータ繰り越しも優れています。
データを気にしながら利用するのはストレスが溜まりますが、OCNモバイルONEならデータ繰り越しで無駄なくデータが使えるので安心です。
この記事では、OCNモバイルONEの料金プランとデータ繰り越しについて解説していきます!
この記事でわかること
- OCNモバイルの料金プラン
- 他社と比較したデータ繰り越しのメリット
- OCNモバイルで賢く節約する方法
この記事を読めば、OCNモバイルONEの賢い使い方が丸ごとわかりますよ!
目次
OCNモバイルONEの料金プラン
まずはOCNモバイルONEの料金プランを理解しましょう。
OCNモバイルONEには「音声対応SIMカード」「SMS(ショートメッセージ)対応SIMカード」「データ通信専用SIMカード」の3種類の料金プランがあります。
また初期費用として、初期手数料が3,000円、SIMカード手配料が394円かかります。
最低利用期間や解約料金は廃止されているので安心です。
音声対応SIMの通信容量別の料金
音声対応SIMは「インターネット接続・SMS・通話」ができるSIMカードです。
キャリアのスマートフォンと同様、データ通信と高品質な音声通話ができます。
MNPで乗り換えれば今の電話番号をそのまま使うことも可能です。
機能面が充実しているため、SIMカード選びに迷ったら音声対応SIMカードを選ぶとよいでしょう。
通信容量 | 料金 |
500MB | 500円(税込550円) |
1GB | 700円(税込770円) |
3GB | 900円(税込990円) |
6GB | 1,200円(税込1,320円) |
10GB | 1,600円(税込1,760円) |
SMS対応SIMの通信容量別の料金
SMS対応SIMは「インターネット接続・SMS」が使えるSIMカードです。
電話番号を取得できるものの通話はできず、連絡手段はSMSやLINE、メールになります。
通話が可能な音声対応SIMと料金体系が変わらないため、SMS対応SIMを選ぶメリットは特にありません。
通信容量 | 料金 |
3GB | 900円(税込990円) |
6GB | 1,200円(税込1,320円) |
10GB | 1,600円(税込1,760円) |
データ通信専用SIMの通信容量別の料金
データ通信専用SIMは「インターネット接続」のみ使えるSIMカードです。
動画専用のタブレットや、WiFiルーター代わりの端末などに利用できます。
音声対応SIMよりも低価格なので、とにかく通信費を安く抑えたいときにおすすめです。
通信容量 | 料金 |
3GB | 780円(税込1,858円) |
6GB | 1,080円(税込1,188円) |
10GB | 1,480円(税込1,628円) |
OCNモバイルONEのデータ繰り越しを解説
続いて、イオンモバイルのデータ繰り越しについて詳しく解説していきます。
OCNモバイルONEなら、手続き不要で契約通信容量に応じた繰り越しサービスを受けられます。
データ繰り越しとは?
データ繰り越しとは、余ったデータ容量を来月使用分に持ち越せるサービスです。
申し込みやオプション料金は不要で、基本サービスとして設定されています。
例えば、3.0GB/月コースで1.0GBしか使わなかった場合、翌月は3.0GB+1.0GBで合計4.0GB使用可能です。
繰り越した分のデータ容量から優先的に消費されるため、基本容量の利用をおさえられます。
データ繰り越しの期間
OCNモバイルONEでデータ繰り越しができる期間は翌月までです。
例えば10.0GB/月コースで5.0GB余った場合、翌月は15.0GB使用できます。
翌月に4.0GBしか使わなかった場合11.0GB余る計算になりますが、前月繰り越し分の1.0GBは消えるため、翌々月の繰り越しは10.0GBです。
繰り越し分のデータ容量から優先的に消費されるため、よほど合わないプランを選ばない限りは、繰り越し分を使いきれないことはないでしょう。
OCNモバイルONEのデータ繰り越しはプラン変更しても消滅しない
OCNモバイルONEでは、毎月コース変更が無料ででき、使用データ量に合わせて細かい調整が可能です。
繰り越しが発生した月にコース変更を行った場合でも、繰り越し分のデータ容量は翌月に反映されます。
これを利用し、データを多く繰り越せた翌月はデータ容量の低いコースに変え、繰り越し分を消費したら元の容量のコースに戻す、といった使い方も可能です。
OCNモバイルONEは毎月無料で何回でもコース変更できるため、繰り越しデータを細かく調整すれば節約ができます。
OCNモバイルONE公式サイト
OCNモバイルONEのデータ繰り越しを他社と比較
続いて、OCNモバイルONEのデータ繰り越しを他社と比較します。
基本的にどのキャリアもデータ繰り越しはあるので、料金やその他のサービスを比較するとよいです。
各社ともデータ繰り越し可能
OCNモバイルONEの競合によく挙げられる格安SIM5社は、どれもデータ繰り越しが可能です。
使い切れなかったデータ基本容量は翌月に自動で繰り越されます。
ただし、キャリアによっては追加チャージが翌月繰り越し対象外の場合があるので、よく確認しましょう。
Yモバイル
Yモバイルは、シンプルS/M/Lプランを対象に、データ繰り越しができます。申し込みや追加料金は不要で、標準装備されています。
通信容量 | 料金 |
3GB | 990円 |
15GB | 2,090円 |
25GB | 2,970円 |
OCNモバイルONEが5つの料金プランを用意しているのに対し、Yモバイルは3つになります。
OCNモバイルONEは10GBまでしか対応していないため、データ消費量が多い方におすすめです。
データ繰り越しがあれば容量が余っても翌月に持ち越せるため、大容量プランがあるのは魅力的です。
データ増量プションは一律550円で、シンプルSでは+2GB、シンプルM/Lでは+5GBになります。
大容量プランだとオプション追加量がさらにお得になるため、データ容量不足も心配いりません。
Y!mobile公式サイト
UQモバイル
UQモバイルでもデータ繰り越しはありますが、消費順は「繰り越し分>基本データ容量>追加購入データ容量」です。
追加購入したデータ容量は繰り越し対象ではないため、お得に使うなら極力避けたほうがよいです。
通信容量 | 料金 |
3GB | 1,628円 |
15GB | 2,728円 |
25GB | 3,828円 |
他の料金プランに比べて割高なので、とにかく通信料を抑えたいという人には向きません。
OCNモバイルONEでデータを賢く使うための工夫
最後に、OCNモバイルONEでデータを賢く使うための工夫について解説します。
速度切り替えを利用する
OCNモバイルONEには高速通信と低速通信を切り替えられる「節約モード」があります。
動画や写真、音楽を高速でダウンロードしたいときは節約モードをオフにして高速通信に、メールやニュースなどのテキストを読む時は節約モードをオンにして低速通信にできます。
専用アプリで瞬時に切り替え可能なので、シーンに合わせて細かく切り替えれば通信容量の節約が可能です。
節約モードON時には速度制限が送受信時最大200kbpsで、基本容量や追加容量は消費されません。
バースト転送機能を活用する
「バースト転送機能」とは、低速通信時でも通信開始から150KBまでの読み込みなら、高速通信できる機能です。
テキストが多めのWebサイトの閲覧やSNS、メールチェック程度ならバースト転送機能で十分に読み込めます。
もしそうした用途に限られるなら、「低速モード+バースト転送機能」で利用することを前提に、データ容量の低いプランを契約するのも手です。
複数SIMで容量をシェアする
OCN モバイル ONEでは、1契約につき合計5枚までSIMカードを追加できます。
1契約分の容量で複数枚のSIMカードをシェアする形式で、端末ごとにSIMカードを入れ替える必要がありません。
SIMカードを1枚追加するごとに月額400~520円かかりますが、OCNモバイルONEを複数端末で使えます。
OCNモバイルONEはデータ繰り越しが優秀なので、複数端末を余裕のある容量プランで利用し、データが余ったら来月に繰り越せばお得です。
初月契約料が発生するプランもあるので、できるだけ一社にまとめたほうがよいでしょう。
おかわり機能(機能容量追加オプション)を利用する
OCNモバイルONEでは、容量オーバーした時に「おかわり機能」で容量を追加し、制限を解除できます。
OCNモバイルONEアプリからの申し込みなら、500円で1.0GB追加可能です。
毎月6回まで追加申し込みでき、申し込み後はすぐに反映されて制限が解除されます。
おかわり機能で追加したデータも繰り越しできるため、万が一あまり使わなかったとしても安心です。
通信容量の消費は「繰り越し容量>繰り越し追加容量>当月の基本通信料」の順番になっているため、繰り越した追加容量は優先的に消費されて無駄がありません。
通信制限のまま我慢して使うよりも、多少割り高でもデータ繰り越しできるおかわり機能をおすすめします。
「MUSICカウントフリー」対象の音楽サービスは通信容量が消費されない
「MUSICカウントフリー」に申し込むと、対象の音楽サービスを通信容量の消費なしで利用できます。
対象サービスは「amazon music」「ANIUTa」「AWA」「dヒッツ」「LINE MUSIC」「Spotify」「ひかりTVミュージック」です。
追加利用料はかからないので、対象サービスを利用しているなら申し込まない手はありません。
MUSICカウントフリーを利用する際に設定は不要なので、申し込むだけですぐに楽しめます。
音楽を聴いたりデータダウンロードしたりしても通信容量が消費されないため、普段から音楽アプリをよく使う人におすすめです。
OCNモバイルONE公式サイト
まとめ:OCNモバイルONEはデータ繰り越しでお得に使える
この記事ではOCNモバイルONEのデータ繰り越しについて解説してきました。
OCNモバイルONEでは自動でデータ繰り越しができ、おかわり機能も繰り越し対象になります。
豊富なプランの中から自分の使い方に合ったものを選び、データ繰り越しを活用してOCNモバイルONEをお得に活用しましょう。
OCNモバイルONE公式サイト