povo2.0はauが開始した新しい格安プランです。
基本料が無料で、データ通信量やかけ放題などのトッピングを自由に追加してカスタマイズできます。
そんなpovo2.0ではテザリングが無料で利用可能です。
auと違い申し込みは不要、利用できるデータ通信量の制限もありません。
povo2.0ならテザリングを思う存分使えますよ。
本記事ではpovo2.0でテザリングを利用する手順や繋がらない時の対処法について解説します。
目次
povo2.0はテザリングに対応!追加料金も無料
結論から言うと、povo2.0はテザリングに対応しています。
auでテザリングを利用する際は申し込みが必要で、プランによっては月額料金もかかります。
povo2.0ならテザリングの申し込みが不要、さらに追加料金もかかりません。
本家auの場合、プランによってはテザリングで利用できるデータ容量に制限があります。
例えば「使い放題MAX」プランは月間のデータ通信量が無制限ですが、テザリングは月30GBまでです。
povo2.0ではテザリングの容量制限は一切ありません。
自由にテザリングを使えます。
データ使い放題(24時間)やコンテンツトッピングもテザリングの対象
povo2.0のテザリングはデータ使い放題(24時間)やコンテンツトッピングも対象です。
さきほど解説した通り、povo2.0のテザリングにはデータ通信量の制限がありません。
データ使い放題(24時間)を契約すれば、テザリングも24時間使い放題です。
テザリングとデータ使い放題(24時間)を組み合わせることで、
- 外出先でノートパソコンを使ってビデオ会議
- 旅行中にポケットWi-Fi代わりに使う
- 休日にタブレットを使ってアニメ・ドラマを一気見する
といった使い方ができます。
コンテンツトッピングは特定のサービスが使い放題になるサービスです。
現在はDAZN(760円)とsmash.(220円)の2種類が用意されています。
コンテンツトッピングに加入すれば、テザリングを経由する場合も対象サービスが使い放題です。
例えば「DAZN使い放題パックを契約し、テザリングを経由してタブレットの大画面で試合を楽しむ」といった使い方ができます。
povo2.0のテザリング対応機種
povo2.0に対応している機種は原則テザリングにも対応しています。
iPhoneは6s以降すべての機種でpovo2.0のテザリングが利用可能です。
セルラー版であればiPadも対応しています。
Androidも多くの機種でテザリングを利用できますが、一部対応していない機種があるため注意してください。
2022年3月末時点で、povo2.0に対応していない機種は以下の通りです。
ココに注意
- USBテザリング不可:Xperia X Performance SOV33、TORQUE G02、おてがるスマホ01、BlackBerry KEY2
- Wi-Fiテザリング不可:ZenFone 5Q
- テザリング不可:Alcatel IDOL 4、ZTU31、AQUOS sense3 lite
povo2.0の動作確認端末は対応機種・端末に掲載されています。
念のため、最新情報を公式サイトからチェックしておきましょう。
povo2.0でテザリングを利用する方法
povo2.0でテザリングを利用する際は端末でテザリング機能をオンにすればいつでも使えます。
別途、テザリングの申し込みは不要です。
iPhone/Android、それぞれでテザリングをオンにする手順を解説しますね。
iPhoneのテザリング設定
まずはiPhoneのテザリング設定手順です。
iPhoneのテザリング設定
- 「設定」→「インターネット共有」の順にタップする
- 「ほかの人の接続を許可」をタップしてオン(緑色)にする
- 「Wi-Fiパスワード」をタップして接続用のパスワードを設定する
- 接続したいパソコンやタブレットのインターネット設定からiPhoneを選ぶ
- パスワードを入力する
テザリングをオンにすると、iPhoneの名前がアクセスポイントとして表示されます。
iPhoneの名前は「設定」→「一般」→「情報」→「名前」から確認・変更が可能です。
なお、上記の手順はWi-Fiテザリングの手順です。
USBテザリングを利用する場合はテザリング機能をオンにしたあと、USBケーブルでiPhoneとパソコンを接続してください。
Bluetoothテザリングの場合は事前にBluetoothをオンにし、テザリングを利用したい端末とペアリングしておきましょう。
iPhoneのBluetoothペアリング設定
- 「設定」→「Bluetooth」の順にタップする
- 「Bluetooth」をタップしてオン(緑色)にする
- 一覧に出てきた端末をタップしてペアリングする
ペアリングが終わったらテザリング機能をオンにし、テザリングを利用したい機器からiPhoneに接続すればOKです。
- Windows PC:タスクバーの「Bluetoothマーク」を右クリック→「パーソナルエリアネットワークへの参加」を押す→iPhoneを選択する
- Mac:メニューバーの「Bluetoothマーク」からiPhoneを選択→「ネットワークへ接続」を押す
- Android:「設定」→「接続済みのデバイス」→「iPhone」→「インターネットアクセス」の順にタップする
iPadの場合はテザリングをオン&ペアリングした時点で自動的に繋がります。
Androidのテザリング設定
続いてはAndroidのテザリング設定です。
Androidは端末やメーカーによって異なります。
ここでは例としてPixel 3(Android 12)での手順を紹介しますが、その他のモデルについては取扱説明書も参考にしてください。
Android(Pixel 3)のテザリング設定
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」の順にタップする
- 「アクセスポイントとテザリング」をタップする
- 「Wi-Fiアクセスポイント」をタップする
- 「Wi-Fiアクセスポイントの使用」をタップしてオン(緑色)にする
- 接続したいパソコンやタブレットのインターネット設定からアクセスポイント名を選ぶ
- パスワードを入力する
USBテザリングを利用する場合はパソコンをUSBケーブルで接続し「USBテザリング」をタップすればOKです。
Bluetoothテザリングの場合は「Bluetoothテザリング」をタップしてください。
あとはテザリングしたい機器とペアリングすれば接続できます。
Android(Pixel 3)のBluetoothペアリング設定
- 「設定」→「接続済みのデバイス」の順にタップする
- 「新しいデバイスとペア設定」をタップする
- 一覧に出てきた端末をタップしてペアリングする
povo2.0でテザリングできない時の対処法
povo2.0でテザリングができない時は以下の対処法を試してみてください。
ポイント
- 端末を再起動する
- APNタイプに「,dun」を追加する
- BALMUDA Phone X01Aは個別に設定が必要
端末を再起動する
テザリングがうまく繋がらない時は端末を再起動しましょう。
一時的な不具合が原因の時は、再起動でおおむね解決します。
再起動の手順
- iPhone:「電源ボタン」と「音量ボタン(上下いずれか)」を同時に長押し→「スライドで電源オフ」をスライドする
- Android:「電源ボタン」を長押し→「再起動」をタップする
iPhoneは直接再起動できません。
電源をオフにしたあと、手動で再度電源をオンにしてください。
APNタイプに「,dun」を追加する
一部の機種ではテザリングする際にAPNの追加設定が必要です。
APN設定画面を開き、「APNタイプ」の項目に「,dun」を追加してください。
すでに他の項目が入力されているときは、その文字列を消さずに「,dun」を追加しましょう。
BALMUDA Phone X01Aは個別に設定が必要
BALMUDA Phone X01Aでpovo2.0のテザリングを利用する際は以下の設定が必要です。
名前 | povo2.0 |
APN | povo.jp |
APNタイプ | default ※,dunは不要 |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
MVNOの種類 | GID |
MVNO値 | 26 |
BALMUDA Phone X01Aでpovo2.0のテザリングを利用できない時は、上記の設定になっているかAPNを再確認しましょう。
povo2.0でテザリングを利用する際の注意点
povo2.0でテザリングを利用する際は以下の点に注意してください。
ココに注意
- 必ずパスワードを設定する
- スマホのバッテリー消費が激しくなる
- データ通信量を消費しすぎないようにする
- 海外ではテザリングを利用できない
必ずパスワードを設定する
Wi-Fiテザリング時は必ずパスワードを設定してください。
パスワードを設定しないと、誰でも勝手に接続できてしまいます。
データ通信量を「タダ乗り」されるだけでなく、セキュリティ的にも好ましくありません。
BluetoothおよびUSBテザリング時は勝手に接続される心配はありません。
パスワードの設定も不要です。
スマホのバッテリー消費が激しくなる
Wi-Fiテザリングではスマホのバッテリー消費が激しくなります。
バッテリー切れに注意してください。
外出先でWi-Fiテザリングを利用する際は、モバイルバッテリーを持参しておくと安心です。
また、BluetoothテザリングはWi-Fiテザリングと比べるとバッテリー消費が穏やかです。
通信速度は遅くなりますが、バッテリー持ちを良くしたいならBluetoothテザリングを活用しましょう。
USBテザリングならスマホを充電しながらテザリングできます。
ケーブルを持ち歩くのは手間ですが、パソコンでテザリングを利用するならおすすめです。
データ通信量を消費しすぎないようにする
テザリング利用時はpovo2.0のデータ通信量を消費します。
「データ追加1GB」のような有限のデータトッピングを利用する際は、データ通信の使い過ぎに注意してください。
とくにパソコンやゲーム機はデータ通信量の消費が激しくなります。
海外ではテザリングを利用できない
海外ではpovo2.0のテザリングを利用できません。
そもそもpovo2.0は国際ローミングに未対応です。
povo2.0自体が海外で使えないので、テザリングも当然使えません。
海外に行く場合はahamoや楽天モバイルなど、国際ローミングがお得なキャリアがおすすめです。
まとめ
以上、povo2.0のテザリングについて解説しました。
ポイント
- povo2.0はテザリングに対応している
- 申し込みも追加料金の支払いも不要
- データ使い放題(24時間)やコンテンツトッピングもテザリングの対象
- 一部の機種ではテザリングを使えない
- APNに追加設定が必要な場合もあり
- Wi-Fiテザリング時は必ずパスワードを設定する
- バッテリーやデータ通信量の消費に注意
- 海外ではそもそもpovo2.0が使えない
povo2.0はテザリングを利用できます。
auと違って申し込みや追加料金は不要、さらにデータ通信量の制限もありません。
データ使い放題(24時間)と組み合わせることで、好きなだけテザリングを利用できますよ。
povo2.0はテザリングをお得に利用したい人にもおすすめです。