SMS(Short Message Service)機能は、携帯電話同士で電話番号を宛先にしてメッセージをやり取りするサービスです。
電話番号を知っている相手との簡単なメッセージのやり取りはもちろん、ワンタイムパスワードのやり取りや本人確認などで活用されることが多く、スマホでの便利な機能の1つです。
この記事では、nuroモバイルのSMS機能の利用方法やSMSが利用できる料金プラン、海外での利用などについて詳しく解説します。
目次
nuroモバイルは回線を3大キャリアから選べる格安SIM
nuroモバイルは、ソニーネットワークコミュニケーションズが展開している格安SIMです。
格安SIMの中でも料金体系が安いのが特徴で、「とにかく毎月のスマホ代を下げたい」という方におすすめです。
安いプランだと1,000円を切るものから、高くても1,500円程度と、その安さは格安SIMの中でも郡を抜いています。「お試しプラン」もあり、使いやすさを試すことができるのも嬉しいポイントです。
安いことに加え、回線を3代キャリアの「ドコモ」「au」「ソフトバンク」から好きなものを選べるのも特徴です。
現在使っているスマホのキャリアの回線を選ぶことができるため、電波の繋がりやすさや利用可能エリアを気にせず乗り換えることができます。
SMSって?ショートメッセージ機能でできること
そもそも「SMS」とは、何なのでしょうか。
SMSは「ショートメッセージ機能」の略で、電話番号を使って簡単な文章をやり取りすることができるサービスです。
メールアドレスが分からなくても、メールのように文章で相手にメッセージを送れます。
また「SMS認証」といって、WEBサイトやアプリにログインするために、ワンタイムパスワードのやり取りとして使われることもあります。
電話番号を使ったSMS認証によって不正ログインを防ぐことにつながります。
nuroモバイルでSMSは使える!
nuroモバイルはSMS機能に対応していますが、すべてのSIMタイプで利用できるわけではありません。
まずはnuroモバイルのSIMタイプについて解説します。
nuroモバイルのSIMタイプは全部で3つ
nuroモバイルのSIMタイプは「音声通話付き SIM」「データ通信+SMS SIM」「データ通信専用 SIM」の3つから選ぶことができます。
音声通話付きSIM |
データ通信+SMSSIM | データ通信専用SIM | |
ネット |
◯ |
◯ |
◯ |
SMS |
◯ |
◯ |
✕ |
電話 | ◯ | ✕ |
✕ |
この3つのSIMタイプを選び、自分に合った通信量と回線を選んで契約します。
nuroモバイルでSMS機能が使えるのは「音声通話付きSIM」と「データ通信+SMSSIM」
上の表にもあるように、nuroモバイルでは「音声通話付きSIM」と「データ通信+SMSSIM」を契約している方はSMSが利用可能です。
回線はドコモ・au・ソフトバンクに関わらず利用できますのでご心配なく。
最近では、SMS認証がかなり主流になってきているため、メインのスマホとして契約をしようと思っている人にはSMS機能付きのSIMがおすすめです。
反対にサブ機として使う場合はもっとも安い「データ通信専用SIM」でも問題ないかもしれません。
データ通信専用SIMを契約している場合は変更が必要
nuroモバイルにはSMS機能のみを追加するオプションはありません。
そのため、現在nuroモバイルのデータ通信専用SIMを契約している方でSMS機能を利用したい場合は、SIMプランの変更が必要になります。
変更の際にはサポートセンターに電話をして、契約プランのタイプ変更の旨を伝えます。
SIMカードの変更で済む場合には変更手続きを、一旦解約が必要になることもありますので、その場合は解約の手続きを行う必要があります。
SIMを切り替える手数料として3,000円(税別)や、解約金がかかるプランもありますので、変更の必要がないよう契約の際には慎重にSIMタイプを選びましょう。
nuroモバイルでSMSを利用したときの料金は?
nuroモバイルでSMSを送信したときにかかる料金は1通あたり税込み3.3円〜33円です。
受信の際には料金はかかりません。
「音声通話付きSIM」と「データ通信+SMSSIM」、また回線が違っても料金に違いはありません。
具体的な料金は文字数によって異なり、下記の通りになっていますのでご覧ください。
送信文字数(全角) | 国内SMS送信料 |
1〜70文字 | 3.3円 |
71~134文字 | 6.6円 |
135~201文字 | 9.9円 |
202~268文字 | 13.2円 |
269~335文字 | 16.5円 |
336~402文字 | 19.8円 |
403~469文字 | 23.1円 |
470~536文字 | 26.4円 |
537~603文字 | 29.7円 |
604~670文字 | 33円 |
au回線では+メッセージも利用可能!ドコモやソフトバンクも提供予定
+メッセージとは、ドコモ・au・ソフトバンクの大手3キャリアが共同で提供するメッセージアプリです。携帯電話番号を利用して、メッセージを送ることができます。
nuroモバイルの場合は現在au回線のみで利用可能ですが、今後はドコモやソフトバンク回線でも利用できるようになる予定です。
SMSと違うのは、料金は通話料ではなくデータ量として計算されることです。上の表のようにメッセージごとに通話料金が増えるということがないので、料金を気にせずメッセージを送りたいという人にオススメのアプリです。
+メッセージには「グループチャット」「スタンプ機能」「既読・未読機能」などがあり、SMSよりも充実したメッセージを送れます。
au回線を利用していて+メッセージを使いたい!という人はKDDIの+メッセージ公式ページからアプリをダウンロードしてみてくださいね。
nuroモバイル公式サイトnuroモバイルのSMSは海外でも利用できる!
仕事や旅行で海外へ行ったり、海外の方とやり取りする際、SMSが利用できると非常に便利です。
nuroモバイルの場合は、契約の種類により海外でもSMSを利用することができます。
nuroモバイルで海外で利用できるのは音声通話付きSIMのみ
nuroモバイルを海外で利用したい場合にはオプション「国際ローミング」(現地の通信会社の回線を利用して通話・通信できるサービス)への申し込みが必要になります。
国際ローミングは「音声通話付きSIM」のみに対応しているオプションですので、「データ通信+SMSSIM」「データ通信専用SIM」を契約中の方はそもそも海外で利用することはできません。
また、ドコモ回線のみでの提供となっているので、そちらも注意が必要です。
海外でSMSを利用する場合の料金は?
海外でSMSを利用すると、文字数によって50〜500円の料金がかかります。
詳しくは下の表をご覧ください。
国内のときと同じく、受信には料金はかかりません。
送信文字数(全角) | 国際SMS送信料(ドコモ回線) |
1〜70文字 | 50円 |
71~134文字 | 100円 |
135~201文字 | 150円 |
202~268文字 | 200円 |
269~335文字 | 250円 |
336~402文字 | 300円 |
403~469文字 | 350円 |
470~536文字 | 400円 |
537~603文字 | 450円 |
604~670文字 | 500円 |
国内から海外へのSMS送信は「国際電話・SMS」オプション
海外で利用するのではなく、国内から海外へ通話やSMSの送信をしたい場合は「国際電話・SMS」オプションに申し込む必要があります。
「国際電話・SMS」は、日本国内で使用している携帯電話から海外に国際電話をかけることができるサービスです。通話料は別途かかります。
メールなどのデータ通信サービスは、海外では使えない。対処法は?
データ通信機能を使って利用するサービス(メールやSNS、LINE、ネットサーフィンなど)は、nuroモバイルの場合は海外では使えません。
以下のような対処法を使うことで、海外でnuroモバイルのデータ通信サービスを使えるようになります。
・ホテルや観光地などにあるフリーのWi-Fiスポットに接続する
・旅行者用のプリペイドSIMを現地で購入して使う
・海外利用に対応した携帯キャリアを別途契約する
まとめ:nuroモバイルでSMSは利用できる!ただし契約プランによる
本記事では、nuroモバイルのSMS利用について海外での利用や料金も含めて解説しました。
ポイント
・nuroモバイルでSMS機能が使えるのは「音声通話付きSIM」と「データ通信+SMSSIM」
・国内でのSMS送信は1回あたり3.3〜33.0円
・海外での利用には「国際ローミング」への申し込みが必要
・国内外問わず受信には料金がかからない
アプリやSNSの普及により、メインの連絡手段としてSMSを活用している人は少ないかもしれません。
しかしSMSは、電話番号を知っている相手との簡単なメッセージのやり取りはもちろん、ワンタイムパスワードのやり取りや本人確認などで活用されることが多く、スマホでの便利な機能の1つです。
nuroモバイルをメインの回線として契約する場合は、SMSサービスが利用できる、「音声通話付きSIM」と「データ通信+SMSSIM」がおすすめですよ。
nuroモバイル公式サイト